オジサマ専科 Vol.2 Memories母の手帳の設定を超改変してあります。なのでネタバレも含まれております。BOYSLOVEテイストにしてお届けなので、実際の商品とは一切何も関係ありません。もぐ菜は古川透CV:中田譲治しゃん推しなのでよろ。それと古川透氏は黒髪サラサラ和装で物静かな優しいアーカード様をイメージしてねんVv
SecretSweet illusion(21)
朝になり藤宮は目覚めた。浴衣を着たままで眠っており、古川はバスローブを着て横で眠って居た。
頭がぐわんぐわんする。二日酔いなんてした事ないので、頭痛がし起きれない。
ベッドサイドテーブルに置かれた携帯電話のアラームが鳴る。古川はもぞもぞと身体を動かし、ベッドサイドテーブルの携帯電話に手を伸ばしアラームを止めた。
古川は藤宮が起きた事を気づくと声をかけた。
「おはよう、悠紀。」
「おはようございます。」
古川はさっぱりとした顔で二日酔いもしてない。藤宮の顔を見て古川は察した。
「その顔では、二日酔いだな。もし、気分がすぐれないなら、ゆっくりと休み薬でも飲みなさい。チェックアウトは14時だから、慌てなくっても良い。」
「はい、ありがとうございます。あの、僕、浴衣を着たまま寝むちゃった。浴衣が皴(しわ)になってる。ごめんなさい。」
「それは気にしなくって良いさ。眠ってる悠紀の、浴衣を脱がすのは気が引けた。了解を得てもなかった。無防備に眠る君を見て、私も眠くなった。」
「あんな美味しいワインはそう飲めないし。ビール飲めなかった。僕、ソファーで寝たのに、起きたらベッドに居るし。凄く酔っ払ってたみたい。えへへ。」
「帰りの着替えは用意してあるから、心配しなくっても良い。寝るなら、バスローブにでも着替えたらどうだ。」
古川にそう言われて、バスローブに着替えて再びベッドに横になった。
古川はシャワーを浴びてきたらしく、ベッドルームに戻って来た。手には頭痛薬とペットボトルの水を手にして居た。
「ほら、飲みなさい。」
藤宮はベッドから起き上がる。
「薬飲むの苦手。」
「苦手??」
「粒を飲み込むのが下手で零しちゃう、薬は嫌なんだもん。苦いし。」
駄々っ子??と古川は思い藤宮に言う。
「ならば薬を私が飲ますぞ。それの方が嫌だろ。」
藤宮は嫌がるそぶりなく、古川の言った事を期待に満ちた喜々とした瞳。藤宮の返事を聴かずとも分かったので、古川は口移しで薬を飲ませる事にした。
古川は薬をパッケージから二粒取り出し手の平に乗せた。二粒を指先で摘み藤宮の口内に含ませた。
ペットボトルのキャップを開封し、ペットボトルを口に含む。古川は水を口に含み藤宮に口移しで水を飲ませた。
上手に飲み込めたらしく、喉がゴクリと動き嚥下(えんか)したのを確認。
ベッドサイドテーブルにペットボトルを置いた。
「薬が効くと思う。透さん、お腹すきました??」
「特に空いてはない。君と少し朝寝を楽しみたい。」
「朝の6時だから、もう一眠り出来る。起きたら食事へ行こう。」
「はい。」
二人はベッドに横になり、羽毛布団をかけて眠る。
藤宮は小さな欠伸(あくび)をし、ピッタリと古川の胸に身体を寄せて眠りだす。
昨日の晩の藤宮の表情とはまた違う寝顔。
夕べは人を誘い心を翻弄(ほんろう)し、まるで淫夢(いんむ)の使者の様な眼差しだった。今は例えるならば、愛らしい純真な少女の様な寝顔である。
合意を得ずにあのまま、もし─────── 藤宮を抱いたのであれば?? 藤宮を傷付ける行為に成り兼(か)ねないと。 何かも知りたいと思うのは、まだ先の事で良いと古川は結論に達した。
古川は藤宮に唇(くち)づけ抱き寄せた。
曇りのち??(22)
SecretSweet illusion(21)
朝になり藤宮は目覚めた。浴衣を着たままで眠っており、古川はバスローブを着て横で眠って居た。
頭がぐわんぐわんする。二日酔いなんてした事ないので、頭痛がし起きれない。
ベッドサイドテーブルに置かれた携帯電話のアラームが鳴る。古川はもぞもぞと身体を動かし、ベッドサイドテーブルの携帯電話に手を伸ばしアラームを止めた。
古川は藤宮が起きた事を気づくと声をかけた。
「おはよう、悠紀。」
「おはようございます。」
古川はさっぱりとした顔で二日酔いもしてない。藤宮の顔を見て古川は察した。
「その顔では、二日酔いだな。もし、気分がすぐれないなら、ゆっくりと休み薬でも飲みなさい。チェックアウトは14時だから、慌てなくっても良い。」
「はい、ありがとうございます。あの、僕、浴衣を着たまま寝むちゃった。浴衣が皴(しわ)になってる。ごめんなさい。」
「それは気にしなくって良いさ。眠ってる悠紀の、浴衣を脱がすのは気が引けた。了解を得てもなかった。無防備に眠る君を見て、私も眠くなった。」
「あんな美味しいワインはそう飲めないし。ビール飲めなかった。僕、ソファーで寝たのに、起きたらベッドに居るし。凄く酔っ払ってたみたい。えへへ。」
「帰りの着替えは用意してあるから、心配しなくっても良い。寝るなら、バスローブにでも着替えたらどうだ。」
古川にそう言われて、バスローブに着替えて再びベッドに横になった。
古川はシャワーを浴びてきたらしく、ベッドルームに戻って来た。手には頭痛薬とペットボトルの水を手にして居た。
「ほら、飲みなさい。」
藤宮はベッドから起き上がる。
「薬飲むの苦手。」
「苦手??」
「粒を飲み込むのが下手で零しちゃう、薬は嫌なんだもん。苦いし。」
駄々っ子??と古川は思い藤宮に言う。
「ならば薬を私が飲ますぞ。それの方が嫌だろ。」
藤宮は嫌がるそぶりなく、古川の言った事を期待に満ちた喜々とした瞳。藤宮の返事を聴かずとも分かったので、古川は口移しで薬を飲ませる事にした。
古川は薬をパッケージから二粒取り出し手の平に乗せた。二粒を指先で摘み藤宮の口内に含ませた。
ペットボトルのキャップを開封し、ペットボトルを口に含む。古川は水を口に含み藤宮に口移しで水を飲ませた。
上手に飲み込めたらしく、喉がゴクリと動き嚥下(えんか)したのを確認。
ベッドサイドテーブルにペットボトルを置いた。
「薬が効くと思う。透さん、お腹すきました??」
「特に空いてはない。君と少し朝寝を楽しみたい。」
「朝の6時だから、もう一眠り出来る。起きたら食事へ行こう。」
「はい。」
二人はベッドに横になり、羽毛布団をかけて眠る。
藤宮は小さな欠伸(あくび)をし、ピッタリと古川の胸に身体を寄せて眠りだす。
昨日の晩の藤宮の表情とはまた違う寝顔。
夕べは人を誘い心を翻弄(ほんろう)し、まるで淫夢(いんむ)の使者の様な眼差しだった。今は例えるならば、愛らしい純真な少女の様な寝顔である。
合意を得ずにあのまま、もし─────── 藤宮を抱いたのであれば?? 藤宮を傷付ける行為に成り兼(か)ねないと。 何かも知りたいと思うのは、まだ先の事で良いと古川は結論に達した。
古川は藤宮に唇(くち)づけ抱き寄せた。
曇りのち??(22)