黒部川扇状地は 水と風のとおり道…

自然の不思議をさがす「小さな旅」が好きです

情報の呼吸法(朝日出版社)津田大介いっきに読む

2016-12-05 11:39:36 | 四季つれづれ

ここのところSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のことが

よくわからないので関連本を何冊か読んでみたが、一番わかりやすく

中味が濃いように思う。

津田さんが14年前に始めたというブログのコンセプトは

「思っていることを書くというより情報のシェアを志向。その情報を

知ったうえで動いてほしい」という目的があった。現在の彼の情報発信

のための媒体はツイッターやメルマガ、書籍など多岐にわたる。

東北大地震を超えてからは、方向のひとつに既存にはない「政治メディア」

があるのが興味深い。

 

「ソーシャルキャピタル」とは?

 ●地域にこだわらない無償無形の財産、人間関係資本 

  悩みは、親や親友などローカルな関係性からはローカルな解決法しか

  みつからない。SNS上では自分の知らない世界で生き、さまざまな

経験を積んできた人とのゆるやかなつながりから解決法がみつかる

こともある。

リアルでは異質な人を排除しがちな社会でも

「他人に対して気軽に何かやってあげる具体的なアクションや気持」

「すきまをみつけて生き残る多様性」がネット上にはあるらしい。

SNSについてはまだまだハードルが高い私にとって、今書いている

ブログは良い情報を共有するつなぎ役として使おうと思っている。

 

情報化社会の未来像にはSNSによるウイークタイズ(ゆるやかな絆)

社会貢献活動も敷居が今よりもっと低くなる可能性もあるという。

またこの本のおわりの方に、「ソーシャルメディアは正直者がバカを

みない世界」という若者のツイートと「ソーシャルメディア上では

真正直に愚直に行動することがわかりやすく見える化される」

「新しい未来に好奇心を持ってワクワクする…タラ・ハント氏」などの

文があった。

高齢のIT弱者ではあるけれど、どうやらネット社会は

チャレンジしてみる価値があることがわかった。 2016-12-4