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1.23 燃えない紙コップ

2012年01月29日 | 日記
1月23日(月)

 今日は「燃えない紙コップ」の実験を行います。

 
 まずは、紙コップに水をいっぱい入れます。
 
 
 ガスバーナーに火をつけます。

 
 火の加減は弱火にします。

 
 鉄製スタンドに取り付けた紙コップにガスバーナーの火を近づけます。

 
 このように紙コップ内の水の温度を一分ごとに測ります。

 
 始めに入れた水道水の水温は14℃です。1分ごとに2.4℃ずつ上昇しました。この写真は6分後の紙コップ内の水の様子です。紙コップの底から水蒸気の泡が発生し始めました。

 
 思った以上に温度は上がりました。
 最高では16分で85℃まで上がることが分かりました。

 
 中の水が68℃になるまで加熱した後の紙コップです。
 紙コップの底の縁は焦げていますが、底は焦げていませんでした。
 85℃まで加熱したコップは多少水が漏れてしまいましたが、68℃までは漏れないことがわかりました。

 
 中の水の温度が85℃になるまで加熱した紙コップの裏側です。
 かなり焦げているのがわかります。しかし、多少の水漏れですんだのが不思議です。

 
 実験後の紙コップを上から写した写真です。
 多少の焦げ目はありますが、水は漏れていません。
 では、なぜ紙コップは燃えないのでしょうか。
 それは、紙をガスバーナーの火で加熱しても、紙コップの中の水が紙を冷やしてしまうために、発火点(燃えるために必要な温度で、紙コップは約400~500℃)にならないからです。
 身近な材料で科学を学ぶのも楽しいものですね。 

1.20 酸化還元反応

2012年01月29日 | 日記
1月20日(金)

 今日は、酸化還元反応を行います。

【準備】

 硫酸銅、純水、亜鉛、大型試験管、ゴム栓、ろうと台、ろうと、ガラス棒、
 ろ紙、薬さじ、200ミリリットルビーカー

【手順】

1 硫酸銅水溶液を作る。
  今回の実験は定量実験(濃度や液量が正確でないといけない実験)ではなく、
 定性実験(性質の変化を見るため、濃度や液量は正確でなくて良い)なので、
 適当な濃さの硫酸銅水溶液を作ります。

2 試験管に硫酸銅水溶液を入れる。

3 2の試験管に亜鉛の粉末を入れ、ゴム栓をしてよく振る。

4 3の試験管の中の混合溶液をろ過して、ろ液の色の変化をよく見る。

 
 硫酸銅を薬さじで200ミリリットルビーカーに入れます。

 
 純水を硫酸銅の入った200ミリリットルビーカーの中に入れます。

 
 ガラス棒でかき混ぜる。これがかき混ぜた後の溶液です。
 この溶液を大型試験管の中に硫酸銅水溶液を入れます。
 硫酸銅水溶液の色は青い色(水色)をしています。
 それは、硫酸銅水溶液にふくまれている銅イオンの色です。

 
 硫酸銅水溶液の入っている大型試験管の中に亜鉛の粉末を入れます。

 
 試験管の中の硫酸銅水溶液と亜鉛の粉末がよく混ざるように激しく振ります。

 
 よくかき混ぜた混合溶液をろ過します。
 
 
 ろ過のやり方です。
 
 
 ビーカーにたまったろ液です。
 透明になったことが分かります。このことから、硫酸銅水溶液の中に入っている銅イオンが銅に戻り(これを還元といいます)、亜鉛が溶液に溶け出したということが分かります。

 
 
 体験することが大切なので、部員全員が実験を行いました。

 
 このようにうまく実験すると、硫酸銅水溶液に亜鉛の粉末を入れた瞬間に茶色になることが分かります。この変化も、硫酸銅水溶液の中の銅イオンが銅になったことが分かります。
 中学校では、銅と炭素を使って加熱することで酸化還元反応を実験しましたが、今回のように、加熱しない方法もあるということを知りました。
 今後もいろんな実験をしてみたいと思います。

1.18 一瞬で凍るジュース

2012年01月29日 | 日記
1月18日(水)

 理科部では、氷と食塩を混ぜて低温にしてアイスクリームを作ります。
 同じ原理で低温にした氷の中にペットボトルのジュースを入れると、どうなるでしょうか。

 
 氷の中に食塩を入れました。

 
 低温やけどを防ぐために、手にはゴム手袋を着けて、氷をよくかき混ぜます。

 
 しばらくしてから取り出しました。
 本来は、ペットボトルの中身は凍らないはずでしたが、凍ってしまいました。

 
 ペットボトルの中身が飛び出さないように、新聞紙を敷いた上に洗面器を乗せ、その中でペットボトルのフタを開けました。
 
 
 すると、凍っていない部分のが二酸化炭素の泡と同時に勢いよく飛び出してきました。

 
 ペットボトルの中身が凍ってしまったため、カッターで外側のペットボトルを切って、中の氷を取り出すことにしました。

 
 取りだしたジュースの氷です。今回は、この氷を砕いてみんなで食べました。
 次回は、グラスに注いだときに凍るよう、時間などを測って、何種類か実験してみようと思います。

1.13 変わったザリガニ

2012年01月29日 | 日記
1月13日(金)

 ちょっと変わったザリガニを紹介します。
 普通のザリガニには雄と雌がおり、交尾、産卵して殖えます。
 しかし、外国のザリガニには雄と雌の区別がなく、一匹から増えるものがいます。
 なぜ、一匹で子供を殖やすことができるのでしょうか。
 一匹のザリガニの中に卵と精子の両方があり、自分だけで受精できるのです。そういう殖え方を単為生殖といいます。
 理科の授業でも紹介されるので、理科部で殖やして授業でも紹介してもらうことにしました。

 
 これが単為生殖をするザリガニです。
 オオカナダモの根元の後ろに隠れています。

 
 目が見えているのが分かりますか。
 今日は、このままそっとしておこうと思います。
 ところで、このザリガニにはエサは必要ありません。
 オオカナダモや魚の食べ残したエサを食べるのです。
 そのために、水槽の掃除屋として活躍してくれるはずです。

1.13 コチョウラン

2012年01月29日 | 日記
1月13日(金)

 コチョウランの花芽がつき始めました。

 
 冬のコチョウランは、このように葉だけになっています。
 管理は簡単です。
 水をやりすぎないことと肥料をあげないことです。
 水ゴケは、毎日触って確認します。

 このように管理していると、次々と去年の花茎から花芽が出てきました。

 
 これがコチョウランの花芽です。

 
 別のコチョウランです。

 
 よく見ると、葉のつけ根から花芽が出ているのが分かります。

 他のコチョウランも花芽が出てくるはずです。
 春から夏が楽しみです。