DUMMY FAKE ROLLERS

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[CDレビュー] 13月のバラード / キンモクセイ

2006年01月25日 | 音楽レビュー
キンモクセイの4thアルバム『13月のバラード』のレビューです。

キンモクセイというと古き良き80年代の良質ポップスを
現代に再現している若き実力派バンドですが、
それは今作でも揺ぎ無く、安心して聴ける良質メロディが満載です。

13月のバラード
キンモクセイ, 伊藤俊吾, 澤近泰輔, 張替智広
BMGファンハウス

今作も完成度高いです

1曲目は1月、2曲目は2月、、、という風に、各月ごとに1曲ずつを割り当てて、
1年を表現しているカレンダーアルバムになっています。
最近では、つじあやのも同じくカレンダーアルバムをリリースしていましたね。

CALENDAR CALENDAR(初回限定盤)
つじあやの
ビクターエンタテインメント

12人のプロデューサを起用した意欲作


キンモクセイの今回の作品は、収録時間も短く、彼らのこれまでの
どのアルバムよりも、コンパクトで聴きやすい印象。
また、言葉をつめこみすぎないところが聴きやすさにつながっています。

特に、8月を表現する「僕の夏」のイントロは、
ユニコーンのかの名曲「素晴らしい日々」を思わせる美しさで、必聴ですよ。

個人的には、2ndの『風の子でいたいね』が、疾走ナンバーあり、
ほのぼの系あり、ギターロックあり、とバラエティ豊かで、
一番好きなのですが、やや曲にムラがあると感じるところもありました。

風の子でいたいね
キンモクセイ, 伊藤俊吾, 澤近泰輔, 佐橋佳幸, 張替智広
BMGファンハウス

キンモクのロックサイドが目立つ2nd

しかし、今作は本当に曲ごとにムラがなく粒ぞろいで、
美しいメロディの楽曲が並んでいます。
今まで彼らの曲を聴いたことがない人は、ぜひ一度聴いてみて欲しいです。

また彼らのライブも、エンターテインメント性の高い演出と、
圧倒的な演奏力の高さに驚くはず。ぜひ、体験してもらいたいと思います。

キンモクセイをナメてはいけない。。。

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