哲学者か道化師 -A philosopher / A clown-

映画、小説、芸術、その他いろいろ

ブルース・リー『死亡遊戯』

2006-06-14 | 映画
 何かとネタになることの多い、ブルース・リーの『死亡遊戯』を観た。ネタの例としては、『Kill Bill Vol.1』でブライドが『死亡遊戯』でブルース・リーの着ていた黄色いスーツを来ていたことなど。

 Wikipediaで調べてみたのだが、『死亡遊戯』は、急死したブルースがアクションシーンだけ撮っていたフィルムを、そっくりさんを使ってドラマシーンを足して作ったという変則的な映画であるらしい。話としては、汚い手を使って全世界の役者を牛耳っているプロダクション(?)がブルースに自分たちの傘下に入るように言ってくる。ブルースはそれを断ったせいで暗殺されかけるが、なんとか一命を取り留める。葬式(この葬式は、ブルース・リーの本物の葬式の映像を用いているらしい)など、死んだふりをしたブルースはやがて、悪のプロダクションに反撃していく。
 いざ悪の本部で闘うシーンは、塔を一階ずつ上っていって、ひとりずつ敵を倒していくという有名なもの。シナリオは普通の勧善懲悪ものだが、重要なのは、ブルースのファイトシーンだろう。最近のワイヤーアクションほど派手ではないが、ルールばかりのスポーツよりもガチンコに見えて、迫力がある。というか、けっこうえげつない感じもしたり。とりあえず、ブルースかっこいいなあ、と。 

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