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焦らず 慌てず 諦めず 行けるとこまでNO2

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出会い頭・・!

2012-05-17 09:10:03 | 日記
世の中、なにが起こるか解らない。
一寸先は闇・・とも言われる。
先のことは読めないのが通常、だからこそおもしろい・・という面もある。

さて、愚息は大変まじめで堅い男である。
車の運転についても非常に慎重かつ安全で
慎重すぎて、同乗していると
(まるっきり反対な性格で少々の黄信号なら突っ込んでいってしまうタイプの私は・・)
苛つくときもあるくらい。


そういう事で、うちの家族は免許所有者全員が(彼を除いて)事故経験者である。
(自慢にはならないし、自慢している訳ではありません)
唯一の無事故ドライバーでした。

そんな息子が昨日、出先で出会い頭の事故を起こしました。
すぐに保険会社と警察に電話を入れ事故対応。
同時に私にも連絡が入りました。
勤務先にはその後一報を入れるとか・・。

事故の様子は略図の通り。

    

息子は某市の駅前を下る4車線道路を走っていた。
点滅信号にさしかかったとき、右側から軽バンが突っ込んできたので
ブレーキを掛け左にハンドルを切った。
双方が左右の側面をぶつけ停止。
幸い誰も怪我はなかった。
(これが一番大きい。不幸中の幸い)

愚息は黄色の点滅を確認して信号に入ったと主張し、
相手側は30㍍くらい手前で信号は青だった、と主張。
まったく話がかみ合わない。
どちらかが間違っていることは確かである、(が、当然私は愚息を信じている=親ばか?)

警察が来て事故処理。
事情を聞くが、双方の話が異なるのでまとまらない。

状況が弱いのは愚息は一人、相手側は助手席にもう一人同乗している人間が居たこと。
二人で「青だった」と言われると単独の意見はもろく聞こえる。
そうこうのやりとりをしていると
ちょうど信号待ちをしていて歩行者用のボタンを押そうとしていた老人が
「あんたが正しい。わしはこれからボタンを押して信号を変えようと思った」
と証言してくれたらしい。
状況的に不利な愚息にとって砂漠でオアシスを見つけたような嬉しさ。

しかし、警察はその意見を採用しなかった。
愚息曰わく、その方が高齢だったためらしい。
近くのガードマンが居たので、そこでも目撃証言を確認。
かのガードマン曰わく、「軽バンはそこで止まってたで~」
運転手が青で信号に突っ込んだといい、こちらも突っ込んできたといっているのに
まったく訳のわからない証言。
これも却下。

もうこうなると真実は藪の中。
誰かが嘘をついているか、勘違いしている。
それを明確にする方法も時間的、経済的余裕も誰も持ち合わせていない。

そこで、白黒をはっきりさせる術を見つけられないと思った警察官曰わく
「怪我もなかったことだし信号機のない交差点で出会い頭にあたったことにして、双方の話し合いで・・・」
という意味の発言。
愚息もこれ以上は時間も無駄と考えて、結果的にその話に乗った。
後は保険屋さんにお任せ・・。

現場に居合わせた訳ではないので適当なことは言えないが
話を聞いている分には、けっこういい加減な感じを受けた。
相手側からすれば、こちらの過失を主張するのであろうが
それはお互い様で、結局気分がスッキリしないままモッチャリした結末になった。
ただ、助手席の男性が肘あたりの違和感を唱えていたので
それが問題だと人身事故になる、という警察の話・・。
警察の皆さんもたくさん事故や事件があってお忙しいだろうとは思いますが
当事者双方がある程度納得して別れられるような対応をしていただきたいですね。
「なんや、こんなもんか」という不信感に繋がりかねない対応のように、
少なくとも話を聞いた私には感じられました。

テレビでやっているような捜査とか聞き込みとか目撃者の発言とか・・・
あんなこといちいちやってたら・・もたんのやろかね~。
死人でも出ないとアカンのでしょうね。
怪我したり問題が発生してからでないと、大概動いてくれませんからね、警察は・・・。
・・・とまぁ、こういう展開になっていくので公務を預かる方々は
常に、細かい部分でも誠実な対応が望まれると感じた一件でした。

愚息は長く大事に乗っていた車なのに・・、と残念がっていました。
それより、車の保険代が上がるがな!!
でも結局、たいした怪我がなくて・・というところが一番ですか・・。

ね、皆さん。
一寸先は闇ですから・・。