2月15日~18日
いつもお世話にっている、関西の“まちこオフィスプラン”で秋田県の秋田駒ケ岳・森吉山へ出かけてきました。
東北は1月から“大雪”、“低温”、“雪崩”注意報が消えることがありません。大阪発の飛行機も途中で引き返すことも有りますという条件付のフライトの中ようやく到着です。
1日目は、スノシューを履いてぶなの森に点在する、乳頭温泉郷の黒湯・孫六温泉など経由して足慣らしです。
ここ秋田駒ケ岳のある田沢湖町へでも雪崩事故や雪山遭難などが続き冬の観光にも少し影を落としています。
2日目
少しだけ等圧線が緩んで穏やかな天候になるであろうと期待して、田沢湖高原温泉郷から北へクルマで2時間の森吉山へ出かけてみました。
ゴンドラを利用して一気に高度を稼ぎ、ゴンドラ終点から樹氷の点在する広い尾根をスノーシュー付け頂上を目指しました。
時折腰までもぐるような深雪ラッセルをしながら頂上へ無事到着です。
比較的穏やかな天候とはいえマイナス12度、風速7~8mの
北東北の厳冬期は、暖かな関西にお住まいのみなさまにはちょっと刺激的な登山となりました。
帰路、青空が広がる田沢湖でクルマを止めパチリ。
3日目、寒さへの自己管理など雪山にもそろそろ慣れてきた様子なので少しロングコースの登山を実践です。
まずは“ウィンターパノラマツアー”という名の雪上車で秋田駒ケ岳八合目避難小屋まで運んでもらいました。
最近雪上車を使ってのツアーは宮城蔵王澄川スキー場の樹氷観光ツアーやBCガイドツアー、月山山麓のBCガイドツアーなどありますが、ここ秋田駒が岳でも数年前から運行が始まり片道3000円・往復3500円と他の雪上車料金と比べるとかなり割安、座席もよく心配りの行き届いた雪上車です。条件がよければ秋田駒ヶ岳頂上へ、乳頭温泉へとBCスキーやスノーシューで手軽に楽しめるようにもなりました。
昨日から寒気が南下冬型の気圧配置も強まり、八合目付近はブリザード模様頂上をあきらめ湯森山を経由して乳頭温泉を目指しましたが、気温マイナス15度以下、風速10m以上
視界も悪く、風も強まり湯森山まで登って引き返してきました。皮肉なことに八合目の避難小屋へ戻る頃には青空も覗く
いい天気となりましたが引き合えして正解です。
下山は雪上車の跡をたどりながら美しい田沢湖町の風景を楽しみ、予定とおりの行動はできませんでしたが、充実したな雪山登山となりました。
4日目、今日は帰阪日最終日となりました。予定ではたざわ湖スキー場上部から秋田駒ケ岳・男岳へ延びるきれいな稜線・通称リフト尾根を登り雪山のまとめをして・・・予定でした。
朝食を食べるまでは、かなり熱く登る意欲が高まっていました。窓の外を見ていたら、大粒の雪が舞い降りたか思うとあっいう間に猛吹雪となってしまいました。それにあわせて登山意欲も急に覚めてしまい大事をとって角館観光と
雪祭り見学、
昼食はいつもお世話になっているガイド仲間でもあり、地元遭難対策隊隊員、田沢湖町山案内人事務所の小野信也さんの親娘で営んでいる田沢湖駅前にある喫茶店ピープルの日替わりランチ(コーヒー付で700円)をいただきながら、
小野さんを囲んで山のよもやま話で笑顔になって、北東北・厳冬期の山の思い出とともに秋田空港へと向かわれました。
例年なら、2月10日を過ぎると天候も周期的に変わり好天に恵まれることも・・・・
みなさま、お疲れ様でした。来月は八甲田山でお会いしましょう!!