75年遅れの第二次世界大戦の敗戦処理(日ソ共同宣言からなら64年遅れの日露講和条約の締結)
首相 北方領土問題に終止符を
29日、日ロ首脳電話会談を行った菅総理は、「北方領土問題に終止符を打ちたい、と申し上げた」と問題解決に意欲を示した。
会談を終え取材に応じた菅総理は、「プーチン大統領から私の総理就任への祝福をいただいた。私からは平和条約締結を含む日ロ関係全体を発展させていきたい。北方領土問題を次の世代に先送りさせず、終止符を打ちたい。こうした旨を申し上げた。プーチン大統領としっかり取り組んでいきたい」とコメント。
プーチン大統領からは「2国間のあらゆる問題について、対話を継続していく。そうした発言があった」とした上で、「プーチン大統領と今後、率直に意見交換ができるという手応えを感じた。我が国としては、領土問題を解決して平和条約を締結する。この基本方針の下に粘り強く交渉をしていきたいと思う」と意欲を示した。 なお、近いうちに対面による会談を行うことでも合意したと明らかにした。 (ABEMA NEWS)
北方領土問題で菅首相「次世代に先送りせず終止符打ちたい」日露電話首脳会談
配信 産経新聞
ロシアが北方領土で軍事演習 初の首脳会談の直前に
配信
初の首脳会談の前に、ロシアが北方領土で軍事演習を始めました。 ロシア国防省は29日、北方領土の国後島や択捉島でロシア軍の太平洋艦隊が軍事演習を始めたと発表しました。哨戒機や装甲車、ドローンなどが投入され、1500人を超える兵士が参加しているということです。菅総理大臣は29日、就任後に初めてプーチン大統領と電話で会談する予定です。ロシアはその直前に北方領土での軍事演習を始め、揺さぶりを掛けることで菅総理の外交姿勢を見極める狙いがあるとみられます。
これに対し、日本政府はすでに外交ルートを通じてロシア側に抗議したことを明らかにしました。 加藤官房長官:「このような動向は北方四島におけるロシア軍による軍備の強化につながるものであり、これら諸島に対する我が国の立場と相いれず受け入れられない」
9月29日 テレビ朝日
★注、我が日本国の病的な右傾化で、対米従属命で売国右翼の産経新聞がネトウヨの機関紙化したが、今やテレビ朝日中枢はネトウヨ御用達テレビと化す悲劇的喜劇。
菅外交の非連続性=古賀攻
毎日新聞<sui-setsu>
菅義偉首相が海外首脳と次々に電話協議を重ねている。就任あいさつが主目的とはいえ、半月で11人はかなりのハイペースだ。
国際場裏の古株だった安倍晋三前首相の後継者だけに、外交の世界で早く知名度を上げたいとの思いが本人にはあるのだろう。そんな菅さんの「経済・外交」担当の首相補佐官になったのが、阿達雅志参院議員(61)だ。
現在3人いる首相補佐官のうち2人は前内閣からの再任で、新任はこの人だけ。住友商事の社員時代に米ニューヨーク州の弁護士資格を取り、米国人弁護士の東京事務所で勤務した経歴を持つ。(会員限定有料記事なので以下省略)
不気味すぎる毎日新聞専門編集委員のオピニオン「水説」
思わず目が点になる不可解な「水説」の記述には???毎日新聞の古賀攻専門編集委員は何が言いたいのだろうか。?考え出すと夜も寝られない。
古賀攻専門編集委員の「水説」の大事な部分だけを抜き書きすると、アメリカのトランプ陣営とのパイプ役が参議院議員で米ニューヨーク州弁護士資格を持つ阿達雅志で、アメリカ大統領再選3カ月前の2016年8月時点でトランプ当選の可能性を菅義偉(官房長官)に報告したとある。
阿達雅志は「彼の性格を考えると最初に電話するのが効果的だ」と助言。(ここまでは正しいアプローチだが、その後がいけない。致命的なミスを犯すのですから無茶苦茶)
当選確定後、安倍首相は最も早くトランプに電話して祝意と早期会談を提案する掟破りの大失敗。毎日新聞編集委員も「大統領就任前の人物と首相の会談は異例中の異例」だと指摘しているが、「それでも安倍政権は勝負に出て16年11月17日、あまり趣味が良いとは言えない金ぴかのトランプタワーで初のシンゾー・トランプ会談が実現した。』しかも「菅さんは後に『あの初会談は阿達が調整した』と話すようになった」と書いている。
新首相の菅義偉の外交担当の首相補佐官、阿達雅志は岸信介の孫(佐藤信二元通産相)の娘婿で、しかも妻が安部晋三元首相のまたいとこ。安倍政権特有のネポティズム(nepotism 縁故主義)を引き継いだように見えるが、菅義偉と同じ梶山清六元官房長官の最側近。同じ縁故でも安倍とは別系統で「・・・単純な『安倍継承』では無い顔が覗く。」と結論している。
無駄に大きい日本の公共事業「箱モノづくり」のアメリカ版(迷惑な米軍傭兵組織のISISイスラム国)
民主党オバマ政権時代にISIS[イスラム国」が米軍やCIAの傭兵組織である事実を報告したリベラルメディアや米民主党の天敵のような元アメリカ国防情報局(DIA)長官マイケル・フリン(トランプ政権の初代安全保障担当首席補佐官)
★注、11月3日アメリカ大統領選でトランプが大差で再選されるとアメリカ国防情報局(DIA)長官だったマイケル・フリンがトランプ政権の安全保障担当首席補佐官として復活する可能性が高い。
フリン補佐官の(トランプ大統領就任前の)フライングで訴追
2016年11月8日の大統領選で民主党クリントンが負けたら、オバマ大統領は「ロシアがネットで選挙に干渉した」と無理筋のイチャモン(いやがらせ)でロシア外交官多数を追放する。
しかも、次期トランプ政権の安全保障首席補佐官に予定されているマイケル・フリンが2016年12月に駐米ロシアのセルゲイ・ キスリャク大使と電話で事後処理を話し合ったことを盗聴したFBIが無理やり訴追。補佐官の就任から23日でフリンを辞任に追い込むなどやりたい放題。しかし、その後すべての訴追を司法省が取り下げてインチキ臭い民主党やリベラルメディアの「ロシアゲート」の馬鹿騒ぎはトランプ政権全面勝利で決着している。
議院内閣制の日本では総選挙で勝てば直ぐに新首相が就任するが、
ところが、大統領制のアメリカではトランプが大統領選挙(2016年11月8日)で勝ったとしても、翌2017年1月20日の新大統領就任式まで2カ月以上は依然として民主党バラク・オバマがアメリカ大統領だったのである。
その現職大統領のオバマに一言の断りもなく次期大統領のトランプに2016年11月18日(日本時間)ニューヨークのトランプタワーで会談する赤っ恥の大失敗。(我が日本国の安倍首相以外、世界中で誰一人も、そんな礼儀知らずは行わない常識がある)
★注、その程度のことはアメリカの法学部大学院卒業でニューヨーク州の弁護士資格を持つ阿達雅志が知らないはずはなく、官房長官の菅義偉が無知無教養、常識が無い安部晋三をまんまと騙して大恥をかかした天晴れな爆笑事件。安倍は現職アメリカ大統領オバマへの非礼を咎められて絶対に行きたくなかったハワイの真珠湾戦艦ミズリー記念館を12月にオバマと二人で訪れることになる。
菅義偉が師と仰ぐ梶山清六とは、
ウィキペディア(Wikipedia)によると、陸軍士官学校卒業時(軍曹)に日本が敗戦、命拾いするが長兄は戦死。地元の人々とともに万歳三唱した母が人目を忍んで土蔵の陰で号泣する姿を見て、このような悲劇が二度と起こらぬようにと政治家を志し「長兄の戦死を陰で嘆き悲しむ母の姿が私の政治の原点」と語っていた。
梶山清六は橋本龍太郎首相の官房長官(1996年1月~1997年9月)など閣僚を歴任、小沢一郎や竹下恵三、橋本龍太郎など(田中角栄の)竹下派7奉行の一人。強面な風貌や政治手法、政局においての過激な発言などから「武闘派」と呼ばれたが、「日本人の血で贖った憲法9条の精神を捨ててはならない」と述べ、靖国神社に代わる新たな参拝施設の建設の必要性を真っ先に主張したなど、日本のWWⅡの敗戦を明確に自覚していた自民党政治家。
(関連記事)
第二次世界大戦の戦後(敗戦)処理 2018年11月16日 | 東アジア共同体
ロシアのプーチン大統領(右)と日本の森喜朗首相=2001年3月25日(タス=共同)
2001年に一旦妥結していた日露平和条約
2001年、(1956年のフルシチョフ第一書記と鳩山首相、河野一郎農相が平和条約締結を合意した)日ソ共同宣言を再確認した『イルクーツク宣言』で、半世紀ぶりに平和条約の締結(第二次世界大戦の最終的な戦後処理)が目前にまで迫っているかに見えた。
2002年の小泉純一郎の平壌訪問からマスコミ総ぐるみの北朝鮮バッシングで日本の国民世論の病的右傾化が極限まで進む
日本政府は外務省人脈の鈴木宗雄衆議院議員や佐藤優外務省主席分析官などを使って事前交渉を綿密に行って1956年の日ソ共同宣言(河野一郎。鳩山首相)で決着していた歯舞色丹の二島返還での日露両国の平和条約締結がほぼ決まってい。
ところが森首相は『神の国』発言で失脚、首相が世紀のトリックスター小泉純一郎に代わった途端、鈴木宗雄議員は面白おかしく数々のムネオ疑惑で大炎上するし、ロシアとの裏交渉の窓口だった佐藤優は平成の怪僧ラスプーチンとしてバッシングされる。
ロシアのプーチン大統領と会談した森喜朗首相は世紀の愚か者として嘲笑の対象になっただけではなく、直接ロシア(プーチン政権)と交渉していた鈴木宗雄衆議院議員や佐藤優分析官の二人は逮捕投獄。公職から追放されている。
読売新聞2016年 9月23日(金) 北方領土、2島返還が対露交渉
政府は、ロシアとの北方領土問題の交渉で、歯舞群島、色丹島の2島引き渡しを最低条件とする、平和条約締結の際、択捉、国後両島を含めた「4島の帰属」問題の解決を前提としない方向で検討している。
安倍首相は11月にペルー、12月には地元・山口県でロシアのプーチン大統領と会談。二島返還でトップ交渉に臨み、領土問題を含む平和条約締結すると政府関係者が明らかにした。
2016年当時、なぜか政府自民党に一番近い保守的な論調が特徴の読売新聞だけが『二島返還での日ロ平和条約締結』を報じたがもちろん、内容的には2001年の森首相当時に日露両政府で妥結していた平和条約と同じ中身だった
ロシアのプーチン大統領(右)との首脳会談で握手を交わす安倍晋三首相=2018年11月14日シンガポール
首相「2島先行返還」軸に日ロ交渉へ 4島一括から転換2018年11月15日 朝日新聞
安倍晋三首相はシンガポールでロシアのプーチン大統領と会談し、1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させることで合意した。56年宣言は平和条約締結後に歯舞(はぼまい)群島、色丹(しこたん)島の2島を引き渡すと明記している。日本政府は従来、国後(くなしり)、択捉(えとろふ)の2島も含めた北方四島の一括返還を求めていたが、首相は今後の交渉で2島の先行返還を軸に進める方針に転換した。
日ロ 平和条約交渉加速で一致 「2島返還」の宣言を基礎に 2018年11月15日 木曜 - FNN
シンガポールの安倍首相はロシアのプーチン大統領と会談し、1956年の日ソ共同宣言を基礎として、平和条約交渉を加速させることで一致。政府関係者は成果を強調した。
安倍首相「戦後70年以上残されてきた課題を、私とプーチン大統領の手で終止符をうつ。その強い意志を大統領と完全に共有した」
(抜粋)
平和条約締結後の歯舞色丹の二島返還は1956年の日ソ共同宣言で既に決まっている
75年も前のWWⅡの戦後処理(平和条約)が、なぜ今まで遅れたかの理由ですが朝鮮戦争休戦協定直後のアメリカのダレス国務長官が「二島返還での平和条約締結なら沖縄を返さない」と強引に妨害したので仕方無く諦めたが、その後の森喜朗の場合も同じ理由(朝鮮戦争レジームの維持継続)だったと思われる。
アメリカにとっての「戦争」とは、日本の無駄に大きい箱モノづくりと全く同じ仕組みの(ケインズ政策の一種の)「永久に終わらない公共事業」なのですから、目的や効果が大事なのではなくて、「終わらない」ことに一番大きな意味があったのである。(★注、だから70年間続いている「朝鮮戦争」レジームを終わらそうとしているトランプ大統領を民主党やリベラルメディアが総がかりでバッシングする)
特に問題だったのは破壊的カルト宗教の靖国史観で(忌まわしいA級戦犯岸信介の孫の自分の出自を唯一の自慢にする)安部晋三の存在で、平和条約締結が「WWⅡの日本の敗戦」を認めることだとの意味が理解できない。これでは幾ら頑張っても亀の腹筋、ワニの懸垂で実現性はほぼゼロである。
★注、
逆に考えれば(今までの靖国史観の安倍晋三が下痢で首相を辞任したことで歴史の歯車がやっと動き出して)元愛国軍人で長兄をWWⅡで失い「日本人の地で贖った憲法9条」とか「靖国に代わる慰霊施設」を主張するなど日本の敗戦の意味を知っている梶山清六を師と仰ぐ菅義偉なら、75年もかかったが第二次世界大戦の戦後処理がやっと行うことが出来そうである。
墓石を敷石に使う傲岸不遜な億万長者トランプ 2016年11月27日 | 政治
うなるほど金を持っている大富豪(トランプ)に店晒し品(商品見本)のゴルフクラブ(50万円)を手土産に渡す致命的な不見識。!
ロシアのSPUTNIKは2016年11月24日『安倍首相、トランプ氏に中国製ゴルフドライバーをプレゼント』と皮肉っている。
安倍晋三首相が世界の首脳に先駆けてトランプタワーに一番乗りした時の手土産にしたのが国産で最高の価格が付いている50万円の本間ゴルフ社製のドライバーですが、財政難により同社は2010年に中国人に買収されていたのでスプートニクの言うように、ある意味では中国製のゴルフクラブだった。(純粋な日本企業とは言えない)
しかも店頭に展示していた『商品見本』なのですから間違いなく多くの人々が試し打ちしたものである。(他人の手垢のついた展示品なので普通は誰も買わない、店側も大幅に値引きして販売する)
貧乏人根性(精神が貧しい外務官僚や安倍晋三)の度し難い根本的な勘違い
次期アメリカ大統領トランプ氏への安倍晋三首相のプレゼントとして選ばれた唯一の理由が、『店で一番高価格だったから』なのですから情けない。
まさに典型的な貧乏人の発想である。
トランプへの贈り物が実質的に中古品であった事実は右翼国粋主義とか頭が空っぽで目が節穴のネットウヨの機関紙的な産経新聞系列の夕刊フジ(2016.11.21 ZAKZAK)が『50万円「黄金ドライバー」担当者を直撃! 安倍首相がトランプ氏にプレゼント 』と日本外務省の裏話をすっぱ抜く。(貧乏人が見得で買うことはあっても、金持ちは誰も欲しくない代物)
この本間製ドライバーが高額なのは注文を受けてから使用者に合わせて特別に作られる別注品(フルオーダーの一点もの)だからなのです。
ところが、今回のうなるほど金を持っている大富豪(トランプ)に対して、店晒し品の中古ゴルフクラブ(50万円)を手土産に渡す不見識というか、非礼な外務省官僚の勘違いですが、これはレストランの入り口にある商品見本を誤って客に食べさせようとしたくらいの余りにもお粗末な間違いである。
普通なら誰もしない種類の大失敗だが、それほど日本の外務省が(クリントン当選のマスコミのプロパガンダを頭から信じていて)まさかなトランプ当選で正気を失うほど大慌てしているということでしょう
(抜粋)