冷たい手 or Search the best way どちら派ですか？

先日、冬香さんからリクエストされていた、
サウダージのカップリング「冷たい手～３年８ヶ月～」と
「Search the best way」の比較レビューをやってみたいと思います。

サウダージ ポルノグラフィティ, ハルイチ, ak.homma, アキヒト, シラタマ SE 大ヒットシングルの陰に隠れた名曲

では、この２曲を、それぞれ４つの視点から眺めてみます。

＜冷たい手～３年８ヶ月～＞

・ギター
ディストーションのかかったエレキのアルペジオが、
夏を思わせる爽やかなサウンドになっていますね。
特に最後のアウトロのギターの余韻なんかは、
灼熱の太陽に照らされているかのようなイメージ。

・サウンド全体
効果音のような音数が多く、にぎやかな印象。

・コーラス
少し聞こえづらいかもしれませんが、サビの下三度のハモリで
ヴォーカルに厚みが出ています。

・歌
歌詞はアキヒトによるもので、終焉を迎えようとしている
二人の関係を歌っています。
英語の歌詞が字余りが少なく「Search～」よりもうまくハマっていますね。
ヴォーカリストが書いた詞なので、歌いやすさに重きが置かれてるのかも
しれませんね。

＜Search the best way＞

・ギター
ガットギターのアルペジオで、木漏れ日に包まれているかのような
温もりのあるサウンドで、コチラは秋から冬の印象。
ギターの音が変わるだけで、こうも季節感が変わるなんて面白いですね。

・サウンド全体
ギターの音がうるさくないおかげで、サビの裏打ちのライドシンバルの
"カン、カン"という音がよく聞こえて、テンポ感を出していますね。

・コーラス
サビのハモリはなく、その代わりに、合いの手的に「ウォオ」
というコーラスが入ってますね。この「ウォオ」の余韻があるおかげで、
ハモリのないサビに、色がついている感じですね。

・歌
シラタマ・ハルイチの二人による歌詞は、違う道を選んだ友のことを
歌っていて、まるでTamaがポルノを脱退し、違う道を歩き出したことを
予見していたかのような内容です。
この詞を書くときに、Tamaとハルイチが、お互いの未来について
語り合いながらこの詞を書いたのだとしたら、なんだか少し切なく
なってしまいますね。
英語の部分は、譜割りにうまく合わない言葉を強引に入れた感じで、
かなり歌いづらいです。コチラは、歌いやすさよりも、メッセージ
重視で作られた感じがします。

いかがでしょう？私の感覚と、皆さんの感覚は合ってますでしょうか？

「この２曲でどちらが好き？」と聞かれれば、
私は迷わず「Search～」の方が好きだと答えますね。
なんかこの曲の持つ温かみが、聴いててとても心地良いんですよね。
心が穏やかになります（＾＾）

さて皆さんは、この２曲、どちらの方が好きですか？