ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「博士の愛した数式」

2009-01-27 22:53:59 | Weblog
 博士の記憶は、80分しかもたない・・。

数学、中でも整数学の天才である博士(寺尾聰)は、不慮の交通事故によって記憶

に障害が残り、事故以前の記憶はあるものの、それ以降は80分しか記憶がもたな

くなってしまった・・。

そんな博士の家政婦として、杏子(深津絵里)は雇われることになった。依頼したのは博士と同じ敷地の母屋に住む義姉(浅丘ルリ子)だった。

杏子が初めて博士の住まいを訪れた時、博士は開口一番「君の靴のサイズはいくつかね?」
24ですと答えると、博士は微笑みながら「それはいい、非常にいさぎよい数字だ」杏子が??となっていると、「4の階乗だ、あがりなさい」

その日から博士と杏子と√[ルート、杏子の息子・10才](斉藤隆成)の驚きと微笑みに満ちた日々が始まった・・。

いやぁ、好きですね、こういう映画!作り手のセンスが光りますね(^^♪!

大人になり数学の先生になった√(吉岡秀隆)を物語の語り部としたことも、ストーリーを引き締めるのに効果的だったと思います。

ネーピア数や友愛数といった数学用語が出てきますが、博士が微笑みながら教えてくれるので、見ている私も博学になった気分です。

寺尾聰の博士はもちろん素敵なのですが、深津絵里がいい!!芯の強さ、女性としての美しさ、母としての優しさ。力みなく好演していますね(^^♪。
この映画の清清しさは、彼女に依るところが大きいと思いますよ!

そして何と言っても映像が美しい!夕暮れの陽が差し込む博士の部屋、桜咲く春の道・・。プロの仕事ですね・・・!

決して派手な映画ではありませんが、とても素敵な映画です。
また一本、名作に出会えた。そんな気持ちにさせてくれる作品でした・・。

原作 小川洋子「博士の愛した数式」

監督 小泉尭史

出演 寺尾聰
   深津絵里
   斉藤隆成
   吉岡秀隆
   浅丘ルリ子   他


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは♪ (ミチ)
2009-01-29 19:16:42
この原作もとーってもいいですよ~。
私は原作が先だったんですが、映画は原作の雰囲気をとても良く伝えていたように思いました。
返信する
Unknown (erabu)
2009-01-29 20:23:57
ひきばっちさん、コメントありがとうございました。

>決して派手な映画ではありませんが、とても素敵な映画です。
同感です。記憶障害という重いテーマですが、希望を感じさせる作品でした。
心が癒される映画は貴重ですよね。

今後ともよろしくお願いします。
返信する
ミチさん こんにちは♪ (ひきばっち)
2009-01-30 21:01:21
是非読んでみたいです!
映画と比べて読んでみます。
返信する
erabuさん こんにちは♪ (ひきばっち)
2009-01-30 21:04:21
見た者が、優しくなれるような映画でしたね。
こちらこそ宜しくお願いしますm(__)m。
返信する

コメントを投稿