タジティーの旅行日記

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回想:木曽駒ヶ岳登山

2009年10月25日 22時24分58秒 | タジティーの旅行記(特集)

2009年8月18日に長野県駒ヶ根市にある、木曽駒ヶ岳に登りました。

8月6日に出発した九州旅行。その帰りに立ち寄った、長野県伊那。知り合いの家に滞在し、一緒に木曽駒ヶ岳に登山しました。

まずは、駒ヶ根市にある菅の台バスセンターへ。マイカー規制がかかっているので、ここに車を置いて、バスに乗り換えです。バスに乗ること40分。標高1662mの「しらび平」に到着しました。



しらび平駅から駒ヶ岳ロープウェーに乗って、標高2612mの千畳敷駅に向かいます。標高差1000mの空中散歩です。

みるみるうちに標高を上げて、10分ほどで千畳敷駅に着きました。

千畳敷駅に降り立つとそこはもう別天地。気温もかなり低めで涼しいです。

もと来た方角をふりかえると、南アルプス連邦が。富士山もうっすら見えました。麓の駒ヶ根市街は、朝もやの中です。

前方には千畳敷カールと宝剣岳(左側)がよく見えました。写真中央のくぼみのあるところを目指して、登山開始です。ここからは駒ヶ岳は見えません。千畳敷は高山植物の宝庫。花を楽しみながら歩きました。

ゆっくり歩いて約1時間。先ほどの写真のくぼみのあるところまでたどり着きました。ここまでが一番キツイ所でした。この先は快適な登山道です。ふりかえると、千畳敷や千畳敷駅の建物がよく見えました。

森林限界を超えた登山道を木曽駒ヶ岳に向けて進みます。青空がとてもきれいです。木曽駒ヶ岳の登山は今回で3回目。一度目のピークは山頂ではないことは知っています。上の写真のピークを越えると・・・・・。

今度こそ、駒ヶ岳の山頂が見えてきました。一度下って、再び登りです。

千畳敷から約2時間。ようやく木曽駒ヶ岳山頂につきました。標高2956mです。千畳敷からわずか350mほどしか標高差がありません。山頂には神社がありました。

お参りをしてから、お弁当を食べました。ロープウェーの混雑を避けるため、朝早く出てきたため、これが事実上朝食となりました。

山頂から、木曽御嶽山(標高3067m)がよく見えました。絶景を眺めながらのお弁当はとってもおいしかったです。
しばし、絶景を眺めたあと、下山しました。

下山途中、右側に宝剣岳がよく見えました。高校時代に山頂に登ったことがあります。あのときは、ここ中央アルプスを数日かけて縦走しました。宝剣岳の山頂は狭く、岩の上に立つと、ふらついて、滑落しそうになったことを思い出しました。今は、怖くてあの岩の上には立てそうにありません。
千畳敷駅に降りてきたときには、たくさんの観光客がいて、ロープウェーも並ばないと乗れない状態でした。しらび平に降りてきたときには、長蛇の列になっていました。
早く出てきて正解でした。

後日、信濃毎日新聞の記事に駒ヶ岳の山小屋ご主人の話が出ていたそうで、この日が、この夏で一番よい天気だったのだそうです。本当にラッキーなときに登山をしたものです。今年の夏は雨が多かったですからね。

「回想:駒ヶ岳登山」の記事はいかがでしたか。時間があれば、まだ公開していない、他の旅行記事も載せていこうと思います。


伊香保温泉

2009年03月22日 21時01分56秒 | タジティーの旅行記(特集)

3月21日(土)~22日(日)まで、群馬県川場村や伊香保温泉(渋川市)を訪れました。
21日は、第3回川場観光特使の集いに参加するため、川場村へ。宿泊は、もちろん富士見荘です。

22日は、富士見荘で午前中のんびりした後、お昼ご飯を渋川市にある「時代屋」で時代屋釜飯膳をいただきました。

以上の模様は、携帯からのリアルタイムレポートで、既にお伝えしていますので、割愛させていただきます。


さて、時代屋でお昼をいただいた後は、すぐ近くにある伊香保温泉(渋川市・旧伊香保町)にいきました。伊香保温泉といえば石段の街で有名です。日本温泉都市計画第1号でもある石段街は風情があります。

階段の地下には、温泉管が通っています。駐車場に車をとめた後、石段街を散歩しました。石段沿いにはホテルや旅館、飲食店、土産物屋、温泉饅頭屋などが並びます。射的やスマートボール、輪投げなどを扱うお店も何軒かありました。

途中、少し行列ができていた、温泉饅頭屋で蒸したての温泉饅頭を買って食べました。あんこの味がとってもおいしいおまんじゅうでした。1個80円でした。

石段の一番上には、伊香保神社があります。

お参りしてきました。さらに上の方に登っていくと、以前入浴したことのある、伊香保露天風呂と源泉、そして、飲泉所があります。伊香保温泉は鉄分が含まれているので、飲むと貧血によく効くとか。また、肥満にも効くそうです。私にはぴったりなのですが、今回は足を延ばしませんでした。

再び石段街に戻り、石段を下っていきます。
途中にある公衆浴場「石段の湯」に入浴しました。

とても気持ちよかったです。

ブライアンさんともここでお別れ。関越自動車道が渋滞していたので、ほとんど一般道で自宅の所沢に戻りました。伊香保温泉から3時間かかりました。

今回の旅のレポートは、これで終わりです。

次回はいよいよ春の旅行です。来週が楽しみです。


冬の旅行(5・最終)群馬県川場村

2009年01月24日 19時41分31秒 | タジティーの旅行記(特集)

今日の埼玉県南部地方は一日中曇り。時折小雪が舞う一日でとても寒かったです。どこかに出かけようと思いましたが、この寒さであきらめました。

冬の旅行も最終回を迎えました。これまでの旅行の様子は、以下のリンクをクリックしてください。
冬の旅行(1)往路・自宅から地獄谷温泉  北信濃の雪景色
冬の旅行(2)地獄谷温泉と地獄谷野猿公苑  おすすめ!
冬の旅行(3)野沢温泉  温泉情緒たっぷり!
冬の旅行(4)清津峡温泉 雪見風呂を満喫

○2008年12月29日(月)

12月27日~29日まで長野県北部地方や新潟県魚沼地域を旅した私たちは、群馬県川場村に戻りました。

関越自動車道沼田インターを下車して、川場村に向かうと見慣れた風景が広がります。天気がよく、川場村最高峰武尊(ほたか)山(2158m)も山頂までとってもよく見えました。

永井酒造の古新館に立ち寄り、お酒を購入。取り替えられたばかりの杉玉がとてもきれいだった。

行きつけの民宿富士見荘に着くと、宿の庭は深い雪。宿のお父さんが除雪車を出して、庭の除雪をしていました。
部屋に入り・・・・。


新発売の「MIZUBASHO PURE」で乾杯!日本酒なのにシャンパンのような感覚!
何とも不思議な感じでしたが、のどごしさわやかで、おいしかったです。4000円以上するので、滅多に買うことができませんが、ためしに購入。特殊な瓶と栓、特殊な技術で作られているので、この値段はまあ仕方がないとしますか。パーティーなどで乾杯するときには、とてもいいお酒です。

ボリュームたっぷりの一日目の夕食。メインはすきやきです。古新館に立ち寄った際に永井酒造社長からいただいた「水芭蕉 純米生酒」をいただきながら、おいしい料理をたっぷりいただきまました。この後締めに手打ちそばも出ました。もうお腹がポンポコリンでした。

○2008年12月30日(火)

朝もボリュームたっぷり。小鉢には手作りの料理が朝からたくさん並びます。自家製のお米に卵かけご飯。富士見荘の名物となっており、マスコミでも紹介されました。

この日は川場スキー場で終日スキーを楽しみました。人出ももまずまず。

午後からは天気がさらによくなりました。スキー場最上部標高1800mの様子です。

下界の景色を眺めながらの気持ちのよい滑走でした。

お昼ご飯は、旅行中ずっとおそばが続いていたので、カレー料理をチョイス。川場スキー場・川場シティの中にある本格インド料理レストランでナンとカレーのセットを食べました。インド人がその場でナンを焼いてくれるので、とってもおいしかったです。

一日スキーを楽しんだ私たちは富士見荘に戻りました。毎年年末にお会いする常連客とも再会し・・・・。

一緒に夕飯をいただきました。この日の夕飯のメインは焼き肉。無煙ロースターで焼くので、煙はほとんど出ません。お酒は昨日飲み残した水芭蕉純米生酒をいただきました。

○2008年12月31日(水)

翌朝の川場村は再び大雪。一晩で20cmから30cm積もりました。時折風も強く、吹雪模様。こんな日はスキー場に行っても、寒くて、雪で顔が痛くなるだけ。スキーをあきらめて午前中は宿でのんびりしました。

朝食は相変わらずボリュームたっぷり。もちろん完食です。

富士見荘でブライアンさんとお別れした後、群馬県伊勢崎市のJさん宅へ。

その前に伊勢崎市内のスーパー銭湯で一風呂浴びてからJさん宅に向かいました。

毎年ここで年越しそばをいただくことになっています。(写真を取り忘れました。)
Jさん宅にはたくさんのお客さんがいました。みんなで宴会です。知らない人同士でも楽しく会話が弾みます。
一升瓶の一気のみ!?で有名な月子さんも後から参加。楽しいひとときを過ごしました。ごちそうさま。私は運転して帰るのでお酒は飲みませんでした。
午後9時頃失礼し、自宅所沢に午後10時過ぎに戻りました。
5泊6日の冬の旅行はこれで終了です。

最後に今回の宿泊地を振り返ってみましょう。
12月26日(金)群馬県高崎(永井酒造友の会有志と忘年会)
12月27日(土)長野県山ノ内町地獄谷温泉
12月28日(日)新潟県十日町市清津峡温泉
12月29日(月)・30日(火)群馬県川場村富士見荘


2009年は本日1月24日現在どこにも泊まりがけで旅行に行っていません。
今年はどんな場所を訪れることになるのでしょうか。
今回の冬の旅行シリーズはいかがでしたか。ごらんいただきありがとうございました。


冬の旅行(3)・野沢温泉

2009年01月17日 21時02分22秒 | タジティーの旅行記(特集)

今日の関東地方(所沢)は、快晴。朝は氷点下4度前後まで冷え込みましたが、今日に中は久しぶりに10度を超えました。風もなく、穏やかな天気です。


○2008年12月28日(日)
地獄谷温泉を出た私たちは、北信濃の名湯・野沢温泉(長野県野沢温泉村)にむかいました。
ここで再び地図を。

野沢温泉は、野沢菜発祥の地としても知られています。また、村営の巨大なスキーリゾート(野沢温泉スキー場)があり、私の少年時代から数年前まで、毎年何回かスキーに訪れていた思い出の地でもあります。20~30回程度滑りに来ていると思います。温泉街には旅館や民宿、土産物店、飲食店がならび、風情があります。

野沢温泉外の様子です。
ここで野沢温泉の地図を。

野沢温泉スキー場は毛無山から温泉街まで10km以上の滑走距離があり、一日ではまわりきれないほどの広さです。日本有数の豪雪地帯なので、積雪量が多く、パウダースノーを楽しむこともできます。以前訪れたときに一晩で1メートルも積もったことがありました。

野沢温泉に着いたら、お昼近く。まずは昼食を食べることに。

野沢温泉のおいしい手打ちそば屋の名店「庄平そば」。夏期は畑仕事に専念している主人が冬の間だけそばを打ち営業しています。つなぎにヤマゴボウの葉の繊維を使用しており、十割そば(そば粉98%)でコシが強く、のどごしがとても良かったです。※ヤマゴボウのつなぎを使用していることから、飯山市の富倉地区に伝わる幻のそば、富倉そばの製法であると考えられます。

行列ができるほどの人気店で、十年ぶりぐらい久しぶりに味わいました。行列はなかったものの、店内には、たくさんのお客さんがいました。冬季限定のおいしいそばを味わうことができました。

そばを味わった後は、温泉街巡り。

まずは野沢温泉の源泉・麻釜(おがま)にいきました。温泉街に温泉を供給するだけでなく、地元の方が野菜をゆでたり、ゆで卵を作ったりする場所でもあります。熱湯で危険なので、一般の人は中に入れません。

麻釜の由来です。

麻釜の近くのおみやげ屋さんで、温泉ゆで卵をいただきました。

麻釜の近くのおみやげ屋さんがつけた野沢菜が一番おいしいと思い、何度も買いに来たことのあるお店です。残念だったのはお茶を出してくれていたおじいちゃんが亡くなってしまっていたことです。今は息子さんがしっかりと受け継いでいました。
温泉ゆで卵はとってもおいしかったです。

麻釜の近くにある湯澤神社。深い雪で入っていくのが困難だったので、あきらめました。

さらに、麻釜の近くにある健命寺。野沢菜発祥のお寺です。写真の右側に石碑があるのがおわかりでしょうか。
このお寺には、深い雪の中本堂まで行ってみました。

1756年に健命寺の住職が京都に遊学した際、大阪天王寺の天王寺蕪の種子を野沢温泉に持ち帰り、その子孫が野沢菜になったと伝えられています。雪深く本堂の近くまでしか近づけませんでした。

雪国ならではの雪囲い雪の重みから樹木を守ります。雪が積もるととてもきれいですね。

温泉街には13ヶ所の外湯(共同浴場)があり、無料で入ることができます。
今回はその中の大湯に入浴しました。

外湯の中で最大規模の浴槽を持っている大湯。歴史もあり、野沢温泉のシンボルにもなっています。最初訪れたときにはもっとひなびた建物でしたが、十数年前に立て替えをしています。(前の方がもっと風情があって良かったです)
この温泉はとても熱い温泉なので、熱湯が苦手な人には入るのが大変な温泉です。私は熱湯が好きなので、抵抗なく入ることができました。とても気持ちが良かったです。

外湯(共同浴場)は、地元の湯仲間が管理しており、マナーを守って入ることが大切です。地元の方々との交流ができるのも外湯のいいところです。

野沢温泉の温泉情緒を十分堪能した私たちは、もと来た道を新潟県方面に向かうのでした。次の宿泊地清津峡温泉(新潟県十日町市・旧中里村)の様子は、次回お伝えします。


冬の旅行(1)(往路・自宅~地獄谷温泉)

2009年01月11日 17時57分26秒 | タジティーの旅行記(特集)

平成20年12月26日~31日まで、冬の旅行をしました。今回は、長野県山ノ内町の地獄谷温泉、新潟県十日町市(旧中里村)の清津峡温泉、そして、群馬県川場村の富士見荘にいきました。

○12月26日(金)
午後に自宅所沢を出て、関越自動車道で群馬県高崎市へ。市内の飲食店で永井酒造友の会有志の方々と忘年会。夜遅くまでワイワイ楽しみました。
持ち込み可能な居酒屋で、おいしいお酒をたくさんいただくことができました。皆さんに感謝しております。
その日は、高崎駅西口駅前のワシントンホテルに宿泊。高崎駅前のイルミネーションがとてもきれいでした。


○12月27日(土)
午前9時半頃、川場村の富士見荘に到着。冬型の気圧配置で川場村は大雪。

道の駅「川場田園プラザ」も一面の銀世界。

よりスキー場に近く標高の高い富士見荘は、さらに積雪量が多かったです。
ここでブライアンさんと待ち合わせをして、温泉旅行が始まるのでした。私の車は、富士見荘に駐車して、ブライアンさんの車で旅行しました。

今回の旅行地図です。赤色の経路は往路のみです。地図を見てわかるように、川場村と地獄谷温泉は直線距離にするとたいしたことはないのですが、高い山に阻まれて、まっすぐ行くことができません。今回は関越道で一度新潟県に出てから南下し、地獄谷温泉を目指しました。この行き方が冬は一番近い経路です。旅行の範囲としては、一枚の地図に収まってしまうのですから、たいしたことはありませんね。
関越道沼田インターから関越道下り線に乗り、日本一長いトンネル・関越トンネルを越えて新潟県へ。塩沢石打インターで下車して、国道353号線を津南町方面に向かいます。それから、国道117号線を南下します。途中津南町付近で、何度も行っているおそば屋さん「とみざわ」に立ち寄りました。

一日60食限定のおそば、そして、天ぷら。とってもおいしかったです。
その後さらに117号線を南下し、木島平村から国道403号線へ。この頃天気が良くなって、美しい雪景色を見ることができました。

このような雪道を進んでいきます。


高井富士(高社山)がとってもきれいでした。北信濃の雪の風景は何度見てもいいものですね。
湯田中温泉を通り過ぎて、上林(かんばやし)温泉へ。そこにある地獄谷野猿公苑の駐車場に止めて歩きました。その晩の宿「地獄谷温泉・後楽館」(日本秘湯を守る会会員宿)は駐車場から30分ほど歩かないと行けないのです。

駐車場から徒歩数分の所にある遊歩道入り口の看板。

このような遊歩道を20分強歩きます。雪が小降りだったので歩きやすかったです。

しばらくすると、その日宿泊する地獄谷温泉・後楽館が見えてきました。お猿さんが入浴することでも有名な温泉です。
ここでの様子は、次回に続きます。


三浦半島三崎港・城ヶ島の旅

2008年11月24日 22時42分32秒 | タジティーの旅行記(特集)

11月22日(土)、日帰りで神奈川県三浦半島三浦市三崎港や城ヶ島を訪れました。今回の旅の地図はこちらです。

三浦半島三崎港は、まぐろの水揚げ港として有名で、おいしい魚貝類が手にはいるところです。所沢からは90km強の距離です。横浜からはかなり近いです。しかし、高速道路が無い区間があり、渋滞箇所も多いので、たっぷり3時間はかかりました。所沢から関越自動車道で練馬インターへ。一般道環状8号線(環八通り)で世田谷区玉川へ。そこから、有料道路の第三京浜道路、横浜新道、横浜横須賀道路を乗り継いで、三浦半島三崎港に到着しました。

三崎港のまわりは港町の雰囲気が感じられるのどかでのんびりとした場所です。魚貝類を扱う商店や飲食店がたくさん建ち並んでいます。(写真は対岸の城ヶ島から撮影)

三崎港・城ヶ島付近の地図です。

三崎港内に架かる城ヶ島に渡る「城ヶ島大橋」通行料金は往復50円でした。

港内には産直センター「うらり」があり、たくさんの観光客が海産物を求めてやってきていました。
お昼ご飯は近くの飲食店でまぐろの中トロ・ウニ・いくら丼を食べました。

とっても新鮮でおいしかったです。
その後、港から出港する水中観光船「にじいろさかな号」に乗船しました。
城ヶ島大橋をくぐり、宮川湾に行って水中の生き物を観察しました。船内にはいるとガラス越しに海中が見えるようになっていました。

海草に隠れていた魚たちが、船のエンジン音を聞きつけて集まってきます。

それは、えさがもらえるからです。餌付けの体験もしました。ものすごい数の魚たちでした。40分の船旅でしたが、楽しいひとときでした。

その後、車で城ヶ島大橋を渡り、城ヶ島に行きました。島の東側にある城ヶ島公園を散策しました。奥に見える陸地は千葉県房総半島です。海は相模湾から東京湾にさしかかるところです。

最東端にある「安房崎灯台」。とても小さな灯台ですが、この辺は浅瀬が多く、海難事故が多い場所。重要な灯台なのだそうです。

岩場では、たくさんの人が釣りを楽しんでいました。房総半島がくっきり見えますね。
9月に仕事で訪れた千葉県南房総市岩井方面を望んだ写真です。

島の西端にある「城ヶ崎灯台」にも行ってみました。こちらは立派な灯台です。こちらからは、伊豆半島、箱根や富士山、丹沢山塊などがよく見えました。

伊豆諸島(東京都)の伊豆大島もよく見えました。10年以上前に一度行ったことがあります。この頃になるとだいぶ日も傾いてきました。

灯台の近くには入り江になっているところがありました。たくさんの人が岩の上を歩いていました。
近くの土産物屋さんで地元産のまぐろのみりん干しやあじの開きなどを買ってから、もと来た道を戻りました。帰りもたっぷり3時間かかりました。
日帰りでしたが、気分転換のいい旅になりました。


南九州の旅⑮・最終回(フェリーの旅・新門司~東京)

2008年11月09日 16時07分15秒 | タジティーの旅行記(特集)

今日の関東地方はどんよりと曇り空。12月中旬並みの寒さです。南九州の旅も最終回を迎えました。旅を終えてから約三ヶ月。今回を含めて15回シリーズでお伝えしてきました。最後の15回目は、福岡県新門司港~東京港の間を34時間で結ぶオーシャン東九フェリーに乗船したときのことです。

8月18日(月)~20日(水)
18日(月)午前中に父の実家薩摩川内市を出た私は、国道3号線を熊本方面に向かいます。

阿久根市、出水市、熊本県水俣市などを経て、西九州自動車道田浦(日奈久)インターに出ました。ここまでですでに薩摩川内を出てから、2時間。お昼近くになっていました。八代から九州自動車道に乗り、福岡方面へ。キュウママさんとお会いした松橋や熊本インターなどを通過し、北熊本サービスエリアでお昼ご飯を食べました。
その後、佐賀県鳥栖ジャンクションを抜けて、福岡県内に入り、北九州市を目指します。19時出港なのに、午後三時頃着いてしまったので、途中から北九州都市高速を通って、北九州市小倉の街に行ってみました。繁華街をぶらぶらした後、一般道で門司区の新門司港に向かいます。5時頃到着しました。(この間の写真はありません。)

新門司港オーシャン東九フェリーターミナルの入り口とターミナルビルです。

34時間乗船する「おーしゃん いーすと号」です。
乗船手続きを済ませた後、車で船内に入りました。

船内案内所兼売店付近の様子です。

部屋は、いつもは2等寝台のベットをとるのですが、今回は長旅なので奮発して、1等寝台をとりました。4人で相部屋です。テレビや水道もついています。また、ロッカーや浴衣なども備え付けてありました。何といっても窓がついているのがいいです。

反対側の窓側から撮影するとこんな感じです。

出港まで時間があるので、お風呂にまず入りました。写真は夜間に撮ったので、外は暗いですが、入ったときは外の港の様子がよく見えました。とっても気持ちよかったです。でも、とても混雑していました。このお風呂は24時間入れます。


風呂上がりのビールを飲んでいると、出港の時刻19時がやってきました。これから34時間の長い船旅が始まります。甲板にでて、九州とのお別れをしました。しばらく眺めていました。でも、しばらくは瀬戸内海から四国と九州の間の豊後水道を進むので、しばらくは大分県沖までは九州が見えました。


このフェリー会社の船は、シェフのいるレストランがありません。自動販売機による食事の提供をしています。

200円で丼物や麺類をいただくことができます。

食事時には、写真右奥にある讃岐うどんコーナーがオープンします。

コシがあっておいしいうどん(300円程度)でした。船内で5食食べましたが、自動販売機の方にしたり、こちらの讃岐うどんにしたり、そのときの気分で決めました。2日目は、終日船内だったので、毎食ビールをいただきました。

海を眺めながらのラウンジもあります。

船は豊後水道から太平洋に出て、四国沖を進みます。出港の日は早めに休みました。

翌19日(火)終日船内。四国沖を進むときは、陸地が見えない海域を進みました。

辺り一面、海、海、海・・・・・・・・・・・。

波も穏やかで快適な船旅です。

新門司港から14時間半。午前9時半に途中の寄港地徳島港に着岸しました。

徳島市街地がよく見えます。大きな橋が見えます。


徳島フェリーターミナルです。2時間停泊しました。
午前11時半に再び出港。東京港を目指します。

紀伊水道和歌山県沖で、オーシャン東九フェリーの下り便(新門司港行き)とすれ違いました。これから午後に徳島港に寄港し、新門司へ向かいます。

この日は終日船内でしたので、長時間読書をしたり、お風呂に入ったり、ビールや焼酎を飲んだり、海の風景を眺めたり、船内を散歩したりして過ごしました。丸一日このように過ごすのは、1年に何度あるでしょうか。波も穏やかで快適航海。とてもゆったりと一日を過ごせました。(10年近く前にこのフェリーで九州に行ったときは、大揺れして大変だったのです。)

20日(水)早朝、「おーしゃん いーすと号」は東京湾に入りました。海ほたる付近を通過したら、あっという間に東京港。午前5時半、有明フェリーターミナルに着岸しました。徳島港から、18時間。新門司港から34時間半、1163kmの長い船旅が終わりました。

日の出直後のことです。東京の空は晴れていても、何となく汚れている感じがしました。

東京港有明フェリーターミナルです。お台場のフジテレビやミッドタウンの大観覧車、青海地区のテレコムセンターのビルなどがよく見えました。見慣れた風景です。現実に戻された感じがしました。
下船後、すぐに一般道でお台場地区へ。台場ランプから首都高速に入りレインボーブリッジを渡りました。
東京の高層ビル群がちょっぴり新鮮にうつりました。
首都高速、東京外郭環状自動車道(外環道)、関越道を経て、所沢インターへ。1時間弱ほどで自宅に着きました。午前7時無事に我が家に到着しました。


8月9日~20日までの11泊12日の長旅でした。思い出いっぱいの楽しい旅でした。布さん、ブライアンさんには大変お世話になりました。ありがとうございました。


南九州の旅シリーズはいかがでしたでしょうか。来年もまた、布さんを訪ねて鹿児島を訪問できればと思いますが、実現するかどうか。15回にもわたって見ていただきありがとうございました。


南九州の旅⑭(薩摩川内、湯川内温泉)

2008年11月08日 20時52分32秒 | タジティーの旅行記(特集)

感動の南九州の旅からまもなく3ヶ月。10月上旬に投稿して以来1ヶ月ぶりの記事更新になります。このところ休日返上で仕事をすることが多く、なかなか更新ができませんでしたが、ようやくゆとりができて今日土曜日は家でのんびりしました。片付けや衣服の整理、ゴロゴロしていたらあっという間に一日が過ぎてしまいました。1ヶ月ほど前から右手首を動かすと痛みがでて気になっていたのですが、今日ようやく整形外科へ行ってきました。診断結果は、腱鞘炎。特に休日は朝から深夜までパソコンに向かう日が何度かあったこともあり、腱鞘炎になってしまったようです。完治するまでかなりかかるとのことでした。なるべく動かさないように、右手首にサポーターをすることになりました。通院して超音波療法、温浴療法をしばらく続けることになりそうです。そうなると温泉が有効になるかと。そうだ!温泉に行こう!と行きたいところですが、今月下旬の山場を越えるまではお預けになりそうです(悲)まだまだ、忙しい日が続きそうです。
今日の関東地方はどんよりとした曇り。日中でも10度を少し越えた程度で、肌寒い一日でした。立冬を過ぎて、ようやく寒さがやってきました。

8月17日(日)

前日16日夜に布さんと鹿児島市北部吉田にあるそば屋「がんこ庵」でお別れした私は、川内川花火大会の真最中に薩摩川内市にある父の実家に到着しました。おじとおばに挨拶した後、ビールを飲みながら、話をしたり、花火を鑑賞したりしました。1年ぶりの再会です。東京や福岡から二人の従兄弟も帰省していて、久しぶりに再会しました。北海道に住む従姉妹は、入れ違いで16日の朝北海道に向けて鹿児島を離れた後でした。

翌17日は、午前中4軒の親戚まわりをしました。久しぶりに叔父や叔母に会いました。

父の実家は、川内市街地から車で10分弱の所にありますが、まわりには田んぼや畑、小高い山がたくさんあり、川内平野の自然豊かな場所にあります。写真奥の小高い山の麓にある建物は、焼酎の工場です。「五代」や「蔵の神」などのブランドを製造する「山元酒造」です。

父の実家から歩いて5分ほどの所にあります。創業は大正元年(1912年)の地元川内では有名な酒造会社です。

左側の焼酎が山元酒造製造の「蔵の神」です。右側の焼酎はお隣いちき串木野市の濱田酒蔵の焼酎(限定品)「赤兎馬(せきとば)」です。「天璋院篤姫」という焼酎を販売している酒造会社です。

午後は、従兄弟が東京と福岡に帰るのを見送った後、実家の叔父と叔母と三人で、県北部出水(いずみ)市にある湯川内温泉に出かけました。まずは、そこまでの地図を。

父の実家から車で1時間強の所にある秘湯です。

鹿児島の温泉番付で東の横綱にランクされている療養の温泉です。240年前に発見されて以来島津家御用達の温泉でしたが、明治以降一般に開放されました。泉質の評判が良く、自炊棟もあり、県内外から多くの湯治客が訪れています。
出水市内の幅員の狭い林道をかなり入った山奥にあり、私好みの秘湯ムードばっちりの温泉です。


湯川内温泉には一軒宿「かじか荘」があります。かじか荘お風呂に入浴しました。男女別に内湯が二つあり、メインの浴槽の方に入浴してきました。泉質は、単純硫黄泉。自然湧出(自噴)の温泉です。浴槽の底からわき出しています。宿の建物は木造で、風情を感じさせます。

硫黄臭がする温泉で、浴槽の底までくっきり見えるほど、透き通った温泉でした。
温度は39度とぬるめなので長湯ができました。とても気持ちが良かったです。


入浴後また、もと来た道を戻り、薩摩川内の実家に戻りました。この日は前日に引き続き大気の状態が不安定で、途中土砂降りの雨が降りました。

薩摩川内最後の夜は、父の実家でのんびり過ごしました。
旅はいよいよ最終段階。次回いよいよ南九州の旅最終回を迎えます。お楽しみに。


南九州の旅⑬(鹿児島市内観光)

2008年10月01日 11時52分22秒 | タジティーの旅行記(特集)

今日から10月。今日は平日にもかかわらず仕事がお休みなのです。うれしい限りです。というわけで一つ記事をアップします。最近の関東地方はすっかり秋らしくなりました。雨が降ると最高気温が16度程度と寒いくらいです。白い息が出るほどです。九州地方に再び台風が接近しています。大きな被害が出ないことを祈っています。

8月15日(金)夜

まずは、鹿児島市街地の地図を。

日南海岸や都井岬の旅を満喫した私たちは、夜桜島フェリーで鹿児島市街地に入りました。西郷さんのライトアップを見ながら、ホテルに向かいます。まずは、この日の宿泊先、「城山観光ホテル」にチェックインしました。

その後タクシーで鹿児島の繁華街天文館へ。布さんの案内でBAR&FOODS酒々蔵に入りました。


薩摩地鶏、つけあげ(薩摩揚げ)、豚の角煮、豚骨料理などのさつま料理をいただきました。おいしかったです。飲み物はもちろん焼酎。県内の色々な焼酎をロックで楽しみました。
城山観光ホテルのお風呂(温泉)の受付が午後11時30分までなので、それに間に合うようにタクシーでホテルに帰りました。この日布さんは久しぶりに自宅に帰宅です。
城山観光ホテルでは、桜島の見える天然温泉露天風呂「さつまの湯」に入りました。景色がよく、とても気持ちの良いお風呂でした。入浴後、眠りにつきました。


8月16日(土)

とうとう布さんとブライアンさんと一緒に行動する最終日となりました。

朝食はバイキング。大きなレストランでいただきました。朝から豪華です。もちろん写真の量を完食しました。朝からお刺身というのもなかなかないことです。
朝食後は、ホテル内を少し散歩しました。

とてもきれいな外観のホテルです。

城山にある城山観光ホテルは、鹿児島市街地の展望も最高です。

桜島の展望もきれいですが、やっぱり山頂が雲に隠れています。

ロビー付近の様子です。とてもきれいですね。
チェックアウトをして、布さんとの待ち合わせの場所JR鹿児島駅に向かいます。

新幹線の鹿児島中央駅と比べればだいぶ寂れていますが、市内を走る市電の始発駅にもなっています。車をとめやすいので、待ち合わせ場所には最適です。約束の時間通り布さんは電車でやってきました。

鹿児島の新名所、ドルフィンポートの駐車場に車を止めました。ドルフィンポートには、飲食店や土産物店などがたくさんあり、たくさんの買い物客や観光客顔と訪れていました。

ドルフィンポートの一角にある、「篤姫館」を見学しました。NHKの大河ドラマ放映期間中限定で公開されています。篤姫のストーリーや生涯、篤姫を取り巻く人々の生涯や功績がわかりやすく紹介されています。こちらもたくさんの人が訪れていました。館内は撮影禁止なので、写真はありません。全ての掲示物の一文字一文字をしっかりと読みました。毎週欠かさず見ている大河ドラマ「篤姫」。興味を持って見学できました。

唯一写真撮影ができたのは、篤姫の衣装を試着できる所。たくさんの人が試着していました。


篤姫館(ドルフィンポート)の次は、かごしま水族館へ。途中、前の日乗船した桜島フェリーがよく見えました。桜島桟橋の近くにある「いおワールド かごしま水族館」はオープン以来たくさんの観光客が訪れています。

私がここを訪れたのは2回目。前回訪れたのは、九州新幹線が開業した2004年。105歳の祖母が亡くなったときでした。日本でベスト5に入る大きな水槽「黒潮大水槽」に泳いでいたジンベエザメが印象的に残っています。

名前は「ユウユウ」4代目です。前回訪れたときに見たのは3代目ユウユウ。体長が5m以上ありました。その3代目ユウユウは海に放され、今は大海原を回遊していることでしょう。現在の4代目ユウユウは体長約4m。どんどん成長しているそうです。
黒潮大水槽の中にはたくさんの魚が泳いでいましたが、ひときわユウユウが目立ち
ます。しばし、黒潮大水槽の魚の動きを眺めていました。長い時間見ていても飽きないほど見ていておもしろかったです。

瀬の主「クエ」もいました。とても大きかったです。この他この水族館には鹿児島近海の魚類が多数展示されていました。

特に人気だったのはイルカショー。たくさんの観客が注目していました。

かごしま水族館は人気スポットで、篤姫効果もあり、また、夏休みということで、大変な混雑でした。でも、たくさんの珍しい魚を見ることができて良かったです。


かごしま水族館の後はドルフィンポートの駐車場に戻り、車を出し、西郷隆盛の銅像(照国神社)近くの中央公園の地下駐車場に駐車。

駐車場近くの宝山ホールの前には、今脚光を浴びている、小松帯刀の銅像がありました。ちょうど西郷隆盛の銅像と向かい合う形で銅像があるのですが、顔は離れた場所にある島津成彬公の銅像の方を向いていました。西郷さんの銅像に比べて、ただポンと置いてある感じの小松帯刀の銅像。ちょっとかわいそうな気もします。
その後、天文館方面に徒歩で向かいました。ちょうどお昼時になったので、鹿児島ラーメンを食べに行くことに。

食べたのは「こむらさき」のラーメン。創業昭和25年の老舗の鹿児島ラーメン。創業以来の味を守り続けて現在は2代目。細麺でさっぱりした豚骨ラーメンはとってもおいしかったです。スープは最後の1滴までいただきました。去年のくろいわラーメンより気に入ったかも。鹿児島ラーメンはとにかく大好きです。
その後、百貨店「山形屋」でおみやげを買い物しました。薩摩の漬け物「つぼ漬け(山川漬け)」、宮崎では冷や汁を買ったので、ここでは、薩摩汁を買いました。この他色々なものを買いました。
買い物の後は白熊を食べに行くことに。何回か行ったことのある「むじゃき」の白熊はパスして、山形屋のレストランで。
その前に、屋上に行ってみました。


じゃーん。とうとう見えました!桜島の全景が。久しぶりの全景です。去年は一度も見られませんでしたから、何年ぶりでしょうか。山形屋で白熊を食べることにして良かったと思ったものでした。ブライアンさんは初めての全景。感激していた様子でした。
7階に降りていよいよ白熊。

山形屋開業以来60年営業を続けている最上階のレストランで、元祖白熊を食べました。氷にはミルクがかかっています。氷を掘り出すと果物やゼリーなどが出てきました。「むじゃき」の白熊は氷の上にトッピングする形で出されてくるので、この白熊は初めてです。何が出てくるかワクワクしながら元祖白熊を食べました。とってもおいしかったです。そして、体が冷えて涼しさを感じるようになりました。

その白熊が出てくるまでに時間があったので、再三催促されていた布さんとブライアンさんの合作絵手紙に文字を入れることに。

私は絵は描けないので、文字を。言葉も私が考えました。二人の絵に私の文字が入って、3人の合作絵手紙が完成しました。旅の良い思い出になりますね。今は菅兵衛さんやキュウママさん、トロっちさんなど、各地の仲間の所に届いているはずです。
いやーお恥ずかしい!!!!!!!
そろそろブライアンさんを鹿児島空港まで送る時間になってきました。
駐車場から車を出し、空港に向かいます。途中、石橋記念公園に立ち寄りました。

15年前の大水害で壊れた市内甲突川西田橋を小さくして再現したものですが、下を流れる川は、行き止まりの人工川。水はカルキの匂いがします。子供達が水遊びを楽しんでいました。しばらく散策していると怪しげな雲がやってきて、慌てて車に避難。土砂降りの雨が降ってきました。濡れることもなくホッ。でも、このときこれから起こる出来事を誰が想像したでしょうか?

ここで、これからの地図を。

薩摩吉田インターから九州自動車道にのり、途中桜島サービスエリアに立ち寄りました。

このとき雨はやんでいました。フラダンスの団体が駐車場脇で公演の準備をしていましたが、無事実施できたのか?

さらに車を走らせ、溝辺鹿児島空港インターへ。空港の建物が見えた頃には、空は夜のように真っ暗。ブライアンさんとお別れをしようとしたとき、大きな雷の音とともに土砂降りの雨が降ってきました。ゆっくりお別れをするゆとりもなく、さようならをしました。晴れていればターミナルにお見送りをしたのでしょうけれど、そのゆとりはありませんでした。
布さんと私は、一緒に夕飯を食べることにしていたので、そのまま一般道で加治木・姶良方面へ。雨はますますひどくなり、ワイパーが効かないほどに。あたりは真っ暗。道路は冠水。突然ドカーンという轟音とともにすぐ近くに落雷。同時にあたりの街路灯や家の電気は全て消えました。停電です。運転していて恐怖感を覚えるほどでしたが、何とか姶良町に到着。その頃には雨は小康状態に。ブライアンさんは果たして、無事に鹿児島空港を出発することができたのでしょうか?
布さんは自宅近くで自分の車に乗り換え、私はその後をついていきました。

夕食場所は、以前布さんのブログにも紹介されていた、そば屋「がんこ庵」。

なかなか雰囲気のいいお店です。この頃には雨はすっかりやんでいましたが、稲光が時々見えました。

いただいたのは、石臼引きのそば。とってもおいしくておかわりをしてしまいました。
わさびは天然わさび。おろし器でおろしていただきました。
ご飯を食べている頃、ブライアンさんから連絡があり、折り返し便が空港上空を旋回して着陸ができないということで、予定通り出発ができないとのこと。予定より1時間以上遅れて鹿児島を出発したようでした。東京では新幹線がなくなり、群馬に帰るのも夜行急行電車を利用するなど、かなり苦労されたようです。ご苦労様でした。

7日間続いた仲間との旅もここで終了。布さんともお別れです。再び一人旅が始まります。すっかり夜になり、あたりは真っ暗。薩摩川内市の父の実家に向かいます。
蒲生町、藺牟田池の近くを通り、薩摩川内市内へ。
そういえばこの日は、8月16日。川内川花火大会の日。幼少の頃つれていってもらった思い出があります。川内川に灯籠を流したことも覚えています。(今は環境のことを考えてやっていないのでしょうか?)
ということは・・・・・・・・。川内市街地大渋滞!!!!!
父の実家は川内市街地の近く上川内にあります。市街地を抜けられない!!
こういうときにカーナビは役立ちます。もちろんナビは使いません。地図を見るだけです。迂回路を探し、花火を見ながら細い道を抜け道して、何とか父の実家に到着しました。1年ぶりです。叔父と叔母に挨拶し、居間でくつろいでいると、大きな花火が見えました。ビールを飲みながら、花火を鑑賞しました。花火大会はというと、途中雨が降り中断。その後再開し、かなり遅い時刻まで打ち上げられていました。(写真を撮るのを忘れた!)
8月16日(土)夜から18日(月)午前中まで薩摩川内の父の実家にお世話になります。川内滞在中の記事は次回!お楽しみに!

長い記事になりました。鹿児島市内観光は、最後は大雷雨というおまけまでつきましたが、楽しい一日を過ごすことができました。
(つづく)


 







 


南九州の旅⑫(日南海岸その2・飫肥~都井岬~鹿児島市)

2008年09月23日 12時56分14秒 | タジティーの旅行記(特集)

秋分の日を迎えました。今日の関東地方はよい天気。空気もさわやかで気持ちの良い陽気です。ここ数日、ようやくエアコン生活から解放されました。自然の風は心地よいですね。明日から3日間、仕事の関係で千葉県南部・南房総市に出張です。海の風景を眺めながらの仕事になりそうです。


8月15日(金)
改めて日南海岸の旅の地図を。今回はその旅の後半部分をお伝えします。

鵜戸神宮を後にした私たちは、九州の小京都・日南市飫肥(おび)へ。
飫肥は、豊臣秀吉の頃から、明治初期の頃まで伊東氏が治めていた飫肥藩の中心地です。

まずは、豫章館(よしょうかん)を見学しました。豫章館は藩主伊東家の住まいで、明治2年に建てられました。

南側の庭園は、規模と手入れの良さでは九州でも有数だそうです。とてもきれいな庭園でした。

次に訪れたのは、伊東氏の居城・飫肥城。大手門をくぐりました。

城の周りにはお堀がありました。

階段をのぼり・・・・・

飫肥城の中へ。

江戸時代の藩主の御殿を再現した松尾の丸へ。昭和54年に再建されました。

御殿は書院造りで、落ち着いた和室がたくさんありました。左側の湯殿はこけら葺きの総桧づくりの蒸し風呂(サウナ風呂)となっています。藩主の暮らしぶりが垣間見えました。この後、飫肥城歴史資料館を見学しました。館内には、飫肥藩ゆかりの歴史的資料が展示されていました。飫肥藩のことがよくわかりました。

飫肥城見学の後は「おび天本舗」のおび天蔵に寄って、飫肥天を食べました。飫肥天は魚のすり身に豆腐と黒砂糖、味噌をつき合わせ、油で揚げたてんぷらです。目の前で作って揚げてくれるので、できたてのアツアツをいただきました。薩摩揚げによく似ていますが、独特の味があり、とてもおいしかったです。

次に立ち寄ったのは、布さんの希望で間瀬田厚焼本家へ。厚焼き卵屋さんです。

布さんからご馳走していただきました。ほんのり甘い香りで、まるでプリンのような味わいの厚焼たまご。とってもおいしかったです。

飫肥の町並み。とても良く整備されています。まだこのほか、小村寿太郎記念館など見所満載の飫肥でしたが、時間の関係で見られませんでした。いずれゆっくり訪れてみたい場所です。

この後再び海沿いにでて、国道220号線を南下。南郷から国道448号線を南下して、都井岬に向かいます。途中国道が崖崩れで一台がやっと通れる仮設道路へ。2kmはある仮設道路を抜けるのに、手前の仮設信号で10分以上待たされました。その仮設道路の勾配がきついこと。信号を無視して進入していたら、すれ違う場所がなく、大変なことになるところでした。信号が青になる1分ぐらい前に10台程度の車がやってきました。
仮設道路を抜けるといよいよ都井岬。料金所で協力金を払って岬に向かいます。
途中御崎馬(みさきうま)という野生馬が道路沿いにたくさんいました。

開放時間は午後4時半まで。ぎりぎりセーフで飛び込みました。

階段を上ると灯台です。付近はソテツの自生地となっています。

船舶にとって都井岬灯台はとても重要な拠点であるようです。

灯台の上から駐車場方向を眺めたものです。灯台の上に登れるのは、全国でも数少ないようです。

海側の風景。さらに拡大すると・・・・・。

絶景かな。大海原に思わず見とれてしまいました。時間的に無理をしてでもここに来て良かった。そう思えた瞬間でした。この旅行の2日目、大阪南港からサンフラワーきりしま(ダイヤモンドフェリー)で鹿児島県志布志を目指していた8月10日の朝、この海上を航行していたフェリーから、都井岬を眺めました。そして、今回陸上からその海上を眺めることができました。感激です!!!!その反面、楽しい時はあっという間に過ぎてしまうものだとちょっぴりがっかりしていた都井岬見物でした。(「南九州の旅①・自宅から鹿児島空港」の記事はこちら)

その後、都井岬近くの小松ヶ丘広場から、鹿児島県志布志方面をながめました。西日がまぶしかったです。でも、海がきらきらと光ってとてもきれいでした。

近くには野生馬の御崎馬がたくさんいました。

さて、のんびりしていられません。都井岬を見学していたら、すでに5時をまわっています。この日は鹿児島市内の城山観光ホテルに予約を入れてありました。ここから鹿児島市まで直線距離でも100km。高速道路もありません。急いで鹿児島に向かうことに。国道448号線から再び国道220号線に戻り、鹿児島県志布志方面へ。途中道の駅「くにの松原 おおさき」に立ち寄り、ホテルに遅くなることを連絡。さらに、国道220号線の鹿屋、垂水を経て桜島へ(国道224号線)。この頃には日もすっかり暮れていました。途中桜島の噴煙がよく見えました。国分姶良周りだと距離も時間もかかるので、昨年に引き続き24時間運行の桜島フェリーに乗ることに。わずか15分の船旅です。

桜島フェリーを使うと大隅半島方面から鹿児島市内に出るのにとても便利です。国分、姶良をまわっていくのと比べればかなりの時間短縮です。料金も車を積んでも100円ちょっとと格安です。鹿児島市が運行しています。鹿児島の夜景がとてもきれいでした。

月明かりもとても幻想的です。船の上から桜島・垂水方面を望んだ写真です。
わずか15分の船旅。鹿児島市街地の桜島桟橋に到着した私たちは、すぐに、宿泊先の城山観光ホテルに向かいます。チェックインをして、再びタクシーで鹿児島市天文館の繁華街へ。夜遅くまで薩摩料理と焼酎をいただきながら、楽しい夜を過ごすのでした。

宮崎市から日南海岸、飫肥・都井岬の旅は、ハードスケジュールでしたが、何とか一日でまわることができました。鹿児島に着くのが遅くなりましたが、ちょっと無理をしてでも都井岬まで行けたことはとても良かったと思います。
いよいよこの南九州の旅も最終段階に入ってきました。翌16日は鹿児島市内を観光します。お楽しみに。

(つづく)