逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

旧約聖書の神とユダヤ・キリスト教の犯罪性

2009年01月23日 | 宗教

『無茶ぶりな旧約の神』

宗教書として旧約聖書ほど、これ程あからさまに内集団と外集団とを差別しているものは有りません。
実は新約聖書の福音書のイエスの言葉「汝の敵を愛せよ」の意味も本来はユダヤ人「内集団内の敵」の意味で外集団の人々は「人間」の範疇に入れていません。
これを外集団にまで広げたのはパウロの功績でそれ以降は他の民族にもユダヤ教の改革派(キリスト教)が広まっていくわけです。



『神との契約』

ユダヤ教改革派(キリスト教)もユダヤ教も圧倒的に権力を持っている『神』と殆んど力を持っていない『個人』とが一対一で契約を結ぶ方式になっているが、ここが問題。
一神教では、神と契約した者だけが救われ、契約しなかった者はたとえ善人であれ救われない。
この辺の関係は、大手損害保険会社と我々一般契約者の関係と似ている。
力関係が対等でないものの契約は、長年掛け金を払い込んでいても何時でも一方的に些細な契約違反を理由として解約される危険が有る。
とんでもなく小さい文字で書いて有る『契約約款』に違反したとか何とか難癖を付けて契約金の支払いを拒む。
悪徳損害保険会社と旧約聖書の神は良く似ています。
我々日本人的には卑しくも神を名乗るなら、契約の有無に係われず助けるのが『神』の本来の仕事だと思うのですが、けち臭く契約者(それも少しの契約違反もなかった人)だけを助けるでは損保会社と同程度の悪行であろう。



『ユダヤ教(旧約聖書)の秘密』

普通の宗教は、建前上は万人に平等に振舞う(神の前では平等)としているのですが、このユダヤ教(旧約聖書)だけは全く別でユダヤ人だけを絶対条件として内集団と外集団に分離して差別する不思議な宗教です。
ユダヤ教の教典である旧約聖書は、破廉恥で凄まじい人種差別が基本(根本原理)になっている。
旧約聖書の記述は40年前に起こった妊娠8ヶ月だったシャロン・テートら5人を惨殺した後に『悪魔のいけにえ』の儀式を執り行ったマンソンの邪悪なカルト宗教の言い分とどれ程の違いが有るのか無いのか疑問である。
両者は殆んど同じか或いはマンソンの方が多少は人間的でさえある。
旧約聖書は何処から判断しても悪魔的な破壊的カルトの教典であることだけは間違いないでしょう。
この事を理神論の立場から指摘したコモン・センスの著者トマス・ペインはアメリカ独立の最大の功労者にも拘らずアメリカを追われ歴史からも抹殺され不遇のうちに生涯を終える。



『一神教の根本的な矛盾』

キリスト教がユダヤ改革運動から出発しているのでユダヤ教の悪弊(旧約聖書)も引き継いでしまった。
キリスト教にとっては旧約聖書(ユダヤ教教典)の人道に反するカルトの部分が最大のタブーなんでしょうね。

仏教ではアブラハム一神教とは対称的に、親鸞の様に「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」とか、個々人の信心に関係なく無条件に阿弥陀如来が全ての人々を救う話とか、今問題になっている『自己責任論』ではなく全ての人に最低限の生活を保障する『シビル・ミニマム論』『ベーシックインカム』に近い。

反対に一神教は、今問題になっている新自由主義と同じで、真面目に行えば行うほど矛盾が深まり本来の目的とは逆の方向に進んでいき最期には必ず破綻します。



『キリスト教のジレンマ』

キリスト教の教典である『新約聖書』福音書などは確かに人々に愛と平和を説いているわけですが、しかしユダヤ教の教典である旧約聖書は記述内容に問題が有りすぎる。
宗教としてキリスト教は新約聖書だけでは無理なのか。?
あるいは、世の中を取り巻く状態や倫理観が大きく変わったので、旧約聖書の問題部分の記述を破棄するとか修正するとか、出来ないんでしょうか。?
ユダヤ教はどう考えても、古代の戦闘的一部族の信仰していた略奪や集団強姦や虐殺や民族絶滅を合理化するトンデモナイ悪逆非道な破壊的カルト宗教ですよ。
そして『旧約聖書』は忌み嫌われるおぞましい典型的なカルトの教典で、真面目な子供達には読ませるべきではない悪書中の悪書です。
素人的には、旧約聖書が無くともキリスト教は十分に成立すると思うんですが、やはり無理なのでしょうか。


『人殺しを合理化する宗教は間違いなくカルト』

信者(内集団)だけに都合のいい神様で、カルトのオウム真理教との差は、歴史が有るか無いかとか信者が多いか少ないかだけで、ほとんど同じ宗旨の宗教です。
しかもオウム真理教が手製の毒物程度の武装だったのに比べユダヤ教の教典を唯一の根拠として人工的に作られたイスラエルは、欧州キリスト教国の援助やアメリカの軍事援助のお陰で中東随一の軍事大国です。
これでは周りのユダヤ教信者以外の人々はたまったものではありません



『親亀こけたら小亀もこける』

ルター等のやったインチキ臭い『聖書原理主義的な改革』ではなく矢張り『キリスト教の真の改革』(真の宗教改革)が絶対に必要なようです。
これ(宗教改革)なくしてはキリスト教はカルト臭を脱して、すべての人の為の真の世界宗教になることは出来ない。

ユダヤ教の教典(旧約聖書)の中に、略奪や集団強姦や虐殺や民族絶滅を合理化するトンデモナイ悪逆非道な破壊的カルトの部分が有るのは、読めば誰にでも判ります。
これは日本国憲法を読めば、再軍備も戦争も禁止していて世界有数の軍事力である自衛隊が違法で有ると解る以上に明白です。
ところが独立している宗教で有ると信者達も周りの人たちも思っているが、実は親亀(ユダヤ教)の上に載っている小亀(キリスト教)の関係なので親亀こけたら小亀もこける。
これでは残念ながら宗教として自立していません。教義的にはまだまだイスラムよりも劣っているようです。
創価学会と宗門(日蓮正宗)の関係とソックリで、親亀より小亀が100倍以上大きくなってしまって親子の力関係が途方もなく逆転しているのも同じ。
しかもキリスト教は『創価学会』と同じように宗教として完全に自立(自主独立)していないから、宗門攻撃(ユダヤ人差別)のようなを愚かしく見苦しい行為を、2000年近くも続けるなど傍から見れば理解に苦しむ事をする。
(因みに創価学会は20年も見苦しい宗門攻撃を続けている。)
キリスト教のユダヤ人差別が止んだのは数十年前のことで、それまでは教会での説教の多くの部分はイエス・キリストを殺したユダヤ人の悪行の数々だったんですよ。
今とは逆に、ユダヤ人の悪行を記録している『旧約聖書』は説教の必須アイテムだったわけです。
この事が劇的に変化するのはナチの蛮行が明らかになった第二次世界大戦後の事です。


『第二次世界大戦とは宗教戦争でもあった』

新教のナチスドイツは最大の敵である無神論のソ連人を2000万人、旧教のポーランド人を800万人、異教徒のユダヤ人を600万人殺すが、これ等は旧約聖書の記述の通りを、現実世界で実践して見せただけです。
新教(プロテスタント)ドイツの最大、最悪の敵の順番は、無神論者>異端者(他宗派)>異教徒になっているわけです。
第二次世界大戦後には二番目と三番目の敵とは和解、同盟して最大の敵(無神論者)と長い長い冷戦に突入していく。
政治経済だけで判断しても真実は見えない。西欧の歴史から宗教を抜きにすると本質が見えてこなくなるようです。



『近代科学発展の原動力』

科学と宗教は全く別物ですが、西欧の近代科学の発展には深くキリスト教の危機が関係している。
長い間、西欧は世界の辺境地域の文化的に遅れた地域で、中国インドはもとより中近東のイスラムからも遥かに科学的に文化的に遅れていた。
暗黒のキリスト教(宗教)だけの宗教地域だったんでしょう。
ところが宗教改革で、よってたつ宗教までが危機に晒される。
そこで、聖書の記述が正しい事を、世界から色々な博物を蒐集して証明しようとした。
ダーウィンのビーグル号での世界一周なんかも、正にこれに当てはまります。
聖書の記述の正しさを証明する目的だったが教会とか国家の全面的な援助をうけ、それこそ宗教的な情熱で科学的な探求に乗り出す。
副作用としてですが、結果的にそれまで遅れていた西欧で近代科学は発展して、その科学技術で(聖書の記述に有る様に)世界征服に乗り出し、しかも成功する。
ここでも親亀(キリスト教)よりも小亀(科学)の力関係が完全に逆転し、宗教(キリスト教)のしもべだった科学は、その持っている圧倒的な力で宗教を圧倒し全面勝利するわけです。
科学の最終的な勝利を決定して、宗教(キリスト教)にとどめを刺したのは150年前のダーウィンの進化論ですね。
それで今でもアメリカの宗教右派はダーウィンの進化論に敵意を抱いて何とか学校で教えないように運動しているわけです。


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