哲学者か道化師 -A philosopher / A clown-

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WALKMAN NW-E005

2006-06-23 | グッズ
 SONYのWALKMAN・NW-E005を一昨日から使っている。もともと使っていたHDD・WALKMANの調子が悪くなってしまったので、SONY STYLEの下取りサービスがキャンペーンをやっているのでこれに出し(とは言え、調子が悪いのをどのくらいの値段で下取りしてくれるのかはわからないが)、新品ゲットというわけである。
 NW-005はメモリータイプのポータブルオーディオであるが、これを買ったのは主に下の三つの理由により。
①安い。筆者が買った2Gのモデルで、定価17800円。1Gのモデルは12800円だが、これはまったくディスプレイのないiPod shuffleと1000円ほどの差しかない。
②軽いしかさばらない。本体だけなら22g。しかも後述するクリップをつけると、WALKMANのリモコンから先だけを扱うようなものである。
③新型WINDOWSの"Vista"は、512M以上のUSBメモリを接続すると、これを動作高速化用の補助メモリとして使用できるため、USBメモリとしても使用可能なポータブルオーディオがほしくなった。
(次点)WMAとAACファイルのサポート。私はWMAの192Kbpsと可逆圧縮で音楽アーカイブを作っているので、変換なしにファイルをWALKMANに移せると時間がかからなくて助かる。
とまあ、こんなところである。③の理由については、今回買ったWALKMANでちゃんと作動するかはわからないが。
 三日使ってみてまず気になったのは、付属のミュージックボックス兼転送ソフトのSonic Stage CPの使いにくさ。私のPCのパワーにも問題があるのかもしれないが、動作が重いのと、転送の際にほんとうはそんなはずないのに転送不可の音楽ファイルがいくつか出てしまう点。それと、WALKMAN本体のUSB端子から続く部分が太すぎるため、私のPCのUSB接続部にどうしても引っかかってしまう。しかたなく、USBハブを通じてつないでいる具合である。あとは、本体のディスプレイ部が一行しかないため、曲を探したりするときにはけっこう面倒。なので、いっそWALKMANに入れる曲はお気に入りのものに限り高音質で入れてしまい、ディスプレイを見なくてもある程度出したい曲を出せるようにしようかとも思っている。なおディスプレイは光量の弱くなりがちな有機ディスプレイなので、晴天の屋外だとかなり見づらい。
 良い点は、何よりもその気軽さ。私は1980円の別売りクリップをつけて、シャツのポケットに引っ掛け、ショートコードのイヤホンをつないで聴いていると、もてあまし気味だった前のHDD・WALKMANよりもかなり手軽である。確か前のモデルにはクリップの別売りオプションはなかったはずだが、これはいい。ただし、本体と比べ、ぼってとして厚みのあるただの白い部品なので、あまり人に見られたくない。これはちょっとどころではなく、ツメが甘いのではないかと思う。多少高くなってもいいから、クリップ部と同じチタンを使ってほしかった。あと、音質は、もちろんイヤホンや音楽ファイルの圧縮の程度によるが、良好なほうだと思う。音質に関して特に気になるようなことはない。
 というわけで全体としてみれば、多少のツメの甘さはあるが、エントリーモデルとしては申し分ない製品だと思う。それに、イマイチなデザインの多い(と思う)ポータブルオーディオ業界の中では、すっきりしてかなりいいデザインではないだろうか(趣味による、気に入らなければ仕方ない)。なによりも、持ち歩くときの気軽さを私は気に入った。ちょっとソニーの回し者っぽいコメントになってしまったが、ポータブルオーディオをこれから買おう/買い換えようかなと思っている人には、十分に勧められる製品だと思う。

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