東白川タカブ研究会 雑記帳

山里の伝統食「ヘボ」の文化と、山里の暮らしを伝えます

京滋支部からの報告

2014年08月04日 | 雑記帳
タカブ研究会京滋支部(森の小さな狩人研究会)の牧野内さんからメールを頂きました。
紹介します。


本年は滋賀県から3名参加させていただきました。
「本年の東白川村は不作」という朝の今井さんのお話を伺って、
それなりに予想して、山に入ったつもりでしたが、予想以上に厳しい
ものでした。一時は、「全体で誰も蜂見ず、もちろん巣もなし」も覚悟
しましたが、皆さんの執念で昼前ごろからチャンスが生まれ始め、最終3巣の発見にいたりました。

特に、滋賀県からは、初めて参加してもらった増田さんは蜂の巣とり(駆除)は、
たくさんの経験をお持ちですが、「蜂追い」初めでしたので、本当に、良かったです。


スナップ写真をお送りましす。
私の班(第2班:牧野内、松井、増田、西(山?)脇さん、ほか1名(すみません!))を中心としたものです。
002:やった、ついに一巣発見!
012:親子4名で参加しました。(ご家族に撮影許可はいただいています。!)
011:大矢、松井pair 大活躍!
013:みんなでスイカ。今年も、甘く、美味でした。

今年もみなさんのお世話になりました。来年も参加させていただきます。
豊作を期待しています。

(温度データは、わかりやすくまとめて、来週お送りさせていただきます。
また、5人中3名を選ぶジャンケンを、牧野内、西(山?)脇さん、山内さんが勝ち抜き
牧野内も1巣を飯田へ連れて帰らせてもらいました。 今年は特に育成責任を感じています。)

森の小さな狩人研究会 牧野内

どこもかしこも熊、熊、熊。。。

2014年08月03日 | 雑記帳
8月3日(日)曇り時々雨   今朝の気温22℃        

一昨日もヘボを取りに出かけた。

以前Tさんが誘って下さったこともあり、電話を入れてみた。
少し口ごもった返事だったが、承諾を頂いた。
その時はさして気に留めてはいなかったが、翌日聞いてみると、まだ、会社勤め中であった。

私はテッキリ退職されて悠々自適の生活と早合点したことがわかった。
前日の電話で翌日の休暇を希望するなど、誠に申し訳ない事をしてしまった。
気の良いTさんだとしても、大変なお願いをしてしまい恐縮のヘボ追いになってしまった。

Tさんがお勧めの狩り場につくと餌を尾根筋にバラまきヘボの飛来を待った。
流石にとっておきの狩り場である。直ぐに無線でヘボ飛来の連絡が入った。

この巣は一回の飛ばしで難なくゲットとなった。
尾根筋にも仕掛けたが、ライバル出現で辞退。
付近を見回せば、なんと大きな樅の木に熊さんのテリトリー標示あり。
ここもかと爪痕を横目で見ながら退散。

そして、場所を変えたところで、二羽の蜂が飛来。この蜂、飛び方は二羽とも同じ方向に。
風が強い事もあったが、二羽とも小さな目印しか運んでくれない。
しかもピンコロみたいに地面すれすれをフラフラと飛行。

狩猟センスの良いTさんの事、瞬時に発見。まぎれもないシダクロだが、蜂の体型は小さく数は多い。
巣は結構大きくなっていて、巣の外被は薄く壊れやすいものだった。この巣飼育が楽しみである。

そしてまたも場所替え。ここにも熊の爪痕。立派な杉の木が大きく傷つき材木の価値は失われていた。
何処もかしこも熊熊熊。生態系は完全に乱れて来た。

ヨーロッパオオカミも無秩序な保護が原因で畜産農家に被害が出ていると
CNNニュースが伝えていた。徒党を組んで大声で叫んだ奴の意見が全面に押し出され、
巧みにメディアを味方に付けながらの間違った保護政策が大きな問題である。
野生動物との共存、聞こえは良いが、難しい問題だ。

先ほどニュースを見ていたが、熊に襲われた報道が村上市と他にも一件あったようだ。
これからもこの事態は解決される事はないだろう。

巣を求め遠征に!

2014年08月01日 | 雑記帳
8月1日   金曜日  晴れ  今朝の気温21℃

相変わらずの猛暑だ。連続二日のヘボの巣探しだ。今年は東白川はヘボの巣が極端に少ない状態である。
これまでに3回山に出かけたが、自分で持ち帰った巣は2個のみ、例年に比べると話にならない。

巣が少ないところに自分の時間が持てないから、巣の確保は容易ではない。
こんな窮状を察知してくれたのがヘボ仲間である。
「会長がヘボを飼育してないなんて話にならん」と腰を上げてくれたのが、
OさんIさんKさんであった。お誘いと言うより脅迫に近い招待を受けて彼等の猟場に!

いや~出会えましたヘボチちゃんに、
3巣見つけたのですが、一つは大きな広葉樹の根っこの奥深く.........
あきらめの溜め息を何度も繰り返し急な山道を上ってきました。
そして2巣目は熊の爪痕が幾つもある山腹にあった。こらはとても良い巣で納得納得。

しかし、ここは里山、昔は熊なんか生息していなかった場所......
熊の個体数は確実に減っていると言うが、環境庁は何を根拠にしているのかお笑いぐさだ。

鹿も増えている。デタラメな保護政策のツケだ。
農産物の被害は深刻だが、ヒルやダニも寄生主が増えれば当然のように増えて来る。

ちょっと湿った場所で捜索していたOさんの足下から数匹のヒルが上って来た。
仲間の一人がダニに食われて、手首をボコボコされていた。痒くて眠れないそうだ。
昔はこんな場所にはいなかったのだが、野生動物を食事源にドンドン増えている。
山奥から里山に、そして新興住宅地に、時をおかずに都心部にも蔓延する。

これでも保護、保護、保護か、政策を打ち出してきたお役人に責任を問うべきだ。

講習会を開催しました

2014年07月26日 | 雑記帳
7月26日(土)晴れ  今朝の気温22℃

今日は研究会のイベント「ヘボの巣の探し方、掘り取り講習会」が開催されました。
参加したメンバ-は顔なじみの皆さんに加え、
頼もしい新人さんや、親子連れで参加して下さった方もあって賑わいました。

私は私用で講習会の挨拶だけで失礼させていただきましたが、
一日中様子がどうなのか気がかりでした。

昨日は暑い日で、多治見で39,5℃を記録しましたが、今日も日中は酷暑でした。
しかし蜂追いをする場所は標高650メーターの高地ですから
下界の熱さが嘘のように涼しい場所です。

イベントに参加された皆さんは、蜂追いの狩猟欲を満たし、
木立を抜ける風に爽快な気分に浸り、小鳥のさえずりに鋭気を養われたことでしょう。

今年は巣が非常に少なく、4巣発見し、3巣を掘り取ったと言う報告を頂きました。
参加された皆さん、そして、会の下仕事を黙って引き受けて下さったみなさんご苦労様でした。