TAKAOSANのブログ(OCN CAFEから引越し)

このブログを始めた頃と様々なことが変わりました。
30代だった私も定年退職が近い年齢になってきました。

製造物責任

2007-02-14 22:07:00 | 日々雑感
少しおかしいと思うのは私だけでしょうか。
最近、すぐにメーカーの責任にしたがる傾向があると思いませんか。
当然、メーカーには製造者責任があります。
消費者の安全を確保するのは当然です。
しかし、全面的に製造者が悪いのでしょうか?

今回のガス給湯器の件。
私は子供の頃から、母親に、ガス湯沸し器を使う時は必ず、換気扇を同時につけろと言われていました。(湯沸し器がついたのは、小学校に入ってからだったと思いますが・・・)
ガス湯沸し器にも注意事項として、必ず、換気扇を使うなどして、換気には気をつけましょうとの説明書きはありました。

安全に使用するための工夫は必要であり、そのための技術的進化はしなければいけませんし、進化していると思います。
しかし、その当時は、現在のような米国的PL法的な考え方はなかったので、換気扇を使っていなければ致し方ない事故という判断も、あながち間違っているとは思えません。

過失があっても死ぬことはあってはならない、とは思いますが、消費者(使用者)がその当時の技術レベルの商品の使用上の注意を守っていなければ、ある程度の過失相殺はあるのではないでしょうか?

新聞紙上では、何故、公表しなかったのか?と言われますが、その当時は、今のように何でもかんでも公表という社会ではなかったと思います。
そして、全面的にメーカーが悪いのであれば、公表の義務はあるのだと思いますが、使う方も当然守られるべき点が、欠落していれば、その点に関しては、少しは過失相殺になるのでは?と私は思うのです。

今のマスコミの論調は、攻撃、いやいじめ的口撃ばかりにみえます。

当然、死に至ったことは、最悪なことであり、メーカーは真摯に反省すべきことは当然だと思いますが、すべてメーカーが悪いかというと、そうではないのでは、と思うだけなのです。