6年生が、大正小学校で入る最後のプール(水泳)学習をしました。
今回は、『着衣泳』といって、衣服や靴を身に付けてプールに入る経験をしました。
この『着衣泳』については、小学校の「学習指導要領」にも記載されています。不測の水難事故に備えて、着衣のまま水に濡れると、どのような体感になるかを経験し、そのような場合の対処方法を学ぶことになっています。
『着衣泳』の経験を通して、子どもたちに身に付けさせたいポイントは・・・
①体力を温存したり、体温を保持したりしながら、長く浮いたり泳いだりすること 。
②早く泳ぐことを強調することは危険であり、長い間浮くこと(浮き身)の練習が大切であることを認 識させること。
を子どもたちに伝えます。
体の力を抜いて、仰向けになり、長く浮いている姿勢をとることが大事です。
『空のペットボトル』などを活用する方法も体験してみました。
服を着たまま、靴を履いたままの状態に、子どもたちは戸惑っているようすでした。
先に教室で『着衣泳』について、映像を活用して学習をしてきたようです。
まずは、いつも通りにしっかり準備体操をします。不測の事故の時はそうもいきませんが・・・。
今回の『着衣泳』の体験学習における「めあて」と「注意点」について、先生の話をしっかり聞きました。
さあ、いよいよ服を着たまま(靴も履いたまま)プールに入ってみましょう。「ええええっ、重たぁ!」「なんか変な感じがするなぁ」子どもたちのつぶやきが聞こえてきました。
歩いてみると、水に濡れた服の重さをとても感じました。「こんな感じなんやぁぁぁ」「歩きにくいなぁ」
先生も子どもたちも、顔を上げたままの状態で、クロールや平泳ぎで泳いでみました。「泳ぎにくぅ」「これはヤバい感じややなぁ」子どもたちの素直な感想が聞こえてきました。
さあ、ここからが『大切なポイント』です。水を含んだ衣服を身に付けている時に感じる重さや泳ぎにくさを実体験した子どもたちです。では、実際にこのような不測の事態に遭遇してしまった時はどうするのか?
助けが来るまで、慌てずに、体力を温存することを大事にします。方法の一つが、体の力を抜いて仰向けになり、浮く姿勢を保つことです。
もしも近くに空のペットボトルなどがあれば、それを活用して浮く姿勢を保つのは、たいへん有効な方法です。
子どもたちは「めっちゃ浮く、浮く!」「これはいいわぁ!」など、ペットボトルの有効性を実感しているようでした。
でも本当に大切なことは、このような事故に遭わないように、十分に気を付けて生活してくださいね!
『着衣泳』の後は、大正小学校での最後のプール学習の時間をみんなで楽しみました
みんなとってもいい笑顔をしてくれてました