東白川タカブ研究会 雑記帳

山里の伝統食「ヘボ」の文化と、山里の暮らしを伝えます

ヘボと??美人

2013年08月18日 | 雑記帳
8月18日(日)晴れ  今朝の気温24℃

お盆休みも終盤となって、帰省の混雑が始まっている。
高速道路で何時間も運転するのは大変なことだろうと思いながらニュースをみている。

今日はそれほど暑くないのだが、今年の夏の気象は大雨、高温と尋常ではない。
ヘボもこの暑さには相当まいっているようで、日中の通いは殆ど無い状態だ。
巣を大きく育てるには、この日中の通いも、朝晩と同じような状態にする事が不可欠だが、
山間にヘボ小屋を移設するほどの情熱が、この暑さで削がれてしまう。

ふと気がつくと、昼間に犬山の前田さんからメールが入っていた。

弊社のおl客様で、羨ましい程に仲の良いご夫婦である。
とても大きな家のリフォームを仰せつかり、楽しく工事をさせて頂き、
打ち合わせなどに通ううちに趣味の事などに触れる機会があって、
とうとう、前田さんの裏庭に日本ミツバチの一群の飼育を押し付けてしまった。

ニコニコと応じて下さった前田さんだが、私と知り合った運命と諦めの境地だったのかもしれない(笑い)

そうそう、話は前田さんからのメールの話だった。
『今夜、月下美人の花が咲くから見においで』だった。

メールが入った時刻から気づくまでに二時間程経過している。
直ぐに電話して、お邪魔したいと伝え、時刻を聞くと8時頃かなという返事。

そして、前田さんの家に到着すると、一輪が少し開いているようす。
一時間程雑談でお相手していただくうちに開花が始まりました。

開花が始まった頃は、かすかな花の香りが漂っていました。
開花が進むにつれ、その臭いは周辺にも広がり、
私には、とても神秘的で幻想的な臭い感じられました。

後から知ったのですが、この花、なんとコウモリ媒花だそうです。
妖艶な香りに引き寄せられる夜空の支配者コウモリ。
ますます神秘的です。
美人薄命、この花は一晩で命を終えるそうです。

皆さん知ってますか?
この花の命名は、なんと昭和天皇だったそうです。
ヘボ好きだった昭和天皇。実に粋な命名をされたものです。
ヘボと月下美人。
どこか結びつけてしまうのが、重傷の蜂キチなのです。