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哲学者か道化師 -A philosopher / A clown-

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『舞-乙HiME Zwei(ツヴァイ)』

2007-09-08 | アニメ
舞-乙HiME Zwei 1

バンダイビジュアル

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 『舞-HiME Zwei』全四巻を観た。ネタバレするとおもしろさが半分になるアニメなので、あまりネタバレはしない方向で。

 TVの最終回から1年。アリカはマイスターオトメにはなったものの、ガルデローベの単位は不足しており、オトメとして働きながらガルデローベに通う日々(胸ばかり大きくなってからに:マシロ様談)。最近も、惑星を襲った隕石を撃墜し(iDOL…)、アリンコとして有名になるばかり。一方のマシロも立派な女王になるべく激務を重ねる日々だが、アリカとマシロはあることがきっかけでケンカ別れしてしまう。一方その頃、地表に落下した隕石の破片から謎の存在が出てきて、ミユやシズルらマイスターオトメが次々と石化させられてしまう。そして、遂にチャイルドが猫神山(旧黒い谷)に現れ、アリカと舞衣は撃退には成功するのだが、猫神山ごと舞衣たちとマシロはさらわれてしまうのだった。

 全四話をまとめれば、アリカとマシロがケンカして仲直りする話と、アリカとニナが再会する話である。しかし、一方でよくわからん設定が膨大で、見終わったあとでむしろ謎が増す。チャイルドをはじめとした敵性体はどこからきたのか。アリカの「Zwei」は何なのか(マスターとオトメのシンクロ率の問題か)。いろいろと臭わされている『舞-HiME』との関係はなどなどと。しかも、ニナが手に入れることになるGEMとか、脈絡のない話が多いしなあ。四話ぽっきりという短さなので、インパクト重視で話の展開の丁寧さを諦めたように見えるのだ。
 作画などに関しては、TV版がそうだったので当たり前のように良好。OVAらしいのは一話の隕石の3Dモデリング(?)くらいか。乳揺れにも力が入っている。あと、ポロリもあるよ(笑)。
トモエとか、「あの人は今」的な出番しかない人も多いが、一応前作のキャラはみんな出る。

 というわけで、一応OVAらしいお約束は抑えているものの、全体としては視聴者は不完全燃焼を強いられるような。レナ・セイヤーズが現役だった頃の話を描く、『舞-乙HiME 0~S.ifr~(マイオトメ・シフル)』というOVAが作られているらしいが、今回出た伏線が回収されるような話になるのかな。

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