東白川タカブ研究会 雑記帳

山里の伝統食「ヘボ」の文化と、山里の暮らしを伝えます

伊那市地蜂愛好会に学ぶ

2012年07月21日 | 雑記帳
<ヘボの巣の捜索の仕方、生堀講習会のご案内>

日  時:7月28日(土) 雨天の場合翌日の29日(日)

集合場所:午前7時30分に東白川役場前
持ち物 :弁当 水筒(飲み物) 虫除けスプレー 傷テープなど必要と思われるもの 無線機
服  装:山歩きに適したもの 登山靴や長靴など

※発見した巣は販売致します。ただし会員優先です。
 特殊な巣箱で飼育される場合は巣を入れる箱を持参下さい。
※捜索に必要な餌とか器具は当方で用意します。
※当日の天気で、決行するか中止するか判断に迷う場合とか、一般の方で参加を希望される方は
 0574-78-2916まで電話下さい。


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7月21日(土)曇り時々雨(ただし長野•伊那市の天気)今朝の気温20℃

一週間程前からお誘いの電話を頂いていた伊那市地蜂愛好会の小木曽会長のお宅を訪問した。もちろん、この時期だからヘボの巣を頂きにいくのだ。なんでも、今年は小木曽会長の家の付近に放した女王が順調に巣を掛けてくれたとのくれたそうだ。もちろん、会長の蜂を見る目は超一流だから素晴らしい蜂達が生息している事は疑う余地がない。私が東白川に蜂を探しに!とお誘さそいしていた『東白川タカブ研究会京滋支部』の松井さん牧野内さん、それにタカ研会員の二宮君を誘って出かける事にしたのだ。

早朝五時に私の家に集合して坂下回りで国道19号を走り、権平峠を下って会長の家に向かったのだが、峠道でノロノロ運転のトラックに引きずられてしまい、思わぬ時間の浪費をしてしまった。しかし、なんとか予定の時刻に到着できた。到着して挨拶もそこそこに、直ぐに皆が会長相手に質問攻めである。事前に彼等に小木曽会長率いる『伊那市地蜂愛好会』のレベルの高さは話してあったのだから、余計に熱のこもった質問が始まってしまった。奥さんがお茶を運んで下さったのだが、このお茶受けが素晴らしく美味しい漬け物だからたまらない。またまた質問が飛び交い、その受け答えが大変である。とにかく毎年開催されるヘボコンの優勝重量は、蜂を払ってしまっても一巣5~6キロの重さだから素晴らしい。蜂も一緒に計測するなら7~8キロは当たり前だろう。蜂飼いなら誰もが大きな巣を育ててみたいのだから、質問攻めも無理も無い事だ。

小木曽会長達が奨励する飼い方は岐阜方式とは大きく違っている。先ずは、巣箱の内部には土が入っていない。箱の下部は網が張ってあって、その下には塩ビの箱にブロックが置かれ水が張ってある。この水は、蟻よけにもなり、冷却効果も湿度調節の役目もこなしているという。箱の蓋をあけると、そこには穴をあけたコンパネの蓋が設えてあり、ここに砂糖水や餌を給仕する仕組みになっている。蜂達は夜も餌を運ぶのである。山で掘り取った巣は移動式の箱に納められて飼育場所に運ばれる。ここで、一日から二日程飼育し、箱から取り出して、一旦巣をバラバラにして針金に通して吊り下げるのだ。巣盤と巣盤の間にはスプリング式の針金を伸ばして丸くして挟み、働き蜂が行動出来るように考案されている。一見乱暴にみえるやりかただが、これが後ほど、巣の拡張に大きく左右するのだと言う。











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