超長い長い「チュモン」を見始めて3週目。第14話まで見ました。
「チュモン」のもとは神話で、日本で言えば天照大神とかの世界でしょうか?
しかしこのドラマでは、神話はあくまで下敷で、物語は面白く作り上げられています。
時代劇・史劇といえば、日本ではNHKの大河ドラマですが、私はこの大河がキライです。
どうもセリフまわしが気に入らない場合が多いのです。その点、韓国語ならわからないから、そこんところが気にならない。
「チュモン」では三人の王子が登場。いつも長男はブルー、次男は黄色、三男のチュモンは赤系の衣装を身にまとっています。こういうところは、黒澤明監督作品の影響を受けているようです。
直近の回は、三人の王子のうち誰が太子(次の王位継承者)になるかを競わせるという話の設定です。それが神話に基づくものかどうか知りません。
ともかく、いろんな面白い話をつなぎ合わせててんこ盛りにした史劇であることは間違いなく、一度王宮を追放になったチュモンが町で出合った悪たちを子分にして、これからも彼らが力を貸していくという設定はまるで桃太郎です。何でも元の神話ではチュモンは卵から生まれたことになっているようで、桃太郎が桃から生まれるのと似ています。あるいは、イエスの誕生なども一種共通するものです。
長男テソは武芸に秀で頭も良く母思いではありますが、ズルイところがあり、父親である王にうそをつくことが多いという設定です。
次男ヨンポは他の二人に比べてとりえがなく、ドジばかりするという設定。
そして主人公・三男(といっても王の実の子ではない)チュモンは、心は優しく徐々に力をつけていくという設定。
ものすごーく分かりやすい人物像です。
話の展開は案外テンポが良く、各回のエンディングでは次が見たいと思わせる上手な脚本です。しっかりはめられている私です。
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