いつも、一緒に行動を共にしているのが、このデジタルカメラ。極平凡な、今や旧いタイプのデジカメ。でもバッテリーが入手しやすい単3電池2本、補正機能がついている、ファインダー付き、画素数も控えめの600万画素・・・。と結構気に入っている、ブログ画像のほとんどがこいつのレンズを通している。
実はこのデジカメ、これまでニ度“山で遭難”、不思議なことにニ度とも無事手元に戻ってきた。最初の遭難は2007年7月、鳳凰三山縦走を終え青木鉱泉へ下山途中、水場に置き忘れ数日後通りかかった登山者に偶然見つけていただき、青木鉱泉へ届け“無事生還”。
ニ度目は今年9月、剣岳・早月小屋玄関に置いてあるストック入用に使っていた一斗カンの底に誤って転落していたようだ。翌週も剣岳へと早月小屋に泊まったが見つからず、一ヶ月後小屋締め間際にスタッフの方が偶然カメラを発見、10月下旬一通の手紙と共に“二度目の生還”、そのときはとてもうれしかった!
その手紙には、
“強い縁あって戻ってきたカメラです。
これからも、いろんな山に
連れて行ってあげてください。
きっと強運であなたを守ってくれますよ。
そして、いつの日か早月にも
連れてきてあげてください。”
と丁寧に書かれていた。
剣岳、南アルプス(北岳)とも、自分を成長させていただいた縁深い山だっただけに、いろんな思い出と共にこの手紙を拝読。この一年、
冬の荒天、夏の長雨、台風、秋の天候不順、途中下山、といろいろな天候の下でガイド登山を遂行してきた。
お蔭さんで、無事に活動を終えることができた。
きっと、参加された“みなさま”と
この“デジタルカメラ”のお陰なのでしょう、
感謝です。
この一年、参加いただきましたみなさま、
ありがとうございました。
来年も、
変わらぬご愛顧をお願いい申し上げます。
よいお年をお迎えください。
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