逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

敗戦72周年 「戦後レジューム」ではなく、「朝鮮戦争停戦レジューム」だった

2017年09月03日 | 政治


1945年9月2日降伏文章に署名する日本全権ですが、トリミングされていないアメリカ戦艦ミズリー号では見物する大勢の米将兵が砲塔まですずなり状態だった。(同じ画面でも少しだけ引いてワイドに見るだけで大きくイメージが違っていた。ましてや別方向から見れば全く別の景色が見えてくる)

『北朝鮮が核実験か M5.6地震』9/3(日) 12:54 【ソウル聯合ニュース】

北朝鮮で核実験か M5.6の人工地震=韓国気象庁
韓国気象庁は3日午後0時36分、北朝鮮北東部の咸鏡北道・吉州郡付近でマグニチュード(M)5.6の地震が発生したと発表した。人工地震と推定されるという。地震は核実験によるものである可能性が高いとみられる(聯合ニュース)

『「水爆弾頭化」誇示=ICBM開発で北朝鮮―電磁パルス攻撃に初言及』9/3(日) 【ソウル時事】

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は3日、金正恩朝鮮労働党委員長が新たに製造された大陸間弾道ミサイル(ICBM)の弾頭部に装着する水爆を視察したと報じた。
同通信は開発した核弾頭について、電子機器をまひさせる電磁パルス(EMP)攻撃も可能な多機能弾頭と伝えた。北朝鮮がEMP爆弾を開発している可能性は指摘されていたが、当局が公式に認めたのは初めて。
金委員長は「強力な核兵器を思い通りにどんどん製造できるようになった」と述べた。水爆を弾頭化したことを誇示し、米国をけん制する狙いがありそうだ。
同通信は、2016年1月6日に実施された「初の水爆実験」で得た成果に基づき「水爆の弾頭の技術的性能が最先端の水準で更新(アップグレード)された」と強調し、「攻撃対象によって、威力を数十キロトン級から数百キロトン級まで任意に調整できる」と主張。さらに「大きな殺傷・破壊力を発揮するだけでなく、戦略目的により、高高度の空中で爆発させ、広い地域に極めて強力なEMP攻撃まで加えられる多機能化された核弾頭だ」と伝えた。
9/3 時事


安冨歩(やすとみ あゆみ)‏ @anmintei ·
アホか!
そんなことで、国民起こすな!!!

堀江貴文(Takafumi Horie)‏@takapon_jp
マジでこんなんで起こすなクソ。
こんなんで一々出すシステムを入れるクソ政府

日本【\(^o^)/オワタ】 何が不愉快かって言っても、気持ち良く寝てるところを叩き起こされることほど不愉快なことはない。!

五・一五事件で海軍青年将校に暗殺された犬養毅の幽霊が出るとの噂のある首相公邸には人一倍怖がりの安倍晋三は決して泊まらないのだとの都市伝説がある。ところが、日本敗戦72周年目の今年の8月には2回も泊まっているが、いずれも翌日の早朝に北朝鮮のミサイルが発射されて大騒ぎになる。
国会の閉会中審議で民進党の後藤議員から『安倍総理が公邸に泊まったのはミサイル発射のあった前日だけ  公邸に泊まる翌日に、北朝鮮ミサイルが飛んで来る』、『ミサイルの日。バレバレになるから 普段から公邸にとまったほうがいい』と皮肉られたが答弁に立った西村康稔内閣官房副長官 否定せず笑って誤魔化した。

LN BB-45‏ @BB45_Colorado
これ、明らかに事前に発射情報を得て、予想しているね。安倍が官邸に泊まるなんてあり得ないからね。千載一遇の大チャンスとして盛大に利用しようと待ちかまえていたのだろう。
そして大失言した。



『北ミサイル発射は「最初から完全に把握している」と発言した小野寺防衛大臣や安倍首相の歴史的大失言』

日本政府は緊急避難を指示しているのに、テレビ画面はフリース状態で肝心の国民はミサイルの飛んだ方向がさっぱ分からない。
Jアラートの『緊急避難指示』の範囲が12道県と意味なく広範囲。あまりにもアバウト過ぎるのである。普通の常識なら、ミサイルが飛んだ方向が皆目分からず仕方なく、あてずっぽうで『広範囲に避難指示を出した』と誰でも考えるでしょう。
それではパトリオットpax3ミサイルなどの『自衛隊の迎撃態勢など無駄だ』との何とも困った結論になる。
8月29日早々と記者会見した小野寺防衛大臣や安倍首相は、『北朝鮮のミサイル発射は最初から完全に把握している』と言っちゃった。たぶんこれは歴史的な『大失言』である。
この小野寺防衛大臣とか安倍晋三首相の主張が正しいなら、(双方馴れ合いの八百長プロレス。『出来レース』だったとすれば全ての辻褄がピッタリ合う)つまりJアラートは国民の危機意識煽るために前日から公邸泊まって準備して朝っぱらから広域発令された茶番劇!!!

真偽はまったく不明だが、なんと駐留米軍横田基地と北朝鮮との間には定期航空便があるという



『矢部宏冶の「知ってはいけない」を読む(1)』2017年09月02日 志村建世のブログ

矢部宏冶の最新刊「知ってはいけない~隠された日本支配の構造」(講談社現代新書)を、店頭品切れでアマゾンからの取り寄せで読みました。帯文には「この国を動かす『本当のルール』とは?」「私たちの未来を危うくする『9つの掟』の正体」と大書してあります。9つの掟は、そのまま内容の各章になっており、それは以下の通りです。
第1章 日本の空は、すべて米軍に支配されている 
第2章 日本の国土は、すべて米軍の治外法権下にある
第3章 日本に国境はない(米軍にとって~注・志村)
第4章 国のトップは「米軍+官僚」である
第5章 国家は密約と裏マニュアルで運営する
第6章 政府は憲法にしばられない
第7章 重要な文書は、最初すべて英語で作成する
第8章 自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う
第9章 アメリカは「国」ではなく、「国連」である
 この一覧だけでも大筋はつかめると思いますが、通読してわかった「この本の読み解き方」について、私の記憶に残ったいくつかのキーワードというか「ものの考え方」を、忘れないうちに書いておきます。
 まず、この本に出て来るアメリカ(米国)とは、「アメリカ軍(部)」のことだと読み替えると、早く理解できる部分があります。それはアメリカという国が、かなりの「軍国」であることを意味しています。それは時に良心的なアメリカ外交官を愕然とさせるほどの強さなのです。
 次に日米の安保体制については、朝鮮戦争が今も大きな影を残しているのが納得できます。日本は「戦後レジューム」ではなく、「朝鮮戦争停戦レジューム」の中にいるのです。そしてアメリカ軍は、今も「国連軍の代表」であるかのように日本に駐留を続けているのです。自衛隊との関係についても、この視点から見ると解けてくる部分があります。



『対米戦争しか理解出来なかった日本人』 
歴史上『日中15年戦争』の言葉が出てくるのは極最近の話であり、多くの日本人大衆にとっての敗戦とは『アメリカに負けた』としか理解していないので、今のような色々な問題が起きている。
日本が『ソ連軍に負けた』と正しく理解しているのは極少数しかいないし、『中国軍に負けた』はもっと少ない。ましてや『朝鮮に負けた』などゼロである。だから今のような汚らしい嫌韓嫌中のヘイトスピーチの嘆かわしい風潮が蔓延しているのである。石原慎太郎の『三国人』発言とはまさにそれ。(勝った連合国でも負けた枢軸国でも無い第三国の意味)
では何故そうなったのか。
日本の戦争ですが、野坂昭如の戦争体験を描いた『火垂るの墓』(ほたるのはか)を見れば明らかなように、(今のアメリカと同じで)基本的に戦争は全て海外で行っていたのです。飢えに苦しんだ日本兵による人肉食(共食い)まであったガダルカナルやインパールが幾ら悲惨でも、日本本土はあんがい平和であり安心だったのである。
日本人が本当に戦争の恐ろしさを実感するのは敗戦一年前にサイパン島が陥落して米軍の空襲が始った1944年以降の話なのです。(中国戦線が幾ら苛烈で悲惨でも所詮は他人事であり関心は薄い)
満州とか朝鮮にいて直接戦争を体験した人々は数百万で、日本人全体から見れば少数派で、樺太とか北方領土は40万人ともっと数が少ないので『ソ連に負けた』など日本のコンセンサスになりようが無いのである。

『1945年から72年間の太平洋戦争の「戦後レジューム」ではなく、1953年から64年間の朝鮮戦争の「停戦レジューム」だった日本』

日本軍が主役の戦争でも、日本人一般の『海外の戦争』に関心(影響)が薄ければ、日本が米軍占領下でそもそも軍隊そのものが無い『朝鮮戦争』に無関心なのは当然だったのである。
しかし今の日本の現状ですが、第二次世界大戦の敗戦(戦後レジーム)よりも、目からウロコで今も延々と続いている『朝鮮戦争の休戦レジーム』だと解釈すると色々な不思議が簡単に理解出来るし、逆に『朝鮮戦争が終わっておらず、停戦しているだけ』である明らかな事実を無視すると永久に今の迷宮から出てこれなくなる。

★注、
停戦ではなく、北朝鮮を承認して平和条約を結び朝鮮戦争を完全に終結しない限り、今の状態は永遠に続くのである。
ところが永遠に米軍に駐留してほしい(朝鮮戦争が終わって欲しくない)連中が日本には安倍晋三を筆頭に大勢いるが、独立した民主的な日本国に米軍が駐留するのは1945年のポツダム宣言の違反であり、韓国に米軍が駐留するのは明確に1953年の朝鮮戦争の休戦協定の違反である、ところが、この明らかな事実を指摘しているのは日本版CIA(外務省元国際情報局長)の孫埼享ただ一人だった。(他は一人の例外も無く全員が沈黙している)


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1 コメント

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『核兵器の電磁パルス(EMP)攻撃』 (ローレライ)
2017-09-03 14:30:29
『核兵器の電磁パルス(EMP)攻撃』は広島原爆に合わせた『ロシア参戦』でも利用された!ロシアのカラシニコフは『電磁パルス(EMP)ライフル』を公開している。

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