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夏合宿1日目 鳥羽水族館に行く

2011年10月07日 | 日記
7月27日(水)

 今日から1泊2日の名古屋経済大学高蔵中学校高等学校理科部恒例の夏合宿です。

 今年は,三重県鳥羽市御座にて岩礁帯の生物の調査に行くことになりました。

 
 名古屋駅に7時30分に集合し,さっそく出発します。

 
 調査に使う道具の点検をしています。

 道具は全て内田先生がそろえて下さいました。

 部員全員で手分けして道具を持ちます。 
 
 参加者は理科部が20人柔道部が15人,先生が3人です。

 理科部は海の中の生物を調査することが目的す。

 柔道部は,体力作りが目的でリアス式海岸の坂を利用します。

 それぞれ目的は違いますが,文化部と運動部が仲良く行動し,交友を深めるのも大きな目的です。

 さて,出発です。

 
 近鉄名古屋駅の改札口です。

 
 電車が来るのを待ちます。

 
 特急電車の中,楽しいひとときです。

 
 近鉄鳥羽駅につきました。みんな大きな荷物を持っていますが,足取りは軽そうですね。

 それは,楽しみにしていた「鳥羽水族館見学」があるからです。

 鳥羽水族館には,内田先生の大学時代の後輩である三谷さんがいます。

 三谷さんは,鳥羽水族館で飼育員をしながらカエルなどの研究もしているそうです。

 私たち理科部員の中には,理系に進みたい人がたくさんいます。

 だから,三谷さんはあこがれの人です。

 今回は水族館の方々が,名古屋経済大学高蔵中学校・高等学校理科部と柔道部に配慮下さり,

 バックヤード(展示室の裏側)や大型冷蔵庫などを見せてくれるそうです。

 私たちは,期待で胸がいっぱいになりながら歩いていたのです。

 
 鳥羽湾の様子です。
 
 内田先生は,学生時代よくここでカレイやアジをたくさん釣っていたそうです。

 よく見ると,水族館の横には魚屋さんがあります。

 後で知ったのですが,ここのご主人が鳥羽水族館の社長だそうです。

 もともと魚屋で,魚が大好きだったのが高じて水族館を作りたくなったそうです。

 高齢だそうですが,毎日水族館の中を歩いているそうです。

 

 鳥羽水族館の中に入りました。

 まず,入ったのがバックヤードです。

 入ってみたかった場所なので,ドキドキしました。

 大きな水槽の裏側は,これから展示する魚や,もうすぐ産卵する魚などがこういった水槽で育てられ

 ています。

 展示するよりも,この方が魚たちは安心するそうです。

 

 巨大水槽の上から写した写真です。

 透き通った青い海水が印象的でした。

 光っている電球は,太陽の光に近いものだそうです。

 また,海水を美しく見せる効果もあるそうです。

 

 魚たちを巨大水槽の上から写したものです。

 とてもたくさんの魚がいて,感動します。

 

 しばらくしていると,エサがもらえると思ったのか,大きな魚がはねました。

 これだけ近い距離で自然の魚の動きを見たのも初めてだったので,感動しました。

 

 巨大水槽の水を美しく保つには,このような巨大ろ過装置がたくさんあるということを知りました。

 何トンもの砂が入っていて,微生物でろ過するシステムだそうです。

 

 このように,みんなで並んで見学しました。

 ろ過装置の周りはしぶきもたくさん立っていて,霧のようになっていました。

 

 海獣などにあげるエサは,きちんと消毒するそうです。

 だから,私たちも靴を消毒してから部屋に入りました。

 雑菌が入ると,大変なことになるそうです。

 

 この部屋で,ものすごい数のエサを毎日作るそうです。

 

 巨大冷蔵庫の中です。

 毎日新鮮なエサが手に入る訳ではないので,このようにたくさんの魚やエビ等を冷凍しておく必要が

 あるそうです。

 とにかく寒かったです。

 

 こんな感じでたくさんのエサを冷凍して管理します。

 

 業務用のエレベーターに特別に乗らせていただきました。

 

 いろんな装置の中を通って,水族館の中へ移動します。

 

 通路の横では,元気のない魚を治療しています。

 

 いざ,水族館の中へ移動。

 12時まで自由時間です。

 ゆっくりと生物を観察することができます。

 巨大水槽を正面から見ると,さすがにきれいだし,迫力もあります。

 しかし,この水槽を維持するためには,たくさんの人が関わっていると思うと,また違った角度から見ることができ

 たような気がします。

 

 巨大ナマコが水槽のアクリル面についていました。

 バックヤードで見た紫色のライトの意味が分かったような気がしました。

 本当に美しいものでした。


 

 別の水槽のサンゴ礁です。

 きれいな色をしています。

 サンゴはブランクトンを食べるイソギンチャクを小さくしたような生き物の集まりで,自然界では

 プランクトンなどを食べています。だからエサの確保が難しいそうです。

 

 伊勢湾の海岸付近を再現した水槽です。

 潮の満ち引きや波も再現しているので,すごいと思いました。

 

 伊勢湾の魚たちです。

 

 伊勢湾や三河湾にいるスナメリです。

 クジラの仲間と聞いて,びっくりしました。

 

 美味しそうな伊勢エビです。

 

 とてもきれいなので,立ち止まって見とれてしまいます。

 

 世界最大のネズミの仲間であるカピバラです。

 思ったよりもかわいかったです。

 

 触って良い水槽です。

 海水の感覚と生き物のヌルヌルした感覚が何とも言えません。

 

 アシカショーを見ながら・・・

 

 素晴らしいアシカの芸に思わず感動

 

 集合場所に移動します。

 

 時間は厳守です。10分前には全員が集まります。

 

 鳥羽水族館を出て,近鉄鳥羽駅に移動します。

 以上が鳥羽水族館の報告です。

 いろんな生き物や施設を見学し,とても勉強になっただけでなく,違う部活の仲間やいろんな人との交流が

 できたのが一番良かったことだと思います。
 
 是非、またみんなで鳥羽水族館に行きたいと思いました。