DUMMY FAKE ROLLERS

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[Sting in the Tail / SCORPIONS] 有終の美!サソリ、最後の一刺し

2010年04月15日 | 洋楽HR/HM
スコーピオンズ、解散!

衝撃のニュースとともに、届けられた本作。1965年に結成され、45年の活動にピリオドを打つ、ラストアルバムとなってしまいましたが、有終の美を飾る素晴らしいアルバムでした!

Sting in the Tail

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『Love At First Sting』『Savage Amusement』『Crazy World』『Face The Heat』あたりのスコーピオンズが好きな人なら、今作外しません!一時期、エレクトロを導入した『EYE II EYE』で、どうした!?スコーピオンズ的な物議を巻き起こしましたが、本作は安心して聴けると思います。しかもスゴイのは、上記の15~25年前のバンドの勢いと、クラウス・マイネの歌声が何ら変わっていないこと。これが最後だと思わせないほど、とても若々しいです。

特に1曲目の「Raised On Rock」なんて、かの名曲「Rock You Like A Hurricane」を彷彿させる出来です。これ聴くためだけに、本作ゲットしても後悔しません!

●Raised On Rock / Scorpions


いかがですか?このエネルギー。
他にも、「No Limit」「Rock Zone」など攻めるロックナンバーが多く、まだまだ彼らは元気ですよ。一方「Lorelei」「SLY」など哀愁味タップリのバラードも絶品です。そして、ラストを飾る「The Best Is Yet To Come」、ラストのバスドラとヴォーカルだけになって、フッと全てが終わる最後の瞬間、ポカンと心の中に喪失感を感じました。いろいろあったけど、彼らの存在は大きかったなぁ。

ジャーマンメタルの始祖とも言えるスコーピオンズが解散してしまうのは、とてもショッキングですが、彼らは多くの後続バンドに影響を与えましたね。そんな彼らに「ありがとう」の思いを込めて、本作聴きまくりたいと思います。

スコーピオンズ、ありがとう!

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