逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

日本相撲協会(貴乃花部屋)という犯罪組織と記者クラブ

2017年12月29日 | スポーツ・文化
スポニチ 2012年5月23日貴乃花部屋から初の関取誕生『スポーツニッポンが5年前に報じた、顔が異様に腫れ上がった痛々しい幕下の貴ノ岩』

貴乃花部屋所属の『貴ノ岩』の写真が、何故か理由は不明だか異様に少ないのである。
各報道機関が使っている映像は'12年に貴ノ岩が十両昇進が決まり、貴乃花親方と記者会見しているときのもので今回の暴行事件には全く関係ありません。
横綱日馬富士から暴行を受けた後の巡業中の映像とか地元福岡県田川市への表敬訪問の写真では、顔に少しも暴行や怪我の跡が無い綺麗なままだったが、唐突に入院した以後の所在が不明。(各力士の証言によると、十両昇進直前の幕下上位が一番の試練で親方や兄弟子からの暴行も横行するという)

格闘技と暴力『大阪堺市のムエタイ(キックボクシング)ジムの暴行殺人』

2017年12月10日、堺市や滋賀県近江八幡市内の民家などで堺市の無職、渡辺彰宏さん(31)=が 男女5人に監禁、殺害された事件をめぐり、滋賀県警捜査1課などは10日、渡辺さんに 排泄物を無理やり飲ませたとして、強要の疑いで、ムエタイジム経営、坂本 厚樹容疑者(39)を逮捕した。
県警は7日、渡辺さんを監禁して衰弱させ、殺害したとして大阪府堺市西区のアツキムエタイジム関係者の男女5人を逮捕していた。
渡辺さんは1年前から住み込みでムエタイジムへ入り無給で運転手や雑用などをしていたという。発覚を遅らせようと堺市内から近江八幡市の民家に監禁場所を移していたが、このムエタイ(キックボクシング)ジム内の暴行が常態化していて、他にも衰弱して動けない人が出ていたが警察に救助されている。
無給(住み込み)で格闘技を学ぶという相撲部屋と同じ仕組みの大阪堺市のムエタイ(キックボクシング)ジムでは日常的に暴力が横行していたが、徐々に悪化して今回は殺人にまでエスカレートした。(所在や健康状態が不明の貴ノ岩が何とも心配である)



『日本相撲協会という犯罪組織と記者クラブ』2017年12月28日 田中龍作ジャーナル

最強の記者クラブを持つ財団法人は、税の優遇を受ける犯罪組織だった。日本相撲協会のことである。最強の記者クラブとは東京相撲記者クラブだ。
10年前に起きた事件と比べたら日馬富士の暴行なんて可愛いものだ
2007年、時津風部屋で親方が新弟子の額をビール瓶で殴り、その後兄弟子たちが しごき と暴行を加えて新弟子を殺害したのである。
息子の死を不審に思った両親が、新潟大学に解剖を依頼しなかったら病死で片付けられるところだった。実際、時津風部屋は新弟子を火葬しようとしていた。証拠隠滅である。こうなるとプロの手口だ。
相撲協会はその後もコンスタントに事件を重ねた。「大島部屋に暴力団のトラック突っ込む(2007年)」「大麻所持(2008年)」「野球賭博(2010年)」「朝青龍による一般人への暴行(2010年)」・・・事件のデパートと言った感があるが表に出てきたのは氷山の一角である。なぜか ―
力士にはタニマチがつき、横綱審議会にはマスコミ幹部が定席を占める。歴代の横審委員長は第9代が渡邉恒雄(読売)、11代 海老沢勝二(NHK)、12代 鶴田卓彦(日経) だったりする。
タニマチである有力者は大物政治家経由で警察に圧力をかけて事件を揉み消せる
かりに角界の人間が検挙されるようなことがあっても記者クラブメディアは報道しない。会社の最高幹部からストップがかかる。見返りはクラブだけの独占報道権だ。
日本相撲協会を所管する文科省の最高責任者は文科大臣だが、財団法人の資格を取り消せるはずがないのだ。
そこには警察、マスコミ、文科大臣を黙らせる強大な背景がある。日本相撲協会はかくして、アンタッチャブルとなった。この構図を変えない限り不祥事は続く。
貴乃花親方の処分云々は事の本質ではない。
日本相撲協会。暴力団以上に犯罪を重ねながら、公益財団法人の資格をはく奪されないのが不思議だ。
12月28日 田中龍作ジャーナル



『衝撃!貴ノ岩にも暴行容疑 元貴乃花部屋力士の訴訟で発覚「逃げ回る力士にエアガン」』12/28(木) 夕刊フジ

元横綱日馬富士(33)に暴行を受けた十両貴ノ岩(27)が、逆に“暴行疑惑”で昨年12月27日に東京地裁へ証人として出廷していたことが26日、わかった。引退した貴乃花部屋の元幕下力士が日本相撲協会を訴えている民事訴訟で、3人の元力士が貴乃花部屋で行われていた暴力の実態などを証言。貴乃花親方(45)と花田景子夫人(53)も貴ノ岩と同日に証人尋問で出廷した。訴訟は現在も東京高裁で争われている。
相撲協会を訴えているのは、十両目前の幕下3枚目だった2014年九州場所限りで引退した元貴斗志(27)。貴乃花親方に引退届を出されたことから15年3月、相撲協会を相手取り「地位確認等請求」、「報酬の支払い」などを求めて東京地裁に提訴。今年3月に請求を棄却されたものの、控訴して現在は東京高裁で係争中だ。

裁判記録によると、元貴斗志は14年10月18日の朝稽古中、貴乃花親方から「不良みたいな態度を取りやがって。荷物をまとめて出ていけ」などと何度も怒鳴られ、貴乃花部屋から追い出されたという。
貴乃花親方は元貴斗志について、「起伏の激しいところがあり、精神が乱れることが多々あった」、「やる気がなく、更生することはない。力士の模範になることはありえない」と判断し、20日に引退届を提出した。
この裁判記録で驚かされるのは、貴乃花部屋内の暴力問題だ。元貴斗志は、09年初場所でともに初土俵を踏んだ“同期”で、当時すでに幕内の関取だった貴ノ岩と暴力騒ぎを起こしている。
元貴斗志の主張によると、14年4月に番付上位の貴ノ岩が「お前、あいさつもしないのか」と絡んできたため、「すみません」と謝ると、「お前何様のつもりだ」と平手で3発殴られたという。
しかし貴ノ岩は法廷で「元貴斗志が『あんたの若い衆(付き人)ではない』と殴りかかってきて、喧嘩ではなく一方的に暴力をふるわれたのが真実」と反論している。
元貴斗志はその際に「格上である関取に手を出してしまった反省として、けじめをつけなければいけない」と一旦は引退の意向を示し、断髪式も予定されたが、相撲への強い思いから撤回。その半年後に師匠から追放されたことになる。

また昨年秋場所で引退した元古関(31)は、「貴ノ岩が新弟子の頃から雑用などをせず、出世すると、逃げ回る力士を笑いながらエアガンで撃つことが何度もあった」と証言。さらに、「朝起こしに行くと貴ノ岩は『師匠いる?』と聞き、貴乃花親方が稽古場に来ていないと、二度寝をして稽古の終わった食事の時間になると現れた」とも話している。
大相撲はいま元日馬富士による暴力事件で大揺れだが、被害者側の貴乃花部屋で当時、毎日のように暴行が繰り広げられていたとすれば驚きだ。
裁判記録には、かつて貴ノ岩の付き人で14年名古屋場所を最後に引退した元貴翔馬(36)の次のような証言もある。
「貴ノ岩は私には暴力を振るうことはなかったが、他の力士には先輩、後輩関係なしに暴力を振るったり、新弟子時代から先輩力士に対して聞く耳を持たなかったり、いじめていたのはよく知っています」
さらに「4、5年前、九州場所の宿舎で嵐望(らんぼー、現世話人)は貴神龍(今年の名古屋場所で引退)の頭をビールケースで殴り、貴神龍は頭から血を流し、顔の半分を真っ赤に染めた」、「古関の頭をまな板で何度も殴り、まな板が衝撃で6分割ぐらいになった」と明かしている。
また、貴ノ岩が元貴斗志との暴行騒ぎの際に「『鉄アレーを持ってこい』と叫んだと聞いたことがある」と元貴翔馬は付け加えている。

貴乃花親方は元貴翔馬が引退に至った経緯について、貴ノ岩の印鑑を使って、協会の経理に巡業手当を取りに行き着服していたためと証言。「問いただしたところ答えないので『答えないではすまないぞ』と言いました。そのあと出て行きました」と説明している。
元弟子から訴えられた格好の貴乃花親方は、元古関によると「ウチを辞めていったオキ(元貴斗志)が裁判をかけてきている。あいつはカネをふんだくりたくて、裁判をかけてきてるんだ。同じ釜の飯を食った仲間なのに。そんなヤツに俺は負けたくない。若い衆、力を貸してくれ。証言してくれ。オキの悪いところを知っているやつは全部俺に教えろ」と力士たちに協力を求めたという。
同訴訟について夕刊フジの取材に対し、元貴斗志の代理人は「今回の取材に関しまして、ご協力致しかねるとの結論となりました」と話している。相撲協会、同協会の代理人、貴乃花部屋からは26日までに返事はなかった。
貴乃花親方は、日馬富士の暴行事件では、真相の徹底究明を求めて協会と対立し、民事訴訟に持ち込む可能性も指摘されている。
12/28 夕刊フジ



『学校とは、そもそも暴力装置である』東大話法の安冨歩語録  

格闘技の初心者である少年を時津風親方や兄弟子など格闘技の専門家の大人が集団でリンチして殺した挙句、タニマチの地元の医院と地元警察と地元マスコミ(もちろん相撲協会も)など関係する全員がぐるになって揉み消そうとしたのは10年前の話だが、この反省から相撲協会は暴力追放の誓約書を全員に求めたが、貴乃花親方(貴乃花部屋)だけが唯一拒否した(今回の処分寸前の12月18日になって、やっと処分逃れのため提出している)事実からも明らかなように、大相撲の中でも貴乃花親方(貴乃花部屋)の暴力容認姿勢は突出していたのである。(ところが角界のプリンスの不祥事をマスコミは報じたくない)
暴行事件が起きたのは10月25日夜から翌日の未明だが翌26日の鳥取巡業には貴ノ岩も参加。11月2日には福岡県田川市役所への表敬訪問した写真では大怪我を負っているようには見えず元気そのもの。ところがこの間の10月29日に地元の鳥取県警に被害届と全治1週間程度の診断書を提出していたが相撲協会には報告が無い。(貴乃花部屋のタニマチの医院に頼んで書いてもらっても、この時はごく軽傷だったので現在のような大騒ぎになる話ではない)
その後貴乃岩は11月5日から9日まで、相撲協会とは縁が深い福岡市内の済生会福岡総合病院に検査入院して『全治2週間』(暴行が起きた日から起算してなので、退院時は貴乃岩は完治しているので相撲をとることに何の支障もない)の診断書をもらうが、相撲協会には報告が無い。

『スポーツは体に悪い』 ‏逝きし世の面影語録

問題が発覚してメディアが大騒ぎしたのは、半年ぶりに国会が開かれて安倍お供疑惑が論議され出す一番大事な11月14日に唐突に『横綱日馬富士の暴行で頭蓋骨骨折の重傷』とのおどろおどろしいスポーツニッポンのスクープ記事が火元だった。
デマや誇張などが多いスポーツ紙の信用度は極端に低く、今までなら日本の大手メディアが追従して大騒ぎになる例は一切無かったのである。
今回だけが特別で、なぜか例外扱いだったのである。(犬が尻尾を振ることは有っても、シッポがイヌを振り回すなどアニメのギャクの様な絶対に有り得ない話)
スポニチは今回、全治二週間の軽傷を『重傷』と真っ赤な嘘を垂れ流すのですから、本来ならお笑い(何かの悪い冗談)なのである。まともに大人が相手にすべきレベルではない。(前と後が完璧に矛盾する二律背反なので、何れか一方が真っ赤な嘘)本当に頭蓋底骨骨折で髄液漏れなら、瀕死の重傷で絶対安静、完治までは年単位であり貴乃岩のように相撲をとるどころでない。
ところが、今回は何故か不明だが全てのメディアが、デマや誇張の横行する低級なスポーツ紙の報じた矛盾だらけ(かすり傷程度の軽傷なのか、それとも瀕死の重傷なのかが不明)の暴行事件に飛びついて大騒ぎになる。
これは、普通の大人の常識的判断なら、誰が考えても窮地に陥った安倍政権による悪質なスピンコントロールである。
しかも肝心の貴乃岩の所在が不明で貴乃花親方も沈黙、貴乃花部屋の力士など全員がやはり沈黙しているのですから、本当に高乃岩の頭蓋骨が割れて命の危険まであるなら、ほぼ鬼畜の所業を繰り返した大阪堺市のムエタイジムの同類項ですよ。逆に貴乃花親方が専属相撲解説者のスポニチの『重傷』報道が狂言なら、丸っきりヤクザの当たり屋である。
★注、大本命は安倍政権のスピンだが、対抗馬は鬼畜の所業を繰り返した暴力ムエタイジムの同類、穴馬がチンピラヤクザの当たり屋説の順番。(この様な場合は答えは何れか一つだが、ただし今回の大相撲の場合は例外的に、すべてが正解である可能性が非常に高い。日本相撲協会(貴乃花部屋)や記者クラブは犯罪組織であり、そもそも『スポーツは体に悪い』のである)




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3 コメント

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何がなんだか (農婦)
2017-12-29 22:57:27
ヤクザ稼業そのものがスポーツとしての日本相撲協会なのですか?
だったら、人間ってなんなんでしょう?地球から人間はなくなって当り前(^-^)弱肉強食
戦争でもおきて全てのにンゲンガナクナレば平等。地球は終わりと云ったプーチン。強い人達だけで、将来未を担えばいい?奴隷が必要なんでしょううよ!
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日本のスポーツ (luna)
2017-12-31 21:04:06
日本のスポーツにおける暴力は学校教育から始まり、ほとんどすべてのスポーツで日常的に精神的肉体的暴力が蔓延している、最後は老人たちが行っているゲートボールに至るまで、うんざりさせらます。
死に至る相撲の暴力は、日本的暴力スポーツ教育の末路ですね。
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生きる (農婦)
2018-01-01 18:13:08
戦争が引き起こすスポーツ。私の子供達は不登校児でした。私は開き直って学校にいかない息子達をスケート、ボウリング、スキー場
に連れて歩きました。私は大変な底辺層の収入しかありませんでした。勿論子供を引き連れて心中自殺を計画、試み他弱い母親でした。子供に教えられた事、俺達はスケートもスキーもボウリングも
楽しみたいだけだ、と言われハッとしました。それぞれの生き方です。
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