4月29日~30日
今年は、豊富な残雪のお陰で4月21日~5月6日まで岩木山・春山スキーバスが例年になく長期間の運行中です。あわせて4月23日~5月5日まで弘前さくらまつりも開催中です。
雪解けが早く春山スキー期間が短い岩木山ですが、今年は4コース中、7Kmの弥生コース、5.5kmの百沢コース、10kmの長平コースの3本を滑ることができました。
29日、いつもは雪解けが早くて中々弥生地区まで滑り込めないこの弥生コースですが、今回は頂上直下から標高差1200mを一気に滑りる事ができました。お陰さまで、のどかなリンゴ畑の歩きも40分ほどで済み、早めに弥生臨時バス停へたどり着いてしまいました。
岩木山頂上
頂上まで雪が残っていたので弥生コースは頂上神社からスタートできました。指定されているスタート地点ははもう少し下です。
時間もあり、もう1コース滑れるのですが・・・。
昨日から気温が急に上がりはじめ、弘前城の桜も気になり“お花見”に変更です。
翌30日、地元の人も“岩木山のスキーコースの中でも一番よ!”と話されていた、百沢コースともう一つのロングコース・長平コースを滑ってみました。
どちらも標高差1000mを越えるロングコースです。
百沢コースのスターと地点です。
すぐに広がる広大な斜面がこのコースの人気の理由でしょう。
ちょとスピードオーバーでバス待ち時間が長くなってしまいました。
バス待ちの間に近くの“野風パン”で美味しいパンをいただいてきました。
2本目は、長平コースです。コースは長いのですがコース半分がスキー場内コースとなります。リフトからスタート地点まで30分ほど歩き、西法寺森への登り返し、トラバースありと他のコースと違いちょっと地味な感じです。
今回は、どちらのコースも駐車場まで滑ることができました。
最近、岩木山の春山スキーに出かける機会が増えたような気がします。バスやリフトが使える手軽さ、年齢も関係あるのでしょうか。
広大な裾野で人と山が隔たれているような鳥海山や他の東北の山スキーエリアなどと比べると、山と人間の生活を身近に感じられるところが魅力なのではないでしょうか。
この時期の岩木山は集落近くまでスキーで滑ることができます、時にはリンゴ畑の中をスキーを背負って歩く事もあります。また、移動中のバスの車窓からは、果樹農家の方の忙しい時期と重なりにぎやかな農村風景を楽しむことも、わたしたちが道を歩いていると軽トラックが止まり農家の方が“山の雪はどうだ~!”などと気軽に声をかけていただきます。
そんな“のどかさ”がよくて何度か足が向いてしまうのかもしれません。
同じ東北に住んでいても、青森県の山を訪れるたびに、自然、風土、温泉、食などを通じて豊かさを感じることが度々あります。
東北の山スキーシーズンはこれからが本番です。
他にも・・・八甲田山、八幡平、森吉山、秋田駒ヶ岳、乳頭山、栗駒山、鳥海山、月山、蔵王・・・と、東北の春山スキーは温泉、山菜有りと魅力溢れるエリアばかりです。
訪ねてみてはいかがでしょうか。
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