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MARUMUSHI

映画とかTwitterとかとか。

『劇場版 フリクリ オルタナ』。

2018-09-07 22:45:12 | 映画日記
『劇場版 フリクリ オルタナ』を観てきた。 #フリクリ #FLCL


毎日は毎日毎日、嫌になるぐらい続くけれど、変わるときは一気に変わる。
信じられないぐらい一気に。
とんでもないものが現れたり。
とんでもないものが消えちゃったり。
大人はそういうのを経験から知っている。それ以外のことも。
大人というのは、色々なことを知っているくせに子供には知らせず、
未来というキャスティングボードを子供に勝手に握らせる。
だから、子供も勝手に動いていいはずだ。手の中にある未来を勝手に使っていいはずだ。
毎日を変えたいなら変えればいい。
毎日を続けたいなら続ければいい。
それは、すべて新しい未来なのだ。

新学期が始まった。憂鬱な毎日を過ごしている人も多いと思う。
もし、タヒにたいな、とか思っちゃったら、試しに観てみてほしい。試しだ。
勝手に使える未来を今ブン投げるのはちょっと早い。
そう思える作品だと思う。


『銀魂2』。

2018-08-17 22:49:36 | 映画日記
#銀魂2 #銀魂体験
『銀魂2』を観てきた。

『銀魂』よりもより銀魂らしくなってパワーアップ!
万事屋もより万事屋らしくなってる。
前作よりも面白いよ~。アカデミー賞取れるといいね、銀さん。去年は菅田なんとかに持ってかれちゃったけど。
でも、日本アカデミー賞は悪い大人たちが勝手に決めてるだけだから気にしなくていいよ。
まともな賞だったら北野監督なんて取りまくれる筈なんだからさ~。


今回のインスパイア、オマージュ、パクリは分かりやすかった。しかも、桂さんが大爆発!楽しそう!
さっちゃんが思ってたよりもさっちゃんなのが驚いた。声もそっくり。
伊東さんはメッチャ冷徹。これもぴったり。
キャバの店長には触れないでおくね。鬱陶しいから。

アクションシーンも前よりスピードが上がった感じがするし、しかもかなりしっかりしたもの。
万斉役の窪田さんは、身体能力がメッチャ高くて『ヒーローマニア・生活』でも凄いシーンを演じてたから、スタントを使うこともあんまりなかったのかな、と。
よかったね、なんとかグールーの2作目とかがでなくて。こっちの方が正解だよ。
グールーの共演者の千眼美子さんは今日の東スポで「UFOをみた」とか見出しになってたよ。

ふざけてるのと熱いシーンとが上手く混ざり合ってトッシーが出てきたり土方が出てきたりと目まぐるしい。
これだけ物語が目まぐるしく動くのに、観にくいというのがないのは凄いなと思った。
これは三匹目のドジョウが取れるで。

最後はやっぱり将軍の言葉で締めくくりたいと思います。

あっちゃ~ん!!!!

やっぱり夜は足軽なの?



『リズと青い鳥』。

2018-04-22 21:14:01 | 映画日記
#リズと青い鳥
『リズと青い鳥』を観てきた。

完全に対等な人間の関係があるだろうか。
明るくて闊達な希美。ポニーテールを文字どおり馬の尾のように左右に振り、制靴の音高くハキハキと歩く。
おとなしく引込み思案なみぞれ。長い綺麗な髪を揺らすことなく、足音は一歩ずつ足元を確認するようなおぼつかない感じを残す。
二人は親友。大好きで大切。
でも、対等じゃない。一緒じゃない。

リズは、もっと広い世界を見て、とそばにいてくれた青い鳥を籠から逃がす。
リズは青い鳥が大好きだったから。
青い鳥は、リズと一緒にいたいと願うが、リズの言葉に籠から飛び立つ。
青い鳥はリズが大好きだったから。
互いに大好きで大切。

二人は対等じゃない。二人ともリズでも青い鳥でもない。
希美は希美の、みぞれはみぞれの、リズと青い鳥を抱えている。
リズと青い鳥は、人の魂の中に同棲しているのだと思う。
皆、誰かのリズであり、青い鳥でもある。
だから、人に対等という関係はないのだと思う。それが良いわけでも悪いわけでもない。
でも、それを知りそれでも互いが大好きならばそれは最強の親友だ。
みぞれにとって希美は、自分を一番知り、守ってくれた存在。
希美にとってみぞれは、自分を一番知り、愛してくれた存在。
そして、互いに自分の限界を超えさせてくれた存在。

夕焼けの帰り道。
二人の制靴の音は違う音を立てているが、そこには調和がある。
希美のフルートとみぞれのオーボエ。圧倒的な技術の差がある二人。それでも演奏会は成功するだろう。二人のリズと青い鳥が彼女たちの魂を一つにするだろうから。




『ゴーストスクワッド』。

2018-03-29 21:19:50 | 映画日記
#ゴーストスクワッド #ノーメイクス #井口昇

『ゴーストスクワッド』を観てきた。

井口監督っぽいなという作品。
そして、社会的な作品やと思う。

殺された人の魂は、復讐を願うだろうか?
生の側にいるリカは、一貫して人を殺すなとゴーストに言い続ける。最初は自分の罪悪感を小さくするためだったんだと思う。
ゴーストたちに接していくうちに、それは復讐でないと気付くのだ。

殺人がなぜタブーなのか。それはその罪の贖罪の対象が永久に失われるからだ。
人を傷つけ殺め続ける者にとっての最大の恐怖は死ではない。自分がタブーに触れてしまったと気付くことだ。
それが究極の復讐なのだ。

死刑制度と言うものが是か非かという所まで話は広げられると思う。
殺人を犯した者を、殺された者と同じ立場に落とすことが果たして刑罰と呼べるのだろうか。
その事に何の意味があるのだろうか?
確かに被害者家族に取っての報復感情を晴らす事はできるかもしれないけれど、さらに死を増やしたという罪悪感を抱かせることに繋がらないだろうか?
負のサイクルに入ってしまうなら死を以って罪を贖うのはおかしいと思う。

と色々考えさせられるけれど、基本はコメディー調に作られている作品。面白い。
でも、井口監督。神門さんのお尻は長いと思うわ。



そして、本物の幽霊が映ってると聞くともう一度見てみたくなるやん。。。