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タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

雲月山花登山~2

2022-10-22 07:33:48 | 山歩きから
    

昨日の雲月山登山です。本当は「登山」とは言えないような「花散歩」でした。

とにかくのんびり歩き。

    

いつもは、タカ長がドライバーから登山者に変わる頃には、タカカノははるか先を歩いているのですが、昨日は別でした。

タカ長が出発に手間取っていても、タカカノはすぐそこで花を見ています。

    

早速タカ長がワンショット。このヤマラッキョウはたくさんあります。田中澄江の「花の百名山」では、ヤマラッキョウを見る山として三瓶山を紹介していますが、三瓶山に行かなくても雲月山でたくさん見ることが出来ます。

    

アキノキリンソウも普通に見られる花です。デジイチを持っていないのでこの程度の写真しか撮れませんが、それでも十分満足しています。

    

これまで写真など撮ったこともないタカカノですが、iPhoneを使うようになってさかんに撮るようになりました。

その写真を見たことはほとんどありませんが、どうせ駄作のオンパレードのはずです。

    

その後をタカ長。

でも、ますますスピードが落ちるタカカノ。ついにタカ長が追い越すことになりました。

    

    

そのタカ長も写真を撮りながらゆっくりと歩いているのです。

    

岩倉山分岐点に着きました。コースタイムではここまで15分ですが、タカ長たちは40分かかりました。

ここにザックを置いてタカ長だけ岩倉山に行きました。岩倉山に行くとYAMAPに記録される山が1座かせげるのです。

小さく見るとこの草山に「岩倉山」とか「高山」と言う名前がついているよですが、タカ長の認識ではここの草山すべてが「雲月山」なのです。

でも、YAMAPの記録が1座増えるのは嬉しいので、分岐点から6分間の登山を楽しむことにしたわけです。

    

岩倉山の山頂にはこんなものがあるだけ。山頂をしめすプレートは見つかりませんでした。

    

その岩倉山からの展望。雲月山はこのように展望の良い山です。

雲月山が展望の山であることは「芸潘通志」にも記録されているようです。昔から展望の山として知られていた、と言うことです。「芸潘通志」には、その名前、雲月山には「ウズキ山」とルピがふってあると「西中国山地」(桑原良敏著)に紹介されています。

雲月山の名前については論争があったみたいで、同書には、、、、、、、

従来の呼び名は〈うつつき山〉で近年〈うづき山〉が一般化していたが、ほかにも〈うづつき〉〈うつづき山〉〈うんげつ〉など多様の呼び方がある。この呼称の統一について、地元の広島県山県郡芸北町と島根県那賀郡金城村およびこの山に近接する同郡旭町とで協議の結果、昭和38年6月以降〈うんげつざん〉と呼称することに決定した。

とある。それにしても〈ウズキ〉という古風で優雅な名が、時代の流れとはいえ即物的な〈ウンゲツ〉という読み方に変えられていくのは淋しい限りである。


広島の山の大先輩である桑原良敏先生は同書でこのように書かれています。

タカ長が初めてこの山に行ったのは昭和34頃。県境にある炊事棟を使って飯盒炊飯を楽しみ、そのついでに山に登りました。

上記の決定がなされる前に行ったのですから、タカ長にとってこの山は永遠に「ウズキヤマ」です。

山と渓谷社の「分県登山ガイド」には「うづきやま」と紹介されています。

続きます。




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