●一昨日、初恋の人の父上の訃報を聞きました。
亡くなったのは、立川談志さん。
息子の松岡慎太郎さんは、
私が新宿に住んでいたときの小学校のクラスメイトで、
私の初恋の人なのです。
遠い昔の初恋の人の名を、
北海道の地で、ラジオで聞くことになるなんて、
人生とは本当に不思議なものですね……。
談志さんは、破天荒な荒くれモノ、
というキャラクターで有名な落語家でしたが、
子どもの親同士、という立場で若干交流があった私の母は、
「道で会ってもステキで礼儀正しいし、
シャイで物静かなジェントルマンよ」
と言っていました。
ラジオで、慎ちゃんのお姉さんの弓子さんが、
「父は破天荒で通っていましたが、
一緒に過ごした最後の8ヶ月はとてもジェントルマンで、
本当はこんなに優しい人だったんだな、と思いました」
と語った、というコメントが流れ、
・談志さんを語っていた若き母の声や、
・母上や弓子さんと一緒に銭湯に来ていた慎ちゃんに
バッタリ会ってドキドキしたことや、
・慎ちゃんとのいろんな思い出を思い出し、
当時の幼い彼には談志さんの本質が
映し出されていたのかもしれないなぁ……
と、今更ながら気づいたりして、胸がいっぱいになりました。
●ラジオで流れた慎ちゃんのコメントは、
「お棺に入った父は、紋付袴にバンダナ姿。
カッコよかったです」
当時の慎ちゃんの面影そのままの言葉に
また胸いっぱいになりながら、
私の父と同い歳の談志さんに、
いろんな気持ちを込めて、心からご冥福をお祈りしました。
私も談志さんのように、
ハチャメチャでも思い切り自分らしく、
そしてまたジェントルに、この生を生き抜いてみたいです。
●小学校1年生の夏休みまで暮した60~70年代の新宿は、
私にとって、特別な思い出にあふれる、
8ミリ映画のように愛しい地です。
(父・母・母の弟と)
(近所の仲良し友達兄弟と)
(念願の兄弟が生まれ、小さいお母さん気取りで)
●小学校一年生で同じクラスだった慎ちゃんは、
今思えば 「さすが談志の息子!」 という感じの、
破天荒なガキ大将でした。
なぜ、どんなきっかけで
そうなったかは覚えていないのですが、
ある時から私は、学校から家までの道のりを、
彼と一緒に帰らなくてはならなくなりました。
(↑小学校 入学式の朝の写真)
「先生、さようなら。
みなさん、さようなら」
と終わりの挨拶をしたとたん走り寄ってきて
ムリヤリ私の手首をつかみ、「帰るぞ!」 と言って、
彼は毎日私を引っぱり回しながら帰宅していたのです。
校庭の水道に寄って水を飲むときも、
道で靴ヒモを結び直すときも、
つかんだ私の手首を決して離さず、
ふたりの家の方向が分かれる地点に着くまでずっと、
私はムリヤリ彼に引っ張り回されていました。
当時、小児喘息持ちだったことも手伝って、
ものすごく引っ込み思案でおとなしかった私は、
彼の強引さに圧倒されてしまって、
いつも何が何だかわからないうちに、
されるがままになっていたのです。
(今の私からは想像もつかない“受け身”ぶりですね。笑)
●でも、私が埼玉に引っ越すことになり、
先生に促されてクラスのみんなが声を合わせて
私に 「さようなら」 と言ってくれたとき、
彼は突然みんなの前で 「ハイッ!」 と手を上げて、
「オレは家が近いから、まだ さようならは言いません!」
とキッパリと言ったのでした。
「何言っとるんじゃ……??」 とビックリしましたが、
子供心にも、その言葉と、思いつめたような彼の表情が
胸に焼きついて離れず、
なぜか、私の引越し当日、
私が引越し先へと向かう電車に乗る新大久保の駅にいて、
母に手を引かれて改札を抜ける私と
目が合ったまま別れた慎ちゃんは、
別れてしまったあとで、私の初恋の人になりました。
ひ弱で自信がなかった私にとって、
自信満々で元気イッパイの彼は太陽のようにまぶしくて、
強引すぎるくらいヤンチャでたくましい慎ちゃんが、
自分でも無意識のうちに、理想の男性像になっていたようです。
女ごころって、まったくもって不可思議なものですね(笑)。
●2年前、講演で札幌にいらした立川談春さんとお話して、
慎ちゃんが結婚していることや、
お子さんが生まれたこと、
談志さんをサポートし、立川一門をまとめるお仕事を
していることを聞きました。
切なかったけど、
尻切れトンボだった初恋がやっと終わった気がして、
夢から覚めたような気分でした。
そこまで記憶を思い出したら、ハタと、私は自分が
この 遅れてきた初恋終了日 以来、
人間の男性に恋らしい恋をしていないことに気づきました(笑)。
/(@o@;)\
●最近の私の恋の相手は、もっぱら、
人間以外の自然界、という感じ。
男性との恋愛に向かうべきモチベーションが、
どうやら 「自給自足への夢」 に
すっかり置き換えられているようなのです(笑)。
自分でも ちょっと異常だよなぁ……と思うけど、
恋のチカラは、必ずしも人間に対してだけ働くわけではなく、
私は今、この恋を何とか成就させたくて、
そのためなら、どんな未知にも飛び込んでみたい!
という衝動にかられています。
ε=ε=ε┏( ≧o≦)┛
しかも、私が恋しているのは、
“ステキで快適な自給自足” なので、
両想いになるには かなりの難関 が待ち受けていそうで、
そこがまた燃えてしまう(笑)。
_( ≧ε≧)_
……と言うワケで、
日々、恋愛成就の足がかりになりそうな事々を
あれやこれやと追いかけている私ですが、
人間の男女のあり方もひっくるめて、
かなり私の理想に近いモデル を見つけたので、
この夢のような現実のウットリレポートを、
次回はトクと、お伝えしたいと思います。
お楽しみに~♪
(いや~引っぱるね~ 笑)
亡くなったのは、立川談志さん。
息子の松岡慎太郎さんは、
私が新宿に住んでいたときの小学校のクラスメイトで、
私の初恋の人なのです。
遠い昔の初恋の人の名を、
北海道の地で、ラジオで聞くことになるなんて、
人生とは本当に不思議なものですね……。
談志さんは、破天荒な荒くれモノ、
というキャラクターで有名な落語家でしたが、
子どもの親同士、という立場で若干交流があった私の母は、
「道で会ってもステキで礼儀正しいし、
シャイで物静かなジェントルマンよ」
と言っていました。
ラジオで、慎ちゃんのお姉さんの弓子さんが、
「父は破天荒で通っていましたが、
一緒に過ごした最後の8ヶ月はとてもジェントルマンで、
本当はこんなに優しい人だったんだな、と思いました」
と語った、というコメントが流れ、
・談志さんを語っていた若き母の声や、
・母上や弓子さんと一緒に銭湯に来ていた慎ちゃんに
バッタリ会ってドキドキしたことや、
・慎ちゃんとのいろんな思い出を思い出し、
当時の幼い彼には談志さんの本質が
映し出されていたのかもしれないなぁ……
と、今更ながら気づいたりして、胸がいっぱいになりました。
●ラジオで流れた慎ちゃんのコメントは、
「お棺に入った父は、紋付袴にバンダナ姿。
カッコよかったです」
当時の慎ちゃんの面影そのままの言葉に
また胸いっぱいになりながら、
私の父と同い歳の談志さんに、
いろんな気持ちを込めて、心からご冥福をお祈りしました。
私も談志さんのように、
ハチャメチャでも思い切り自分らしく、
そしてまたジェントルに、この生を生き抜いてみたいです。
●小学校1年生の夏休みまで暮した60~70年代の新宿は、
私にとって、特別な思い出にあふれる、
8ミリ映画のように愛しい地です。
(父・母・母の弟と)
(近所の仲良し友達兄弟と)
(念願の兄弟が生まれ、小さいお母さん気取りで)
●小学校一年生で同じクラスだった慎ちゃんは、
今思えば 「さすが談志の息子!」 という感じの、
破天荒なガキ大将でした。
なぜ、どんなきっかけで
そうなったかは覚えていないのですが、
ある時から私は、学校から家までの道のりを、
彼と一緒に帰らなくてはならなくなりました。
(↑小学校 入学式の朝の写真)
「先生、さようなら。
みなさん、さようなら」
と終わりの挨拶をしたとたん走り寄ってきて
ムリヤリ私の手首をつかみ、「帰るぞ!」 と言って、
彼は毎日私を引っぱり回しながら帰宅していたのです。
校庭の水道に寄って水を飲むときも、
道で靴ヒモを結び直すときも、
つかんだ私の手首を決して離さず、
ふたりの家の方向が分かれる地点に着くまでずっと、
私はムリヤリ彼に引っ張り回されていました。
当時、小児喘息持ちだったことも手伝って、
ものすごく引っ込み思案でおとなしかった私は、
彼の強引さに圧倒されてしまって、
いつも何が何だかわからないうちに、
されるがままになっていたのです。
(今の私からは想像もつかない“受け身”ぶりですね。笑)
●でも、私が埼玉に引っ越すことになり、
先生に促されてクラスのみんなが声を合わせて
私に 「さようなら」 と言ってくれたとき、
彼は突然みんなの前で 「ハイッ!」 と手を上げて、
「オレは家が近いから、まだ さようならは言いません!」
とキッパリと言ったのでした。
「何言っとるんじゃ……??」 とビックリしましたが、
子供心にも、その言葉と、思いつめたような彼の表情が
胸に焼きついて離れず、
なぜか、私の引越し当日、
私が引越し先へと向かう電車に乗る新大久保の駅にいて、
母に手を引かれて改札を抜ける私と
目が合ったまま別れた慎ちゃんは、
別れてしまったあとで、私の初恋の人になりました。
ひ弱で自信がなかった私にとって、
自信満々で元気イッパイの彼は太陽のようにまぶしくて、
強引すぎるくらいヤンチャでたくましい慎ちゃんが、
自分でも無意識のうちに、理想の男性像になっていたようです。
女ごころって、まったくもって不可思議なものですね(笑)。
●2年前、講演で札幌にいらした立川談春さんとお話して、
慎ちゃんが結婚していることや、
お子さんが生まれたこと、
談志さんをサポートし、立川一門をまとめるお仕事を
していることを聞きました。
切なかったけど、
尻切れトンボだった初恋がやっと終わった気がして、
夢から覚めたような気分でした。
そこまで記憶を思い出したら、ハタと、私は自分が
この 遅れてきた初恋終了日 以来、
人間の男性に恋らしい恋をしていないことに気づきました(笑)。
/(@o@;)\
●最近の私の恋の相手は、もっぱら、
人間以外の自然界、という感じ。
男性との恋愛に向かうべきモチベーションが、
どうやら 「自給自足への夢」 に
すっかり置き換えられているようなのです(笑)。
自分でも ちょっと異常だよなぁ……と思うけど、
恋のチカラは、必ずしも人間に対してだけ働くわけではなく、
私は今、この恋を何とか成就させたくて、
そのためなら、どんな未知にも飛び込んでみたい!
という衝動にかられています。
ε=ε=ε┏( ≧o≦)┛
しかも、私が恋しているのは、
“ステキで快適な自給自足” なので、
両想いになるには かなりの難関 が待ち受けていそうで、
そこがまた燃えてしまう(笑)。
_( ≧ε≧)_
……と言うワケで、
日々、恋愛成就の足がかりになりそうな事々を
あれやこれやと追いかけている私ですが、
人間の男女のあり方もひっくるめて、
かなり私の理想に近いモデル を見つけたので、
この夢のような現実のウットリレポートを、
次回はトクと、お伝えしたいと思います。
お楽しみに~♪
(いや~引っぱるね~ 笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます