第166回 空から来た挑戦

注：上のタイトルは、１０年前の「アエラ」のだじゃれコピーをそのままいただきました。

北朝鮮がミサイルというか人工衛星というか、そういうものを打ち上げる最終段階に入った、と朝からテレビが報じている。
麻生首相は、「４日に打ち上げが行われる見通しだ」とＧ２０の場で発言した。
ということは、やっぱり明日打ち上げるつもりなのだろうか。

ＰＡＣ３なる迎撃用ミサイルを東日本のあちこちに配置。
日本海側にも艦船を派遣。
もし内陸部にミサイルか破片だか落ちてくるようであれば打ち落とす構えでいる。
立派な軍事作戦なのに、配置図がテレビでご丁寧に紹介されているのがおかしいけど。
普通こんなのって、隠密行動じゃないのか。

北朝鮮は「もしそんなことをしたら、ただちに戦争だあ」的な態度を取っている。
強硬以外の態度を取る北朝鮮なんて、見たことない。
北朝鮮は対抗措置として、ミグ戦闘機を配備するつもりだという。
飛ばすだけの重油があるのだろうかと率直に思うのだが。

素朴な疑問。
いったいどうなるのが、日本にとってよい結末になるのでしょうかね。
問答無用でミサイルを撃ち落とす？
失速して日本に飛んできたミサイルを撃ち落とす？
それとも、危険はないものと考えて、頭上を通り過ぎるミサイルを見守る？
はたまた、発射そのものが失敗？
それほど政治や軍事に詳しくないので、よくわからんが、いずれの場合も問題を残しそうだ。

第165回 ローカル同士の決勝戦。

今朝のフジテレビ系の「とくダネ」で、準優勝した花巻東の特集が放送されていた。
まさか準優勝を狙って取材班が花巻入りしたとは思えないが、とにかく試合を観戦する花巻市民の様子が映し出されていた。
九州人のワタクシとしては、「ふーん」程度の反応しかできないが。
花巻ってどこにあるのだろうと思って、検索してみた。

花巻市。
岩手県の中西部にある市。
県都・盛岡市のすぐ南に位置する。
人口約１０万人というから、あまくさ市と大差ない。

花巻温泉と、宮沢賢治生誕の地として有名。

惜しくも準優勝の花巻東高校は、花巻市唯一の私学。
全校生徒数約６３０人というから、それほど大きな学校とは言えない。
私学はどこもそういうところがあるが、体育部の活動が盛んだ。

で、めでたくも優勝した清峰高等学校。
長崎県北部に位置する北松浦郡佐々町にある。
人口約１４０００人の町。
佐世保市のベッドタウンのような町らしい。
清峰高等学校は、その佐々町にある、唯一の高校。
全校生徒数約６００名というから、それほど大きな学校とは言えない。
平成１５年に北松南高等学校から校名変更をした際に総合学科の高校となる。

どちらも田舎の学校が決勝を争ったということだ。

こういうケースを見ると、必ずしも都会の名門校に行けば、甲子園で日本一になれるわけではないということを教えられる。
逆に言うと、田舎の何の変哲もない学校でも十分甲子園を狙えるということ。
田舎で頑張っている高校球児に大きな勇気を与えることだろう。