『ショコラ ~maid cafe ”curio”~ Re-order』は、戯画のメイド&アンティーク喫茶シリーズ(勝手に命名)の第一作のリメイク(シナリオ等追加)版。もともとほしかったのはやたらと評判のいい、シリーズ第二作のリメイク版『パルフェ ~chocolat second brew Re-order~』だったのだが、ゲーム屋で間違えて買ってしまったのだ。とは言え、『ショコラ』は、『パルフェ』に少し関係する話であり、『ショコラ』自体もなかなか評価が高いのでまあいいか、というわかりにくい話。というわけで、結局『ショコラ ~maid cafe ”curio”~ Re-order』のレヴューをするのだ。
『ショコラ』には、ヒロインが7人いるのだが、ある一人のヒロインと主人公の過去の失恋話に関わっているか否かで、話(ヒロイン攻略)の筋が二通りに大きく分かれる。で、その失恋話に関わっているほうの話は、やたら伏線が張られていてそれがどう回収されるかが、なかなか見ものなのだが、関わっていないほうは単に退屈である。というか、作品自体が、過去に失恋したヒロインとどうよりを戻すかという方向に傾いているので、そのヒロインが作品内では、かなり特権的な位置にいるのだ。ギャルゲーの(もはや)古典『Kanon』が、やはり、ある特権的なヒロインの存在が、他のヒロインのシナリオを影で支えている、という構造をとっていたが、これも、そういったタイプのゲーム。しかも、ファンタジー風味ありなところまで似ている。ただし、伏線の回収の仕方としては、『ショコラ』の方が明らかに上手だろう。
ギャルゲーとしては、私的にはあまり魅力的なヒロインがいなかったが、主人公と翠の掛け合いは別。なかなか主人公がよい味をもったキャラクターだったと思う。恋愛話としては、かなりベタ。
ただ、全体的に、たるいです。メイドカフェ経営のシステムがたるければ、後半までテンポよく進まないシナリオもたるい。面倒くさがりな人には正直おすすめしかねるゲームです。
最終的には、シナリオが平均以上の、システムのたるい、ギャルゲーらしいギャルゲーです。
ただ、最後に一言。ヒロインたちの衣装は、あれはもはや、メイドとかいう粋を飛び越えてるくらい、過剰にデコレートされてはいないだろうか?メイド服ってのは、結局のところ作業着だということを、みんなが忘れている…。時代の流れ…かなあ。
『ショコラ』には、ヒロインが7人いるのだが、ある一人のヒロインと主人公の過去の失恋話に関わっているか否かで、話(ヒロイン攻略)の筋が二通りに大きく分かれる。で、その失恋話に関わっているほうの話は、やたら伏線が張られていてそれがどう回収されるかが、なかなか見ものなのだが、関わっていないほうは単に退屈である。というか、作品自体が、過去に失恋したヒロインとどうよりを戻すかという方向に傾いているので、そのヒロインが作品内では、かなり特権的な位置にいるのだ。ギャルゲーの(もはや)古典『Kanon』が、やはり、ある特権的なヒロインの存在が、他のヒロインのシナリオを影で支えている、という構造をとっていたが、これも、そういったタイプのゲーム。しかも、ファンタジー風味ありなところまで似ている。ただし、伏線の回収の仕方としては、『ショコラ』の方が明らかに上手だろう。
ギャルゲーとしては、私的にはあまり魅力的なヒロインがいなかったが、主人公と翠の掛け合いは別。なかなか主人公がよい味をもったキャラクターだったと思う。恋愛話としては、かなりベタ。
ただ、全体的に、たるいです。メイドカフェ経営のシステムがたるければ、後半までテンポよく進まないシナリオもたるい。面倒くさがりな人には正直おすすめしかねるゲームです。
最終的には、シナリオが平均以上の、システムのたるい、ギャルゲーらしいギャルゲーです。
ただ、最後に一言。ヒロインたちの衣装は、あれはもはや、メイドとかいう粋を飛び越えてるくらい、過剰にデコレートされてはいないだろうか?メイド服ってのは、結局のところ作業着だということを、みんなが忘れている…。時代の流れ…かなあ。