もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

真夜中。

2010-04-25 09:21:46 | 腐女子の御伴
お腹空いてせつなかったの。お腹空いて眠れないしなぁと思いカキしてみた。したら、カキ終えたら眠くなり寝て朝までぐっすり。

だから、お腹が空いて哀しく機嫌が悪かったので、御堂さんと霧島の会話が刺々(とげとげ)しいですね(^-^;)

偽造メガミド設定の御堂さんと霧島の場合は端(はな)から、お互いギスギスとした関係で暫くすると、御堂さんは霧島に対し温情を持つけど霧島は一切何も御堂さんに対し感情を持ってません。

通常の設定では御堂さんは、霧島の最愛の御主人様です。

鬼畜眼鏡 偽造メガミド gentle Darin??mix.(3)

2010-04-25 06:11:44 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


  ■メガミドルートのネタバレあります!!



*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。 一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。*



         gentle Darin??mix.(3)



夏貴が遺言として、契約の道具を白の封筒に封入し条件付きで契約を御堂に譲渡した─────── その内容は、御堂が撰べる様にと都合の良い条件であった。

しかし、御堂は空想好きな夏貴の遊びにしか受け取らず…… 霧島にその契約に必要な道具が封入された白の封筒を霧島に返しに来た。



夏貴が他界し四十九日が過ぎて、霧島がMGNで一人で残業をして居る時に御堂が訪れた。


「貴方の…奥さんから、以前に渡された物を、お返ししようと思う。空想好きな奥さんの様だな。」

「それを、私に返してくださるのですか??空想好き?? 御堂様が、そう申されるなら良いでしょう。」

霧島はそう言うと実に楽しげに嘲笑(せせらわら)う。

「何が可笑(おか)しい!!」

「夏貴様が存在しない世界では、私は必要ない… 霧島秋彦の名前と契約の道具を遺(のこ)してくださった。私はそれだけで幸せです。」

「名前と契約の道具だっと?? 奥さんである夏貴さんからの頼み事はまだあるぞ??」

「夏貴様の頼み事とは───── 」

幾ら主人である夏貴が他界して居ても、夏貴が遺(のこ)した条件があるならそれに遵わないといけない。

「奥さんの名前を出しただけで、態度を変えるとはな。」

御堂は霧島を睨み返す。

「夏貴様は私には何も、言わなかったなのに何故(なぜ)、御堂様に……」

そう言うと霧島はその場でがっくりとその場にしゃがみ込む。

「これから、八年間、私に仕えろとの事だ良いな??これが、奥さんである夏貴さんからの直筆の手紙で証拠(しょうこ)だ。良いな。」

そう言いと御堂は夏貴が書いた手紙をがっくりとその場にしゃがみ込んだ、霧島の足元に投げ捨て笑い飛ばし去って行き扉を出る前に振り返り御堂は言う。


「くだらない。 そんな物に、しがみつくとは愚かだ。八年間だけ私に付き遵(したが)えば良いだけだ。良いな??霧島。」





私は… 主人でもない、貴方の命令に遵(したがっ)たのではなく、私は夏貴様の命令に遵(したがっ)ただけですよ。


貴方の魂に、惹(ひ)かれる事はありません。



それをお忘れなく…‥ 御堂様。


それから、霧島は御堂にただ言われた事に従った。


暫くして、黒川と文月が宮阪を連れて霧島の元を訪れた。宮阪は15歳で幼くもあり美しい面差(おもざ)しと、透き通る黒きその瞳を見て霧島は救いを見いだした。


御堂との主従(しゅじゅう)は、霧島は感情を遮断(しゃだん)し過ぎ──────── 何年か経つと御堂は霧島を信頼し、霧島は何年も経つが御堂に対し何も思ってはない。



御堂はプロトファイバーのプロジェクトへ、大隈の命令で霧島は他のプロジェクトに参加する事になり御堂から離れた。

ちょうど八年目になると霧島はそう思った。

プロトファイバーのプロジェクトの噂は聞いたが、御堂の行動が思わしくない。度重なる仕事の重大なミスが原因でプロジェクトから失脚、その果てには会社を無断欠勤し、連絡もなく失踪をしたと聞き驚いたが主人でもない者を憐(あわ)れむ趣味はなく、ただ成(な)り行(ゆ)きを見つめた。

MGNの子会社でキクチマーケティングの佐伯と言う男に蹴落とされ、失脚しプライドの高い御堂は逃げ出したとも噂を聞き霧島は特に動揺もなく仕事を続けた。

やがて佐伯が部長となり暫(しばら)くして、突如(とっじょ)退職し霧島は部長となる。御堂が居ないのであれば、大隅ごときの下で働く事はない──────


霧島は御堂が座るはずだった、専務取締役の椅子に座った。


悪趣味だ、何も特に固執する理由がないのであれば、異府(いふ)に帰還(きかん)すれば良いだけであるが─────── 宮阪から放れがたい。宮阪の全て自分のモノにしたいが黒川と文月が赦(ゆる)さないだろう。

執務室のデスクチェアーに座り持て余す長い足を組みデスクに頬杖を付き霧島はため息をついた。秘書である、岩永がそんな霧島を見て言う。

「ほんと、貴方は御主人様が不在だっと、ロクな事をしないわね。」

「良い、暇つぶしになりますよ。人間であれば、ある程度は欲しい物は手に入る立場でありながら、本当に欲しいモノには指一本触れる事さえ出来ない。」



岩永は白のワイシャツ黒のスーツ上下で胸元に黒の細いビロードのリボンを結んでいる。ショートカットで髪の毛は黒で、身長は平均的であり容姿も良くただ美しいだけではなく利発さを兼ね備えた──────女性であり 霧島と同様に異府(いふ)の者である。


「暇つぶし…‥をしてまで欲しいのに手に入らない、指一本触れられないとは楽しいそうね。」

「えぇ、楽しいですよ。岩永貴方がコッチに、来て居たとは驚きでした。お蔭様で助かります。」

「私も貴方同様に、暇つぶしをしたいだけよ。では、霧島専務、次の仕事をしましょう。」




gentle Darin??mix.(4)