第2340回 いよいよ決戦 日本対オランダ

バレがバラした！オランダに侍情報筒抜け／ＷＢＣ
サンケイスポーツ2013年3月10日（日）05:00

　１０日に日本と対戦するオランダは９日、東京ドームで練習を行った。ヤクルトなどでプレーしたヘンスリー・ミューレン監督（４５）、ウラディミール・バレンティン外野手（２８）＝ヤクルト、アンドリュー・ジョーンズ外野手（３５）＝楽天＝と、日本球界“経験者”が３人。豊富な知識と強豪国を撃破した強打で、侍ジャパンに襲いかかる。

　和気あいあいと練習する選手たちの姿には、自信が満ちていた。ミューレン監督もリラックスした表情だ。

　「これまで休みがなかったし、いいプレーができている。きょうは軽めで大丈夫。朝からそんなに練習したくないしね」

　予定より練習を２０分早く切り上げたことにも、チームの好調さが表れていた。練習では、セ・リーグ２年連続本塁打王のバレンティンらがサク越えを連発。楽天に新加入したジョーンズは「打線の調子はいい。日本のいい投手を昨日の（キューバ戦勝利の）勢いで打ちたいね」と余裕を漂わせ、外野席後方の看板に何発も白球を当てた。

　前日８日に、２本塁打を含む１４安打６得点でキューバを退けた打線は脅威だ。中軸２人と監督が日本でのプレー経験を持つことも不気味。バレンティンは、情報を仲間に伝えることを明かして「日本はすばらしいけど、勝つのは強い方じゃなくて、いいプレーをした方」と不敵に笑った。

敵は身内にあり。
とはよく言ったもの。
こういうチームはものすごく手強い。
日本球界経験者がいるチームなら、今日キューバに粉砕された台湾だって同じ立場だが、
相手はキューバを撃破しているだけに、まるで油断がならない。
しかも、仮にオランダを退けても、次の相手はまたまたキューバである。
日本の侍、とてつもない難所にさしかかってきた。