夏午

逝く夏を寂しがるのは気が早い。お彼岸まではまだまだ。残暑が再熱するっちゃないと？ 走友はそう言う。
国道から西を眺めると、山がくっきり見える。空も高めで秋空に近い。台風波も去って海の色も蒼い。
3時に、お船出だんご、という実家辺りでつくっている菓子を食べながら、ホットコーヒーを飲む。ツクツクボウシが遠くで鳴いて、窓から入る西風は心地良く。

昔活

PCは勿論、📱も無かった。 35年程前といったら。
今と比べりゃ、のんびりと、でも賑やかで、歌謡曲が全盛で。　今でも、たまに懐かしい歌をうたったりもする。テレビでよく見よったから、案外、振り付きで踊れるし。
高校生で、プロレスと、小学校から続けてた日武会の形意拳の練習、オートバイ、サーフィン等々、超活発に内外で行動しよったもの。 行動力やら活力は今も健在のつもりじゃが、基礎は二十歳前に充分に創ってたものと。 昔話、たまーにしたくなるもんやね。

去夏

暑かった今年の夏が終わりそうな今朝の気配。
毎夏の始まりは７月の全日本選手権。 自分の競技だけに没頭できる時間は貴重で有く、心身ともに研ぎ澄まされて周りが輝いてみえる、我儘で贅沢な時間を今初夏も過ごせた。 暑すぎた夏が終わるのは嬉しいが、いざ過ぎ去っていくのを感じるのは寂しくもある。 なんか美味しいもんでん食べよかな。

昼麺

午後からの日向クラスへ昼前に自宅発で、ランチは道場からやや離れたラーメン屋にて。 豚骨ではない。スープは醤油ベースで、コクがあり、何故かカットレモンが浮いておる。 初めて食べたときは面喰らったが(ラーメンだけに麺食らった) これがスープに絶妙な味とバランスをうむ美味しさの秘訣かと。 満足いく一杯を食べた後、おかげさまでいい練習が出来ました。

遭縁

昨ランチは、近所の生協にて弁当を買って店内テーブルで食す。 すると「あんちゃん、そこ空いちょっとね」と相席を求める声あり。「空いてるよ、どうぞ」と振り向けば、黒いテンガロンハットで、赤いシャツに、黒のベストを着た、結構なおじいちゃん。 ややたまげたが、こん人は面白そう。 聞けば79歳の辨達者で、川南からたまにこっちへ来るらしい。アジフライを手づかみでバリバリして白飯を食べ乍ら、人生観論など30分ほど談笑する。 いやはや久しぶりに、人間力で圧敗してしもた。また見かけたら挨拶するね、と互いに握手して別れた。
世の中、お年寄りでも強人がいっぱいおるね。 我未だハナタレ小僧なり。 ＊フォトはルックス的イメージで、ご当人ではございません。