Tabi-taroの言葉の旅

何かいい物語があって、語る相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない

苦労をかけた妻をねぎらう

2004年02月19日 | 日記
テームズ川の夜景

「退職記念旅行」のお世話でロンドンに来ています。日本出発の一昨日、たまたま機内で読んだ産経新聞の「談話室」の投稿文に目が止まりました。

「苦労をかけた妻をねぎらう」
知人との会話で、「奥さんに(あなたは)何点くらい(の夫)か尋ねたら」と言われ、妻に聞いてみた。私は頑固だし、家のことは何一つしない。たまに草むしりをするくらいだから、五十点くらいがいいところだと思っていたところ、七十点である。想像以上の好評価に驚いた。若いときはよく怒るし、不平をいってばかり。思いやりの気持ちもとうてい口にできなかった。
歳とともに怒る回数も減り、何かしてもらったらありがとうと言うようになり、妻に思いやりの言葉も少しはかけるようになったからだろう。平成十三年に金婚式で祝福されたころから、今あるのは伴侶のおかげだと気づいた。若いとき苦労をかけたのだから、これからも妻をねぎらうことを忘れずに、仲良く暮らしていこうと改めて決心した。無職 大井和男74(兵庫県加古川市)


海外旅行に出掛ける機会もなく、ただひたすらに身を呈して地域の人々の安全と生活を守って来た今回のお客様・・・「お疲れさまでした」との思いを込めて、ロンドン観光中のバスの中で、このあまりにもタイムリーな投稿文を朗読させていただきました。

もちろん、口に出さずとも・・・集まったお客様の思いは同じ。いつもよりさらにいっそう笑顔に満ち溢れた車中でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿