12月30日~1月1日
みなさまのおかげさまで、
新しい年を無事迎えることができました。
年末年始は、シエラガイドツアーの仕事で
燕岳に登っていました。
強い寒気と冬型の気圧配置が続き
2014年最後の登山は、積雪もすでに2mを超え
ブリザードと気温-15度以下の厳しい環境の中でした。
幸運にも
数時間の擬似好天(青空は出ませんが一時風が弱まりました)に
助けられ"燕岳"の山頂を踏むことができました。
テレビなどニュースでご存知の方もおられると
思いますが、同じ31日燕山荘を目指していた
単独山行の女性の方が、ブリザードで道を見失い
救助を求められました。
夜になって、小屋のスタッフの方に助けられ小屋へたどり着きました。
山小屋のスタッフ、居合わせた医師、看護士、山岳ガイドが
懸命に心肺蘇生を行いましたが、
悲しい結果となりました。
「生と死の分岐点」というタイトルの本がありますが、
今回の気象は、厳しく誰もが
判断を一つ誤れば
同じような場面に遭遇したことでしょう。
自然、山の無常さと
雪山のリスク、怖さをあらためて
教えていただいた、新年となりました。
亡くなられて方のご冥福を
お祈りいたします。
合掌