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神奈川県相模原市・高城商店


  

知的障害者達の戦中戦後記 知られざる・秘話 ~ 大島藤倉学園

2019年05月14日 | 啓発
 おはようございます。

相模原市緑区(津久井)
青野原の高城商店です

東京都下伊豆大島に創立100年を迎える
知的障害者施設、大島藤倉学園が
あります。

利用者>男性36名・女性36名
職員>     52名
合計    124名 

 TVで戦争の悲惨な光景を目にする時 
ふと、NHK・Eテレ ハートネット
アンコール放送
2夜連続
「知的障害者達の戦中戦後記 知られざる・秘話」
が放映された時の事を思い出すのです。

戦争の悲劇が・・



    ▲

疎開先清里では、飢えと寒さの為
に藤倉学園の園児10名の尊い命が
失われました。

その鎮魂の碑には 
「次の世代には二度と戦争が起きない事を
願って
この悲劇を伝えます」
と刻まれています。

大島藤倉学園の園児達を
待ち受けていた生活とは・・・・

大島を 要塞化しようとしている軍部に
学園を明け渡さなければならなくなりました。

疎開先をどこの県知事にも断られた中で、
東京帝国大学精神医学教室の内村裕之教授に
清里の清泉寮を紹介され 始まった清里での
生活が
放映されていました。

温暖な大島で生活していた園児達にとり、
清里での清里での冬は寒く たまたま手に入った
みかんが、部屋の中でも凍ってしまったそうです。

食べ物はは大島から持参した食料と
配給に
頼っての生活だったようです。 

    

         ▲表

 

この中央にお地蔵様がいます。
実はYさんが書いた藤倉学園の新聞記事が
石材店Gさんの目に留まり、6時間も掛けて
Yさんの所にきたそうです。

Gさんのお子さんも事情を抱えていたそうです。

Gさんは、記事を読み感激して「十字架の傍らに
是非お地蔵さんを心を込めて作るから 
建てさせて欲しい!」と

お願いしたそうです。

 

当時の日本は、宗教の違い、障害のある人への
視線はいかばかりだったでしょうか。

 この十字架の裏には、建立して
下さった方々のお名前が刻まれています

 
また、上の鎮魂の碑も裏にお名前が記されて
いますが、Gさんのご友人や前町長さんからの
善意で建てられたそうです。

今の日本の子ども達に、
寒さと飢え・栄養失調で亡くなるなんて 
想像もつかない事でしょう。 

戦争がもたらすものは・・・命の重みを考える時
どうか世界から戦争がなくなりますように!と
願わずにはいられません。

 


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