交渉

交渉上手になりたい、と思ったことは何度もあり、どうしたら、交渉上手になれるかをよく考えた。

日本人は交渉下手。中国人は交渉上手。
最近の日中関係をみても、中国は様々なカードを切ってくる。
日本のカードはお金だけ。

帰宅時の乗り物の中でボーっと思ったのであるが、交渉というのは、どこまで妥協できるかという点をはっきりさせておかなければならないというのは当然のこと。
妥協できないところであれば、結構、他国の人はスパッと交渉を決裂させる。

これでいいのかもしれない。
そうしたら、また、時間をかけて出直せばよい。
どうしても成立させたければ、当然、妥協点を低くしておけばよいのである。

我々の仕事でもよくあるのであるが、
「そこを何とか、うまく交渉するのが営業の仕事だ」なんて、上司は言うが、結局、どこまで、権限委譲しているのか、どこが限界点なのか、どこが妥協点なのか、が不明確なことが多い。
日本の営業スタイルは、どうも、寝技を使うことを要求される。
しっかりとした方針があれば、それに基づくだけなので、難しくないのではないか。

あやふやな方針が、交渉下手に結びつくのではないか。

まるで自分の部署の愚痴を居酒屋で同僚と話しているようだ。

郵政民営化法案

採決の場面をみていると、自民党員が反対票を入れると、野党から歓声が上がる。
何か国の重大案件を決めるという雰囲気ではない。
ちょっと情けない感じがした。
一般人が選挙投票に行かないのもわからないでもなく感じる。

郵政民営化は、本質的には、私は賛成です。
ただ議論はあまりされていないことは事実であるし、小泉首相お得意の説明不足は否めない。