前回の続き。
「やじうまプラス」を見ていたら、超異色新人ラッパーの登場を伝えていた。
坂上弘。
御年87歳。
記事を引用します。
「千の風になる前に」“米寿ラッパー”がデビュー
8月に米寿を迎える新人ラッパーがメジャーデビューする。忌野清志郎(58)が「兄貴」と慕い、日野皓正(66)にトランペットを教えたこともある坂上弘(87)で、6月3日に第1弾アルバムを発売。タイトルもユニークで「千の風になる前に」。発売元のビクターは「世界最高齢ラッパー」としてギネスブックに申請した。
ヒップホップ界に超異色新人が登場する。
秋川雅史(41)の大ヒット曲のタイトルをもじったアルバム名は自ら考案。作詞、作曲も手掛けた「蜂地獄」など9曲を収録。リード曲「時をかけるシンガー」には一青窈(32)がコーラスで参加した。年齢を感じさせない声量であらゆるものマネーで不安になるなら、ただ踊ってonce again…と米寿前の人生観を表現している。
1941年に満州へ渡り、新京交響楽団に所属。終戦後、日本へ引き揚げ、トランペット奏者として複数のジャズバンドでナイトクラブやキャバレーを回った。当時、少年だった日野にも指導したという。
リズム感はジャズで培った。満州時代にはカンツォーネを歌っていたといい、のどにも自信を見せつける。ラップに興味を持ったのは96年。「再び大好きな歌を歌い始めた時に、当時流行していたのがラップだった」と話し、米人気ラップ歌手のLL・クール・J(41)のCDを聴いて「これなら僕も歌える」と独学で身に付けた。
90年夏にはバイクを運転中、トラックに追突された。そこで多額の慰謝料を得たが、キャバレー通いで一文無しになった。40代の時に妻をがんで亡くし、子供もおらず「好きなことをやろう」と一度断念した音楽活動を再開。交通事故の体験を基に05年、ラップの曲「交通地獄」を自主制作して都内のライブハウスなどで歌ってきた。忌野とも一緒に歌ったことがある。
ビクターの担当者は「この年でも挑戦する姿に勇気が与えられました」と契約に至った経緯を説明。同社がギネスブックに申請したことで、坂上も「元気を出して頑張らなくっちゃ」とまだまだ血気盛んだ。
で、歌を番組で流していたが、ラップと言うには・・・・いや、やめておこう。
ここは坂上弘のチャレンジ精神を讃えるべきであろう。
恐るべし87歳。