くすり屋さんの独り言in北京

ヤクザ・イシ(石原 洋一)のブログです。環境・自然に興味あり。最近、中国の環境問題にシフトしました。

メラニン(間違いです。メラミンが正しい)混入牛乳について

2008年09月23日 12時56分06秒 | Weblog
webニュースによると中国の多くの地方の製造所により牛乳の量を増すため水で薄めてメラニンを混入し検査にパスをした牛乳が出回ったとのこと。粉ミルクに使用されたため多くの乳児が腎臓結石や腎不全で命を落としたか命の危険に合っているという。お恥ずかしながらメラニンは間違いでメラミンが正しいです。薬剤師でありながらメラニンで蛋白反応が出るんだあ!?と間違えて感心してました。全然別物みたいです。すみません。

 日本の厚労省の発表によれば昨年の1月以降中国でメラニン混入が確認された企業からの輸入実績は無いという。尚日本は9月12日付けで中国からの乳及び乳製品の輸入手続を保留している。

 中国のメラニン混入企業は多地域に渡り、このたびの丸大食品の子会社もその一つである。今のところ自主発表して自主回収したのが丸大だけであり他の日本企業で丸大以外どこも黙っていることの方が深刻だと私は思う。

 濃度の濃い粉ミルクを飲んで結石ができたり腎不全になった中国の乳児の事件は日本の森永砒素ミルク事件を思い出させる。しかし日本の事件は事故であったが今回の中国の事件は明らかに故意による殺人もしくは殺人未遂である。

 厚労省によるとH19.9.20~H20.9.19の牛乳が入っている可能性のあるものの中国からの輸入実績は下記の通り。
 菓子類 588件 3322トン。
 加熱後に摂取する菓子類などの冷凍食品 1266件 84034トン
 乳及び乳製品  12件   216トン

 丸大食品だけが槍玉にあがっているが、これは自主的に発表し回収したからハッキリしたからである。

 日本に入ったメラニン混入牛乳はメラニンの濃度が薄いため事件にはなっていないが日本の食糧に関するリスク管理の甘さがにじみ出ている。


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