ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「桜田門外ノ変」

2012-06-03 07:30:37 | Weblog

                          「桜田門外の変」

私、歴史あまり詳しくないので、「桜田門外の変」という出来事があった、くらいしか解らずに(汗)鑑賞となりました。

オープニングの「絵地図と解説ナレーション」には拍子抜けしましたが・・(+o+)

ストーリーの時系列が前後するので、結構考えないと、ありゃ・・・(゜∀。)このシーンは・・??となってしまうです。

物語はオープニングして間もなく「決戦前夜」になる。
そして程なく「その日」へと舞台は進む。
「こんなに早く一番の“見せ場”が来て、いいのかなぁ・・」と心配になるほど、早い。

その「たてまつる!」で始まる「桜田門外の変」


凄い迫力だ。“切っても切っても敵がまた立ち上が”ってくる(?)のか、かなり長い“見せ場”だ。
しかし息もつかせぬ殺陣、見ているこちらも力が入る。
人間て、やはり血の色に反応するのだろうか。芝居だと判っていても、「いけー!」などと心拍数も上がる。

井伊直弼がのっている駕籠に浪士が切り込む段では、私も見届け人になったような気分で「見事でござった」とえらそうにうなずいた。

映画はこのあと、「桜田門外の変」に至るまでの経緯を、時系列を戻して描く。

安政の大獄。はずかしながら、この作品でほぼ初めてどういうものか知りました。
吉田松陰がこれで死罪になったのが29才!そんな若くして、とは知りませんでした。

そして物語は、水戸浪士一人ひとりの最期を映し出してゆく。

決戦中に討死した稲田重蔵(田中要次)を筆頭に・・。

主人公・関鉄之介(大沢たかお)の家の家宅捜索(?)の場面は胸が詰まった。
加藤清史郎君、恐るべし・・・。

ラスト近くの死罪言い渡しのシーンで、一人ひとりの年齢が出る。
二十代、三十代で散っていった浪士の多さに驚く。

最後、関が刑場の露と消えるエンディングまで、「桜田門外の変」のシーンからかなり時間が経っているので、少々ストーリーが間延びした感はあるが、
決起した浪士たちの強い志は十分伝わって来る作品だった。

追記.エンディングの歌、どうなのかな~。インストのほうがよかったような気がします・・・。




ひきばっち的満足度★★★☆







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