逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

安部辞任 ようやく動き出した日本 

2020年09月01日 | 社会

令 和 2 年 8 月 28 日 内 閣 府 ( 防 災 担 当 )

災害ボランティアセンターに係る費用について

近年、頻発化・激甚化する災害への対応に必要不可欠なボランティアの調整(受入・活動調整等)を後押しすることで、公助による救助の円滑化・効率化を図るため、別紙のとおり、救助とボランティア活動の調整に必要な人員の確保について、災害救助法の国庫負担の対象とすることとしましたので、お知らせいたします。 

人件費 国が負担 社協災害ボランティア職員 9月1日 しんぶん赤旗

内 閣 府 ( 防 災 担 当 )は31日までに、災害時に救助やボランティア活動の調整を行う災害後ボランティアセンターの人員確保(雇用する臨時職員。非常勤職員の賃金等)について、「災害救助法の国庫負担にする」と発表しました。

内閣府は発表文(28日付け)で、国内の災害が頻発化・激甚化する中、広域から多数駆け付けるボランティアの調整の負担が増大していると説明。「公助」の災害救助活動である避難所設営や障害物除去などの救助を円滑かつ効果的に行うためには、「公助のボランティア活動との調整を実施することが必要になってきている」ため、財政出動を講じると表明しました。

被災地の社会福祉協議会(社協)が、災害ボランティアセンターで働く臨時職員や非常勤職員を雇用する場合、その賃金や旅費などを災害救助法の国庫負担の対象とします。また社協等職員の時間外勤務手当についても救助法の国庫負担の対象とするとしています。

この処置は、九州などを襲った今年の7月豪雨以降の災害に適用されるとし、7月3日の熊本県を中心に九州や中部地方など日本各地で発生した集中豪雨以降の災害を対象としています。

正当なボランティア労働には正当な賃金を払うのが日本国の正当な道徳

余りにも遅すぎるし限定的ではあるが、自主的な義勇兵「公助」などの意味のボランティアを勝手に無償労働(江戸時代の共同体による前近代的な「普請」なのか、もっと不気味な自主的奴隷労働)と勘違いしていたガラパゴス日本(極東の魔窟)に、小さな風穴を開けた意味は大きい。

社説

アベノミクスの終幕 重くのしかかる負の遺産

7年前は無理でも、2年前に書いていたらと悔やまれる(あまりにも遅すぎる)ヘタレの毎日新聞社説

「輪転機をグルグル回す」アベノミクスで株価が上がるのは当然だが、決して長続きしない。毎日新聞社説「アベノミクスの終幕 重くのしかかる負の遺産」では景気後退は消費税10%増税の2年前から始まっていると指摘しているが、これが2年前なら素晴らしい毎日新聞社の社説である。しかし安部辞任が決まった今頃になって、いくら現在の情勢分析が正しくとも「後出し」ジャンケンの誹りは免れないであろう。(★注、今回わざわざ毎日新聞が社説に書かなくとも、一定以上の理性や良識ある日本人の大人なら全員が知っている)

 過去はどうでもいい。未来もよくわからない。しかし今日の現実がやさしく感じられればいい

過去が分からないから→未来も分からない。結果的に→今日の現実も見えてこない。不可解でグロテスク、必ず大失敗に終わる悲劇的な「靖国史観」を一言で説明した曽根綾子の素晴らし過ぎる名言なのである。

単に恥知らすなだけの保守の代表的な「論客」アッパーミドルの痴呆老人の曽野綾子(88歳)の説によると「日本には貧困は無い。毎日3時間以上水汲みに行くアフリカが本物の貧困だ」と主張している。(★注、アフリカ歴訪時にイギリスのブレア首相が過去の奴隷狩りを謝罪しようとして現地政府に思いっきり嫌がられる。奴隷狩りは欧米白人ではなく列強から武器を貰ったアフリカ沿岸部の部族が内陸部で奴隷狩りをしていた長い歴史的事実がある。ブレアの謝罪は藪蛇なのである)

(過去の正しい歴史を知りたくないアッパーミドルの痴呆老人曽野綾子88歳は丸々勘違いしたが、)だから今でもアフリカ内陸部では尾根や山の頂上のような水場まで3時間もかかる不便だが安全な場所に集落がつくられて大勢が住んいるのである。

典型的な欧米レイシズムは低学歴低収入のプアホワイト(社会に不満を持つ底辺層)だと言われている。

ところが、日本の「正しい歴史を学びたくない」(靖国史観の)破廉恥な嫌韓嫌中ネットウヨは逆に高学歴高収入、一定の社会的地位の有る高須克弥や百田尚樹、曽根綾子のような中間層なのですから余計に悲劇的である。(★注、本来なら彼らのようなミドル層は一番社会的に安定して不満が少ないのですが、日本だけは中間層が余計に不満を募らせていた)

教科書採択 育鵬社から切り替え相次ぐ 専門家「リーダーシップ持った教育委員、首長不在」懸念


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3 コメント

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増税して株を買った安倍政策! (ローレライ)
2020-09-01 12:23:13
増税して株式を買った安倍政策は社会主義国化を進める事になる。増税で民間の消費力も破壊されて外国人のマネー頼りの変速社会主義国となる。
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この状況を社会主義と呼べますか (十三湊淳之介)
2020-09-01 14:11:50
ローレライ様 現在の日本の状況を”社会主義”と呼べますか.いいですか。社会主義は普通名詞となっており、貴方個人の好みによって、その厳密な概念は変更できないのです。変更したいならば、適切な限定辞、『』、脚注補足、等々を使い、それが自身の独自のものであることを明示しなければなりません。いいですか。喫茶店に入って、メニュウからコーヒーを選び注文したとき、(色も似ているし、飲み物であるし、おいしいものだし…、の主人の腹の中の理屈をつけて)麦茶が出されたとき、客はこれをうけいれるべきなのですか。僕は自然科学系出身で、共産主義、社会主義、レニニズム、トロツキズム…、を学んだわけではありません。しかし旧ソ連と東欧の社会主義国の数箇国で長年暮らした経験があります。しかし、その時の体験した社会主義諸制度は現日本のどこにもありませんよ。いや半世紀まえならば、月800円の大学の学費、返済猶予の奨学金、無利子奨学金、国保、国鉄、郵便局、電電公社等、準社会主義諸制度に近いものはあった。だが、農民も漁民も自営労働者だったし、今も変わらないでしょ。日本を離れていた四半世紀の間に、これら安定した社会政治経済用語は変貌したというのでしょうか。
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社会主義のなり損ないのポンコツ社会 (ローレライ)
2020-09-01 15:00:03
増税して企業の尻拭いに投下する資金が国民に分配されない日本は社会主義のなり損ないのポンコツ社会になりました!
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