逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

7時間の空白どころか、66時間の空白にも及び腰

2018年07月13日 | 社会


韓国の大型旅客船セオゥル号沈没時の『空白の7時間』で発覚した40年来のお友達(女シャーマン)疑惑『国政の壟断』での大統領弾劾で失脚したのは2017年3月10日。(その1カ月前に起きたのがマレーシアのクアラルンプール国際空港出国ロビーでの北朝鮮トップの異母兄の暗殺事件で、過去にはオウム真理教しか使ったことがない特殊な神経剤VXで殺されている)
朴槿恵(パク・クネ)前大統領が逮捕・投獄されたのは3月31日で、1年後2018年4月6日には罰金18億、懲役24年の実刑判決の厳罰が科されている。

「豪雨」被害地域を訪れた安倍首相のSNSに載せられた写真 『安倍晋三首相のツイッター』 2018年07月12日 中央日報日本語版

豪雨の時に飲み会に出席して非難を受けた安倍晋三首相が11日、被害地域を訪問した。安倍首相はこの日、自衛隊のヘリコプターに乗り、5-8日の豪雨で被害が続いた岡山県の河川氾濫現場と浸水地域を視察した。
首相官邸は安倍首相がヘリコプターの中から被害地域を眺める写真をツイッターなどソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて公開した。写真には「岡山の被災地に向かっています。土砂崩れ、河川の決壊。被害の大きさを改めて実感しています」という安倍首相のメッセージも加えられた。また「現場で応急対策に当たる皆さん、被災者の皆さんの生の声をしっかりと伺い、現場主義で、早期の復旧復興につなげていきたいと思います」とコメントした。
これに先立ち安倍首相は豪雨が始まった5日夜、「衆議院宿舎」で同僚議員らと飲み会をしていたことが明らかになり、非難を受けた。当時、一部の地域には避難勧告が出るなど、豪雨による被害がすでに懸念されていた。安倍首相は11-18日に予定されていた欧州・中東訪問を中止し、豪雨への対応に最善を尽くすと明らかにした。
日本政府によると、現在まで把握された豪雨による人的被害は死者176人、心肺停止3人、行方不明者9人という。 .




孫崎 享‏ @magosaki_ukeru · 7月10日
強烈、空白の66時間、ぼうごなつこさん


ニヤニヤとした表情が目立った安倍首相。田中が初動の遅さと酒盛りを追及すると さらに ヘラヘラした。=11日、倉敷市真備町 撮影:田中龍作=

【倉敷・真備町発】安倍首相、被災地訪問 赤坂自民亭に避難住民「頭に来るなあ」2018年7月11日 田中龍作ジャーナル

気象庁が厳重な警戒を呼び掛ける豪雨の中の酒盛りから6日後のきょう11日。安倍首相は河川決壊により多数の死者を出した倉敷市真備町の避難所を訪問した。
住民300人が避難する岡田小学校体育館には、安倍首相の訪問が決まると突貫工事でクーラー10台が設置された。地元ジャーナリストによると、別の避難所で首相は「国がクーラーをつけた」と恩着せがましく語った、という。


「避難所訪問報道」の種明かしをします。水色の防災服(画面下・中ほど)後ろ姿が安倍首相。マスコミ向けに労いのポーズを取り、マスコミは首相側が作る「絵」の通りに報道する。=11日、倉敷市真備町 撮影:田中龍作=

★注、今の日本の報道機関はすべてが安部アンダーコントロールなので何の役にも立たず、メディアとしてまともに仕事をしているのはフリージャーナリスト(田中龍作)だけだったとの、何とも怖ろしすぎるシュールな光景。まさに末世である。



遺体の引き渡し先にアレフを指定 遠藤元死刑囚が執行前に
先週、死刑が執行されたオウム真理教の遠藤誠一元死刑囚が、遺体の引き渡し先に、後継団体「アレフ」を指定していたことが新たにわかった。(フジテレビ系7/12(木)(FNN)

「尊師」刑執行に反対=公判で主張一変―遠藤死刑囚 7/12(木) 時事通信
サリン生成に関与した遠藤誠一死刑囚(58)は、大学で遺伝子工学やウイルスの研究をする中、宗教に傾倒していった。
教団では「厚生大臣」として生物兵器や麻薬などの製造を担った

Q,遠藤元死刑囚、どんな人物だったのか?
A,オウムの「厚生省」と呼ばれる組織のトップで、生物兵器の材料となる細菌の培養、覚醒剤など違法薬物の製造にあたっていた。
出展 時事通信 7/6(金)



『政府やマスコミが、挙国一致で隠したオウムの覚醒剤』

気象庁が想定外の規模の『記録的な豪雨被害』を警告する中での法務大臣と安倍首相ら自民党関係者の宴会ですが、オウム幹部7人の死刑の前日の前祝だった可能性も十分にある。
北朝鮮の日本人拉致問題だけで首相の椅子を手に入れた安倍晋三としては、青バッジ(救う会)の主要メンバーである住吉会系の暴力団組織の行っていた覚せい剤密売でのオウムとのズブズブの関係が表に出ることが一番困るのである。
29人もの犠牲者を出したオウム教団の犯罪ですが、幹部7人の集団死刑執行直後に新たに27歳の女性信者の殺害疑惑まで飛び出したが、事実なら死んだのは30人ですよ。
これ等のオウム犯罪の一番の特徴とは、尼崎市の連続不審死事件と同じで、被害者とか被害者家族の訴えを警察組織が一切無視して事実上黙認していたことなのです。
なぜ警察は巨悪を見過ごしたのか。間違いなく主導していたのは刑事警察では無くて、公安警察マターだったから警察組織としてオウムには手も足も出せなかったのである。 

『オウムの話から覚せい剤を抜くとは、キムチから唐辛子を抜くようなもの』覚せい剤密造と公安警察の深すぎる関係

そして今の安倍内閣で影の実力者として、表の政治権力を動かしているのが公安警察出身の中村格とか北村滋。裁判所の逮捕令状が出ている強姦犯人でも無罪放免にできる実力があれば、まだ警察の捜査が始まる前の段階だったオウムの覚醒剤の大量製造と密売などを『揉み消す』など簡単なことだったのである
ただし、地下サリンからオウム裁判が始まるまで、マスコミ各社はオウムの覚醒剤を散々報道していたのである。(ところが裁判が始まった途端にマスコミが忖度して沈黙する。マスコミ御用達の有識者達も全員が横並びで沈黙して『無かったことにする』が、いくら何でもこれは無理である。オウムが大量生産した覚醒剤は、たった二十数年前の話なので今でも覚えている人が大勢いる)




新安保条約批准後、内閣総辞職を表明する前日、右翼に刺された岸信介首相

「王道楽土」の夢を支えたのは「アヘン」だった 『阿片帝国日本と朝鮮人』朴橿 (著)、岩波書店 出版年月日2018年3月15日

戦前の日本がやっていたことについては、今もベールに包まれていることが多い。日本と麻薬の関係もその一つ。佐野眞一さんの『阿片王 満州の夜と霧』(新潮社)などで初めて知ったという人も少なくなかったのではないか。
『阿片帝国日本と朝鮮人』(岩波書店)は戦前、日本が関わった海外のアヘン問題を扱っている。それも日本人だけでなく、朝鮮人についても書いている。余り類書のない珍しい本だ。

財政難に苦慮
19世紀末から1945年の敗戦まで、日本が外地で深く広範にアヘンに関係していたことは、知る人ぞ知る有名な話だ。
日清・日露戦争で帝国主義国に成長した日本は、経済・財政基盤が脆弱だった。版図は拡大したが、戦争費用やその後の占領地維持費用に苦しんだ.
内務省衛生局長だった後藤新平は1898年「アヘンを主要財源とし、外債を集めて台湾の拓殖を推進する」と提言(意見書)している。
アヘン厳禁ではなく中毒者に治療上の吸引を認める漸禁主義がとられた。明らかに抜け道がある。
1932年建国の満州国で早々と阿片法が施行され専売公署という担当の役所も設置された。当時の満州国では、歳入予算6400万円のうちアヘン専売による収入が1000万円を占めていた。栽培は許可制で政府に納入し、専売の形で小売人から中毒者に渡る。そこに在満の朝鮮人密売人も動員された。満州国では国民の3%、90万人が吸引者と言われ、アヘンは不足していた。違法栽培、密売が横行し、そこに利権も生まれる。外国の目が届きにくい蒙疆(内モンゴル)ではアヘンの原料栽培が盛んになり、政府予算の20%以上をアヘン収入で支えた。日本軍部の特殊工作の資金も、アヘン利権を通じて生み出された。
アヘンは裏世界ではない。アヘンを軸にした財源づくり、公的なシステムが出来上がっていた。そこに、日本人だけでなく朝鮮人も末端で関与したという。
日本の植民地だった朝鮮でのアヘン生産と朝鮮人のアヘン関与だ。朝鮮人のアヘン・麻薬業者が満州などでは吸飲者に対する「加害者」の立場でもあった。満州国建設時の夢のようなスローガン、「王道楽土」の非情な内実が浮かび上がる。
(抜粋)


全ての日本国内のマスメディアがすべて及び腰になる中で、しんぶん赤旗(7月8日日曜日の書評欄)が唯一『阿片帝国日本と朝鮮人』朴橿 (著)を紹介していた

1935年の日本のモルヒネ生産量が世界四位。ヘロインでは一位の阿片帝国だった。満州国での岸信介の役割は有名だが、経済的に脆弱な大日本帝国自体が、麻薬ビジネスを積極的に興産した国家でもあった。
満州で麻薬ビジネスに深く関与した岸信介を敬愛する孫の安倍晋三首相ですが、因果は巡る糸車。最大の支持基盤である『救う会』と覚醒剤ビジネスの住吉系暴力団、見て見ぬふりの公安(秘密政治)警察との『関係』は最大のタブーとして現在も封印されているのですから怖ろしい。

★注、
7月13日付毎日新聞朝刊では、オウム教祖の裁判が一審だけで終了した(短期間で終わった)原因として、ヤクザに刺殺されたオウム教団のナンバー2だった村井幹部関連の案件を全て削除した検察側の対応を批判する教祖の一審弁護団長のことが記事になっている。暴力団との覚醒剤取引でのキーマンは矢張りオウム真理教の村井幹部だったので一番最初に『口封じ』を行ったらしい。


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2 コメント

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避難所の写真 (ちくわ)
2018-07-13 02:39:02
ちょっとでも押されたら、カメラマンが雪崩のように御老人の上に落ちるのでは。さすがの危機管理ですな
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Unknown (たけ)
2018-07-15 12:33:54
多かれ少なかれみんなやっているパフォーマンスかもしれませんけど。
ここまで何もやっていない ここまで徹底している そして 何を言っても信じられない
という総理は初めてのような。
3.11の際の管元総理の対応 管元総理
賛否両論ですが 少なくとも安部総理には批判されたくないでしょうね。 
また祖父の方の方が有能に思えます。少なくとも安部総理よりは(保身の為とはいえ)。
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