秋分の日を迎えました。今日の関東地方はよい天気。空気もさわやかで気持ちの良い陽気です。ここ数日、ようやくエアコン生活から解放されました。自然の風は心地よいですね。明日から3日間、仕事の関係で千葉県南部・南房総市に出張です。海の風景を眺めながらの仕事になりそうです。
8月15日(金)
改めて日南海岸の旅の地図を。今回はその旅の後半部分をお伝えします。
鵜戸神宮を後にした私たちは、九州の小京都・日南市飫肥(おび)へ。
飫肥は、豊臣秀吉の頃から、明治初期の頃まで伊東氏が治めていた飫肥藩の中心地です。
まずは、豫章館(よしょうかん)を見学しました。豫章館は藩主伊東家の住まいで、明治2年に建てられました。
南側の庭園は、規模と手入れの良さでは九州でも有数だそうです。とてもきれいな庭園でした。
次に訪れたのは、伊東氏の居城・飫肥城。大手門をくぐりました。
城の周りにはお堀がありました。
階段をのぼり・・・・・
飫肥城の中へ。
江戸時代の藩主の御殿を再現した松尾の丸へ。昭和54年に再建されました。
御殿は書院造りで、落ち着いた和室がたくさんありました。左側の湯殿はこけら葺きの総桧づくりの蒸し風呂(サウナ風呂)となっています。藩主の暮らしぶりが垣間見えました。この後、飫肥城歴史資料館を見学しました。館内には、飫肥藩ゆかりの歴史的資料が展示されていました。飫肥藩のことがよくわかりました。
飫肥城見学の後は「おび天本舗」のおび天蔵に寄って、飫肥天を食べました。飫肥天は魚のすり身に豆腐と黒砂糖、味噌をつき合わせ、油で揚げたてんぷらです。目の前で作って揚げてくれるので、できたてのアツアツをいただきました。薩摩揚げによく似ていますが、独特の味があり、とてもおいしかったです。
次に立ち寄ったのは、布さんの希望で間瀬田厚焼本家へ。厚焼き卵屋さんです。
布さんからご馳走していただきました。ほんのり甘い香りで、まるでプリンのような味わいの厚焼たまご。とってもおいしかったです。
飫肥の町並み。とても良く整備されています。まだこのほか、小村寿太郎記念館など見所満載の飫肥でしたが、時間の関係で見られませんでした。いずれゆっくり訪れてみたい場所です。
この後再び海沿いにでて、国道220号線を南下。南郷から国道448号線を南下して、都井岬に向かいます。途中国道が崖崩れで一台がやっと通れる仮設道路へ。2kmはある仮設道路を抜けるのに、手前の仮設信号で10分以上待たされました。その仮設道路の勾配がきついこと。信号を無視して進入していたら、すれ違う場所がなく、大変なことになるところでした。信号が青になる1分ぐらい前に10台程度の車がやってきました。
仮設道路を抜けるといよいよ都井岬。料金所で協力金を払って岬に向かいます。
途中御崎馬(みさきうま)という野生馬が道路沿いにたくさんいました。
開放時間は午後4時半まで。ぎりぎりセーフで飛び込みました。
階段を上ると灯台です。付近はソテツの自生地となっています。
船舶にとって都井岬灯台はとても重要な拠点であるようです。
灯台の上から駐車場方向を眺めたものです。灯台の上に登れるのは、全国でも数少ないようです。
海側の風景。さらに拡大すると・・・・・。
絶景かな。大海原に思わず見とれてしまいました。時間的に無理をしてでもここに来て良かった。そう思えた瞬間でした。この旅行の2日目、大阪南港からサンフラワーきりしま(ダイヤモンドフェリー)で鹿児島県志布志を目指していた8月10日の朝、この海上を航行していたフェリーから、都井岬を眺めました。そして、今回陸上からその海上を眺めることができました。感激です!!!!その反面、楽しい時はあっという間に過ぎてしまうものだとちょっぴりがっかりしていた都井岬見物でした。(「南九州の旅①・自宅から鹿児島空港」の記事はこちら)
その後、都井岬近くの小松ヶ丘広場から、鹿児島県志布志方面をながめました。西日がまぶしかったです。でも、海がきらきらと光ってとてもきれいでした。
近くには野生馬の御崎馬がたくさんいました。
さて、のんびりしていられません。都井岬を見学していたら、すでに5時をまわっています。この日は鹿児島市内の城山観光ホテルに予約を入れてありました。ここから鹿児島市まで直線距離でも100km。高速道路もありません。急いで鹿児島に向かうことに。国道448号線から再び国道220号線に戻り、鹿児島県志布志方面へ。途中道の駅「くにの松原 おおさき」に立ち寄り、ホテルに遅くなることを連絡。さらに、国道220号線の鹿屋、垂水を経て桜島へ(国道224号線)。この頃には日もすっかり暮れていました。途中桜島の噴煙がよく見えました。国分姶良周りだと距離も時間もかかるので、昨年に引き続き24時間運行の桜島フェリーに乗ることに。わずか15分の船旅です。
桜島フェリーを使うと大隅半島方面から鹿児島市内に出るのにとても便利です。国分、姶良をまわっていくのと比べればかなりの時間短縮です。料金も車を積んでも100円ちょっとと格安です。鹿児島市が運行しています。鹿児島の夜景がとてもきれいでした。
月明かりもとても幻想的です。船の上から桜島・垂水方面を望んだ写真です。
わずか15分の船旅。鹿児島市街地の桜島桟橋に到着した私たちは、すぐに、宿泊先の城山観光ホテルに向かいます。チェックインをして、再びタクシーで鹿児島市天文館の繁華街へ。夜遅くまで薩摩料理と焼酎をいただきながら、楽しい夜を過ごすのでした。
宮崎市から日南海岸、飫肥・都井岬の旅は、ハードスケジュールでしたが、何とか一日でまわることができました。鹿児島に着くのが遅くなりましたが、ちょっと無理をしてでも都井岬まで行けたことはとても良かったと思います。
いよいよこの南九州の旅も最終段階に入ってきました。翌16日は鹿児島市内を観光します。お楽しみに。
(つづく)
知り合いから、今朝宅配便で毬付きの栗がたくさん送られてきました。小さい頃は、栗拾いに連れて行ってもらって、毬付きの栗を見ることはよくありましたが、最近はなかなかありませんでした。布さんやブライアンさん、キュウママさんなら、すぐに絵手紙、ということになるのでしょうが、私には道具がないですし、その技量もありません。ですから、写真でみなさんにお届けです。
さて、いただいた栗はどうしようか?たくさんあるので、実家に持って行って調理してもらい、一部をいただくことにします。栗をいただくと本格的な秋の味覚を楽しめる時期がやってきたなと実感します。今晩いただくのが楽しみです。
送っていただいた知り合いに感謝感謝です。
8月15日(金)
宮崎県庁と物産館を後にした私たちは、国道220号線を南下し、日南海岸沿いを進みます。
まず、立ち寄ったのは青島。(宮崎市)
日差しが避けられる民間駐車場に車を止めて歩きます。
青島の入り口には、土産物屋や飲食店などが軒を連ねます。
商店街を抜けると、青島が姿を現しました。橋を渡ると青島です。
島の周りには、波による浸食によってできた鬼の洗濯岩が広がります。
島の右側の青島神社の鳥居をくぐります。
青島神社の入り口です。奥に向かって参道が続きます。
亜熱帯植物に囲まれた神社です。参道の奥に門があり、その奥がお社です。
朱色の色鮮やかなお社でした。この日は日差しがとても強く暑かったです。
にもかかわらず大勢の参拝客が訪れていました。
さらに奥に行くと元宮がありました。亜熱帯植物に囲まれ、日陰が多かったので、やや涼しかったです。左側には、仲睦まじく並んだ「夫婦ビロウ」がありました。(写真の左の方に小さく見えますよ。)
青島の後は、国道220号線をさらに南下し、途中道の駅フェニックスに立ち寄りました。鬼の洗濯岩が見事です。太平洋(日向灘)の絶景が広がります。
道の駅フェニックスには、駐車場が満車になるほど、観光客が訪れていました。
ここで食べたのは・・・・・
えびソフトクリーム。本当にえびの味がする、とてもおいしいソフトクリームでした。
前日は昼食場所を探すのに苦労したので、日南海岸のおいしい海の幸があるところで早めのお昼をとることに。
地魚料理のお店「磯料理 あらき」(宮崎市内海)に入りました。お客さんがいないので、一番乗りです。
注文したのは・・・・・・。
さらに国道220号線を南下して、日南市に入り、鵜戸神宮へ。
こちらも駐車場が満車になるほどの観光客が訪れていました。
参道を歩いていくと、こちらでも日向灘の雄大な景色が眺められました。
階段を下りたところの洞窟の中に鵜戸神宮本殿があります。
本殿の入り口です。
こちらが本殿。洞窟の中に立てられた結構大きな建物です。小学生の頃訪れて以来、二十数年ぶりの鵜戸神宮です。
この建物の周りには通路があり、一周することができます。
通路沿いにはお乳水もありました(右)私が飲んでも御利益はないでしょうけれど。
洞窟の外では、運玉が販売されていました。
左手で運玉を投げ、岩の枡形をねらいます。うまく入れば願い事が叶うのだそうです。残念ながら一つも入りませんでした。惜しいのがありましたが・・・・。
運玉の入ったお守りを買ってきました。これから御利益があればよいのですが。
暑い中の参拝となりました。我々は鵜戸神宮を後にして、さらに国道220号線を南下し、この後日南市の飫肥(おび)に向かいます。
(つづく)
8月14日(木)
高千穂を後にした私たちは国道218号線で延岡市方面に向かいます。
途中日之影町の道の駅青雲橋に立ち寄りました。
東洋一の大きなアーチ橋です。高さ137m、長さが410mあるそうです。
再び、218号線を走らせ、途中から将来の東九州自動車道となる延岡道路を通って、日向灘沿いの国道10号線に出ました。
日向市では、寄り道をして、馬ヶ背の景色を眺めてきました。
駐車場に車を止めて、遊歩道を歩き、馬ヶ背と日向岬に向かいます。
日本一の柱状節理の断崖絶壁「馬ヶ背」です。奥行き200m、幅10m、高さが70mあるそうです。能登半島の能登金剛(義経の舟隠し)を思い出しました。
絶景かな。馬ヶ背の先にある日向岬です。地球の丸さを感じます。とてもいい風景でした。思わず3人で記念撮影をしました。
こちらの周囲にも柱状節理の断崖絶壁がたくさんありました。
日向岬の次は、近くにある願い事が叶うというクルスの海にいきました。
漢字の「叶」に見えますでしょうか。きれいな海と景色にしばし見とれてしまいました。もちろん願い事もしましたよ。
鐘を鳴らして、願い事を唱えました。さて、願い事は本当に叶うのでしょうか。青空、青い海がとてもきれいですね。
クルスの海を後にした私たちは、同じ日向市美々津の「美々津重要伝統的建造物群保存地区」に立ち寄りました。
古い町並みが今でも残っています。少し散策しました。
この後再び国道10号線を宮崎市方面に南下。この頃お昼ご飯の場所を探していましたが、なかなか見つからず、都農町あたりでようやく食堂を発見して食べることができました。日向市内にはたくさんの飲食店があったのに、ここぞというときに食べないと食べる機会を逸してしまうものです。
昼食後さらに国道10号線を南下して、一ツ葉有料道路へ。シーガイヤの高層ビルを眺めながらのドライブです。そして、宮崎市街地へ。まずはビジネスホテル「ホテルサンライト宮崎」にチェックインしました。
市内を流れる大淀川沿いにあるホテルです。写真は宮崎の繁華街(県庁)方面を撮影したものです。
少し休憩してから、バスに乗って宮崎中心街へ。まずは百貨店の山形屋で買い物をしました。その後、宮崎の味を楽しむべく繁華街に繰り出しました。
どの店に入ろうか迷っていたところ、県内の色々な食べ物を扱っている大衆居酒屋「味道楽」に入ることになりました。マスターが一人で切り盛りしてるお店です。カウンターと座敷があり、座敷でいただくことにしました。最初はほとんどお客さんがいなかったのですが、そのうち満席に。マスター一人で大忙しの様子でした。まずは私は生ビールで乾杯。宮崎の郷土料理を次々に注文しました。
まずは、宮崎地鶏のたたきを。そして、地鶏鉄板焼き。
そして、チキン南蛮を。飫肥天は翌日食べる予定にしていたのでパス。その他、何種類かのつまみを注文しました。
ところでこの居酒屋の壁に掲示してあった言葉にとても感銘を受けました。
「酒席に未練と執着が有る限り 人の心は老いることがない。」
いい言葉ではありませんか。(笑)私の座右の銘にしたいくらいですが、これでは私の仕事では商売になりません(笑)私生活の密かな座右の銘にしたいと思っています。また宮崎を訪れたときには、再訪問してこの文字を眺め、おいしい料理とお酒をいただきたいものだと思いました。そう思っているうちは老いることがなさそうです(笑)
この居酒屋だけではお腹が満たされなかった私たちは、もう一軒いくことに。今度はとても洒落た店です。そうです。宮崎の郷土料理「冷や汁」を食べていなかったからです。
入った店は先ほどの店のすぐ近くにある「酒蔵・料理厨・和音(わおん)」。
これが宮崎の郷土料理「冷や汁」。飲んだ後には最高の味で病みつきになりそうです。
この店を出た頃には、ホテルに帰る路線バスはもう終バスが過ぎて、ありませんでした。仕方なしにタクシーでホテルに戻りました。宮崎のグルメを思いきり楽しんだ宮崎の夜でした。
8月15日(金)
ホテルの最上階のレストランで和食の朝食を食べた後、ホテルをチェックアウトし、東国原知事の宮崎県庁を訪れました。
これが宮崎県庁。たくさんの観光客が訪れていました。古い建物ですが、なかなかいいものです。東国原知事でなかったら、我々も含めてここを訪れる観光客はほとんどいなかったことでしょう。知事効果は大きいと感じました。応対する警備さんもすっかり観光客と応対することに慣れている様子。県庁の駐車場に車を止めて、県庁を見学です。知事は不在の様子で、県庁の玄関には等身大の知事の写真パネルが置いてあり、記念撮影の列ができていました。玄関で警備員さんから駐車場の検印を受け、中の案内図をいただいて見学開始です。
中央玄関前の階段です。県庁内は、1階と2階の廊下を観光客に開放して、見学できるようになっていました。1階の廊下には、知事に関する様々な展示物がありました。
2階にある知事室。このとき東国原知事はどこにいたのでしょうか?
外に出てみると、続々と観光客がやってきます。
県庁見学後、県庁の隣にある「みやざき物産館」に行ってみました。
みやざき物産館の入り口です。
館内には宮崎県内全域の特産品が展示・販売されていました。こちらもたくさんの観光客が買い物をしていました。知事効果は絶大です。ほとんどのお土産品に知事のイラストがプリントされていました。私はここで冷や汁のセットをいくつか購入しました。
県庁と物産館で予定以上の時間を使いました。この日はこの後、日南海岸を南下する旅に出かけます。その模様は次回お伝えしましょう。
(つづく)
8月14日(木)
前日から高千穂にある「欧風宿ぶどうの樹」に宿泊していた私たちは、早起きをして高千穂峡のボート乗り場の受付に向かいました。この日は前の晩の雷雨も収まり、良い天気になりました。ボートの受付は7時30分からだというのに、6時30分に着いた時には、もうすでに数名並んでいました。前日の日中は3時間待ちだったそうです。朝ご飯の前にボートに乗ってしまおうという作戦です。
並んでいる間、交代で、昨晩ライトアップで見た玉垂の滝と真名井の滝を見物に行きました。
玉垂の滝。やっぱり昼間の方が見応えがあります。
真名井の滝と峡谷「高千穂峡」もとてもきれいです。これからこの峡谷をボートで巡ります。
岩の形も特徴的ですね。
1時間半ほど待ってようやく受け付け開始。すぐに貸しボートに乗ることができました。乗船時間は30分。料金は1500円です。ブライアンさんが船頭となって、高千穂峡の遊覧に出発です。
真名井の滝に向けて進んでいきます。開始直後ということもあり、ボートはあまり浮かんでいません。
真名井の滝に近づいてきました。オールさばきを間違えると、滝に突進してしまうので、ブライアンさんも慎重にオールを漕いでいました。景色を楽しむ余裕などなかったかもしれませんね。私は自分のカメラとブライアンさんのカメラの2台を持って撮影を続けました。
真名井の滝の奥の方まで行って、折り返しです。柱状節理の岩がとってもきれいです。この頃には峡谷にボートがだいぶ混雑してきました。
再び真名井の滝の前を通って、30分の高千穂峡遊覧は終わりました。早起きして着た甲斐がありました。ブライアンさん、運転お疲れ様でした。見事なオールさばきで、我々はぬれることがありませんでした。
その後、宿「ぶどうの樹」に戻って朝食です。
オレンジジュースや牛乳もいただきながら、食堂での朝食です。どれもおいしかった。パンのクロワッサンをおかわりしてしまいました。食後のコーヒーもおいしかった。
朝食後、宿を後にして、我々は国見ヶ丘に向かいます。
神武天皇の御孫にあたる建盤竜命(たていわたつのみこと)が九州統制の折り、この丘に立ち、明け暮れに国見をされたことから、国見ヶ丘と呼ばれるようになったと伝えられています。
標高513mのこの丘からは、西に阿蘇の五岳、北に祖母の連山、東に天香具山、高天原、四皇子峰や高千穂盆地、眼下に五ヶ瀬川の渓流など、四方が見渡せる景色のいい丘です。
高千穂盆地を眺望した写真。宿の「ぶどうの樹」や高千穂峡、夜神楽の高千穂神社方面です。朝方は雲海がきれいに見えることもあるそうです。
熊本県の阿蘇連山もよく見えます。高千穂の方角と反対方向です。
見所満載の高千穂の旅が終わりました。まだまだ見ていないところがありますので、またの機会に訪れたいと思います。
私たちは、この後、高千穂町内に戻り、おみやげを購入した後、再び国道218号線を東進し、延岡市方面を目指します。国道218号線は、キュウママさんの熊本県宇城市松橋から高千穂を通り、宮崎県の延岡市まで結んでいる国道です。前の日から、国道218号線の旅を続けているわけです。
(つづく)
ここ数日関東地方は夏のような暑さが戻ってきていますが、湿度が低く、カラッとした暑さです。敬老の日を含めた3連休になりましたが、今のところ、どこにも出かけずにのんびりしています。石垣島地方には大きな台風が接近していますね。本土に影響がなければよいのですが・・・・。
8月13日(水)
私たち3人は、熊本県の肥後の石橋を見学した後、夕方四時頃宮崎県高千穂に入りました。
まずは、道の駅高千穂に立ち寄り、観光案内所で観光マップをゲット。案内所の係員さんにこの日の宿泊場所「ぶどうの樹」と高千穂観光のお勧めの場所を案内してもらいました。高千穂峡のボートは、本日は受付を終えたとのこと。ボートは翌日の朝に乗ることに。「荒立神社(荒立宮)の宮司さんにぜひ会ってきてください。」と何度も言われた私たち。まずは、荒立神社に行ってみることにしました。
なぜ何度も勧めるのかわからないまま荒立宮に到着。ごく普通のこぢんまりとした神社。神話の時代、猿田彦(サルタヒコ)と天細女命がここで婚姻し、大急ぎで回りにあった荒木で宮を建てたと伝えられ、それで『荒立神社』という名前になったとのこと。
お社もごく普通です。中央の輪になった縄(茅輪・ちのわ)を八の字にくぐって参拝です。社務所に行って見ましたが、宮司さんはご不在の様子。あきらめて帰ろうとしているときに、宮司さんが帰ってきました。布さんが声をかけて、少しお話をうかがいました。
とっても温厚な感じでステキな方でした。近くにいるだけで、そのことが伝わってきます。見るからに御利益がありそうな方です。3人とも握手をしてもらいました。
私と握手をしたときには、「とっても立派な手をしているね。」と、声をかけてくださいました。後で聴いたり、ネットで調べた話ですが、荒立宮は、パワースポットとして有名なところで、全国から宮司さんを訪ねてたくさんの参拝客や芸能人が訪れるのだそうです。この宮司さんは、興梠(こうろぎ)さんという方で、いわゆる人が「見える!」のだそうです。宮司さんに自分のことを質問すると、優しく丁寧に答えてくれるようです。色々なブログやホームページで紹介されていました。色々な方が宮司さんに会うように勧めているのも納得です。さて、私は特に自分のことは質問しませんでしたが、宮司さんが私に声をかけてくれた、「とっても立派な手をしているね。」はどのような意味があるのでしょうか?人が見える宮司さんが仰ったのですから、将来いいことがあるのでしょうか?楽しみです。
荒立神社の後は天岩戸神社へ。天照大神がお隠れになったことでも有名な天の岩戸があるところです。
たくさんの参拝客が訪れていました。私たちはお社を参拝した後、天の岩戸を見に行きました。社務所に案内を申し込まないと、見ることができないご神域です。
天の岩戸への入り口です。
御神域に立ち入る前に、お祓いを受けます。社の後ろにある岩戸川の対岸の中腹に「天岩戸」の洞窟があります。長年の風雨でだいぶ痛みが激しいようで、とても近づける感じがしませんでした。
天照大神を、巖から出てもらうため、神々が集まって相談したといわれる天安河原(あまのやすかわら)まで歩いていきます。
遊歩道を歩いていくとやがて岩戸川が見え、川沿いを歩いていきます。
洞窟・仰慕窟(ぎょうぼいわや)が有り、その中に天安河原宮があります。あたりには石がたくさん積み上げられていました。天の岩戸にしても、天安河原にしても、私が小学校5年生の時に両親につれてきてもらって以来のこと。でも、当時のことは今でも覚えています。天の岩戸や天安河原はイメージ通りの場所でした。それだけ印象深い場所なのでしょう。
参拝をしているうちに、なにやら雲行きが怪しくなってきました。何とか降られずにこの日の宿「欧風宿 ぶどうの樹」に到着。
文字通り、ヨーロッパ風のたたずまいです。
食堂や部屋もなかなかいい感じです。お部屋は二部屋からなり、部屋と部屋の間に小さな廊下。その左右に、トイレとお風呂が付いています。
夕方6時から、お楽しみの夕食が始まりました。
前菜の盛り合わせ。そして、野菜のスープ。
川鱒のエスカベージュ。そして、兵平衛酢(へべす)のシャーベット。
牛肉のブレゼとデザートのクリーム・ド・ブリュレ。そして、ライス(写真省略)。
ビールやワインとともにいただきました。オーナーさんの人柄がとても良く、色々説明してくれました。料理の食器もとても良くて、どの料理もとてもおいしかったです。
夕食後、宿泊客の夜神楽見物希望者が集まって、オーナーさんの車で高千穂神社まで送迎してもらいました。その前に夜の高千穂峡を見物しました。
玉垂の滝はライトアップされてとてもきれいでした。
高千穂峡の真名井の滝もライトアップされてきれいです。翌日、ボートに乗ってこの滝を見物します。オーナーさんから、翌日のボート乗り場の受付場所も教えてもらいました。そして、高千穂神社へ。
夜の高千穂神社は、観光夜神楽見物の観光客が大勢訪れていました。
(観光夜神楽の内容はこちら)
夜神楽会場(神楽殿)にもたくさんの人が。(夜神楽のムービーが見られるサイト)
夜8時から9時まで毎晩奉納されています。神話をもとに構成された神楽は内容もよくわかり、とても楽しかったです。
オーナーさんに宿まで送ってもらい、この日も夜はぐっすりと眠りました。
高千穂は見所満載。翌日はいよいよ高千穂峡のボートに乗ります。
(つづく)
群馬県川場村に行くと、必ずと言っていいほど寄る場所があります。それは、道の駅川場田園プラザ。関東好きな道の駅4年連続第1位に輝いている人気の道の駅です。とにかく敷地が広くて、特産品を販売する建物、陶芸体験、地ビールレストラン、野菜売り場、ミート工房などたくさんの建物が並び、季節にはブルーベリー狩りができる丘があります。新鮮な野菜や田園プラザのプライベートブランド(地ビール、ウインナー、飲むヨーグルトなど)が安く手にはいるのも人気の理由。
毎回安くて新鮮な野菜を買って帰ります。今回は、なす(70円)、きゅうり(100円)、トマト(200円)インゲン(100円)、写真にはありませんが、とうもろこし4本200円を買ってきました。天候不順の影響で地元所沢のスーパーでは、なすが3つで130円前後。キュウリが1本70円前後、トマトが1個100円前後、とうもろこしが1本100円前後の高値で販売されていますから、かなりお得です。しかも朝採りの新鮮な野菜。早速家に帰って食べました。とっても新鮮でおいしかったですよ。野菜販売コーナーは、大勢の観光客が野菜を買い求めていました。これだけ安いのですから、たくさんのお客さんが来るのも納得です。
川場村はこれから収穫の秋。ぶどうやリンゴなどの果物や新米・キノコの季節。また訪れて、おいしい食材を仕入れるのを今から楽しみにしています。
8月13日(水)
栗野岳温泉を後にした私たち3人は、九州自動車道栗野インターチェンジから上り線に乗って、熊本方面を目指します。
えびのジャンクション、人吉を経て、熊本県宇城市へ。途中宮原サービスエリアに立ち寄って、熊本名物「いきなり団子」を食べました。
布さんが私とブライアンさんに「ぜひ食べてみて!」とご馳走してくれました。中には、サツマイモとあんこが入っていてとってもおいしかったです。
その後、松橋インターで下車して、近くのコンビニでキュウママさんとキュウパパさんと待ち合わせです。この日はまず、キュウママさんのお宅を訪問しました。キュウママさんとは去年鹿児島県の霧島アートの森でお会いして以来、1年ぶりの再会です。
キュウママさんのお宅では、愛犬のキュウちゃんが熱烈歓迎!
小布さんからのお土産・わんちゃん用バームクーヘンをいただいてキュウちゃんはうれしそうに食べていました。私たち3人は、初めて目の前で見るキュウちゃんが可愛くて可愛くて、カメラを向けて写真撮影大会。なかなか目線が合わずに何度も何度も撮り直しをしていました。しばし、キュウママさんやキュウパパさんとお話しした後、私たちのリクエストに応えて、キュウパパさんが楽しいジャズのピアノ演奏を聴かせてくれました。とっても上手で、私たちはもうノリノリでした。その間にキュウママさんは、お昼ご飯の用意をしていてくださったようです。
とってもおいしかったです。キュウママさんありがとうございました。
昼過ぎにキュウママさんのお宅を後にして、我々3人は宇城市松橋から国道218号線を東に向かい、九州横断の旅を続けます。
まず立ち寄ったのは、美里町にある霊台橋(れいたいきょう)。
1847年に架けられた石橋で、単一アーチの橋としては日本一の規模を誇る橋です。国の重要文化財に指定されています。
この地域にはこのような石橋があちらこちらに残っていて、江戸時代末期、肥後の名工の技術の高さを感じます。
続いて山都町にある通潤橋(つうじゅんきょう・道の駅通潤橋)にも立ち寄りました。
1854年に作られた石橋(水路橋)で、国の重要文化財に指定されています。中央の細い部分から両側に放水口があって、定期的に観光放水が行われています。予約をすると放水してもらえるといううれしいサービスもあるようですが、1回5000円かかるそうです。この橋は両側の台地を水路で結び、水田等に水を供給する灌漑施設として今も利用されています。
この道の駅通潤橋には、古民家が移築されており、見学することができました。
また、通潤橋史料館があり、通潤橋や他の石橋に関する資料の展示を見ることができます。
その後私たちは、国道218号線をさらに東進し、道の駅清和文楽邑(山都町)にも
立ち寄りました。
隣接の物産館では、山菜や地元で採れた健康野菜を使った郷土料理を味わうレストランや体験施設がありました。
ここではアイスクリームを食べました。
何のアイスだと思いますか?
正解はトマトのアイスです。トマトの色を出すには相当のトマトを使わないと出ないそうですが、食べてみるとトマトの味がとても良く出ていました。とてもおいしかったです。
さらに、国道218号線を東進すると、ようやく宮崎県五ヶ瀬町に入ります。
そこで目にしたのは・・・・・。
雲海酒造の焼酎工場でした!そういえば綾町の酒泉の杜は雲海酒造の観光施設でしたね。宮崎や鹿児島県内に蔵を持つ、大きな会社です。
我々は五ヶ瀬町を素通りして、この日の目的地、宮崎県高千穂町に向かうのでした。
(つづく)