TAKAOSANのブログ(OCN CAFEから引越し)

このブログを始めた頃と様々なことが変わりました。
30代だった私も定年退職が近い年齢になってきました。

大政奉還

2009-01-11 09:02:00 | 日々雑感
大政奉還といっても、江戸幕府崩壊ではない。
トヨタである。

日本の代表的企業であり、世界のトヨタ。
14年ぶりに創業家出身の豊田章男副社長が、社長に昇格するようだ。
急激に悪化した業績を回復させる切り札として期待されているようだ。

それにしても、何故、今更創業家が社長になることが切り札なのだろうか?

フジサンケイ ビジネスアイによると、ある日、豊田家出身のトップが現場を視察した。
その時、直立不動で出迎えた工場長は「ご苦労さん」と声をかけられて涙ぐんだとのこと。
この現場から管理部門まで一体感をもたらす求心力こそが創業家の強みということだと伝えている。

確かに、一体感は、カリスマ創業者がいた企業ならではであろう。
私には世界的企業が、これでいいのかという疑問はあるが、豊田家の社長に恥をかかすわけにはいかないと、社員一丸になる効果を期待しているのであろう。
そういえば、名称は変わったが、パナソニックもそうだ。
松下幸之助氏は絶対的な存在であった。

今朝の新聞にも、トヨタは一部鋼材を韓国企業から調達すると掲載されている。
国内鉄鋼会社に対して、高騰した鉄価格の下げ方向に仕向ける策だと思われる。

トヨタが元気であれば、日本企業もそれにつられて潤うのであるが、トヨタが「乾いた雑巾を絞り」はじめると、納入業者は、搾り取られる。
それを企業努力とも言うが、一人勝ちだけを目指すようなレベルの企業ではないのでは?

とにかく、日本経済、世界経済を好転させるような動きを豊田章男新社長にお願いしたい。

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