埼玉0039

「じーーーーー。」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」



「あんだよー、そんなにみられていると、あっちのねこかんさつにしゅうちゅうできないのニャ！」



「・・しょうがないので、オマエをあいてにしてやるのニャごろーん。」



「・・っとゆだんさせておいて、べしー。」



「ふぉふぉふぉ。わかいのう。このわたくしとたいとうにわたりあうには、じゅうねんはやいのニャ。」

埼玉0038

「これでよし・・・と・・・・・くっくっく。・・・・・ん？」



「なにみてんのニャおまえ！べつにここへ、たべのこしたメシをかくしたなんてことはけっしてないのニャ！」



「やしょくにたべようなんておもってないのニャ！なにもないのニャ！わかったらあっちへいけニャ！」

埼玉0037

しむらー！
「なんニャ。わたくしはしむらなんていうなまえではないのニャしっけいな。」



うしろー！しむらー、うしろうしろ！
「あーもうしつこいのニャ！わたくしはしむらではないのでしむらってよぶんじゃねえのニャこのわからずやめ！」

埼玉0036

「ンミャー！おまちかねのミルクのじかんですのニャー！」



「ミルクのまえに、みをきよめるためにミズをのんでおくのニャ。ぺろぺろ。」



「うはー。ミルクうめー。たまんねー。」



「ぬがっ！でおくれたニャ！おれもミルクー！」



「うまうま。」
「にゃふー。このいっぱいのためにいきてる、ってかんじですのニャ。」



「むっふっふー。オトナでもミルクはだいすきですのニャ。」



「ほら！オトナせんようのでっかいようきに、ミルクいっぱいですのニャ。がふがふ。」



「ちょっとゴミはいってるけど・・・。」



「・・・・・あーっ！！」
「がふっ！！」



「てめえこのオトナこんちくしょう！なにコドモせんようのミルクのんでるのニャ！」
「・・のんでないのニャ！ちょっとニオイをかいでいただけなのニャがふー！」



「・・・・・さて、みもきよめおわったことだし、いよいよおまちかねのミルクタイムですのニャ・・・！」



「・・・・・・・・・・・・なんか、ものすごくすくなくなっているのニャ・・・・・。」



「いったいだれがこんなことを・・・・・・・・。」



「お、おれじゃねえ！おれじゃねってゲフー！」



「・・もういいのニャ・・・ショックでしょくよくがなくなりましたので、ここでフテねしてやるのニャ。」

埼玉0035

「ただいまスキンシップちゅうですのニャ。おていれをさせてやってるところですのニャ。」



「ぺろーぺろー。」
「そうそう、そこそこ・・・もっとねんいりにたのむニャ。」



「べろーべろーべろー。」
「うむ、よいかんじニャ・・・・・」



「べろりんれろりん、あぐあぐー」
「ち・・ちょっとやりすぎ・・・か、も・・・」



「ぺろーぺろーぺろー」
「うへーごくらくごくらく・・・って、ちょいまち！」



「なにみてんだてめえコンチクショウ！キシャー！」



「・・・な、なになに？」



「あそこで、われわれのスキンシップをのぞきみしていたヤツをみつけたので、いかくしておいたのニャ！」



「・・・・・っておもったけど、どうやらきのせいだったようなのニャ。」



「きのせいかよ！モフン」



「あにすんだてめー！バキッ！」
「へぶしっ」



「てめえこのあばずれー！」
「なにいってんだこのろくでなしー！」
「・・・あーあ。はじまってしまったのニャ。」

埼玉0034

「くたー」



「くっくくく・・・ふたたびくろマスクとうじょうなのニャ。いまからヤツをおどろかせてやるのニャ。」



「ゆっくり、こっそりちかづいて・・・」



「・・・・・わっ！！」
「ギャアアァァァ！」
「ひべしっ！」



「いてえのニャ！ひどいのニャ！なにどさくさにまぎれてケリいれとるのニャ！」



「・・・くっそー、よくもやってくれたのニャ。かくごしやがれニャ。ちょい、ちょい」



「よし、いまニャ！」



「フライングボディーアターック！」



「ふはつ！」



「シャーッ！モシャーッ！キシャーキシャーッ！！」
「うげ・・・ちょうおこってるのニャ・・・。」



「そんなにおこらなくてもいいのに・・・ほんのジョークなのニャ・・・。しかたない。」



「ち、ちょっときゅうようをおもいだしたので・・・それじゃニャ・・・。」
「オイコラ、にげんじゃねえニャ。」

埼玉0033

「いらっしゃいませニャ。えいぎょうちゅうなので、どうぞよっていってくれニャ。」



「ただいまバイトちゅうですのニャ。くっていくためには、ねこもはたらくじだいなのニャ。」



「しかし・・・もうこうたいのじかんなのに、アイツいったいなにをやっているのニャ・・・いらいら。」



「ぺろーぺろーぺろー」



「ねこのしなやかなからだは、ぜんしんをおていれするためにあるとおもうのニャ。」



「それはもはや、おていれすることがねこにとってのしめいであるともいえるのニャ。」



「・・それはそうと、いまからものすごいはやさでごろごろするのでみていてくれニャ。」



「ぐりりりりりりり～！」



「ごろろろろろろろ～！」



「はぁ・・はぁ・・・・どうニャ、すごいだろう・・・・はぁ、はぁ・・・・・。」



「ごろごろしたら、またからだがよごれてしまったのニャ。おていれさいしょからやりなおしニャ。ナメーナメー。」



「・・・シビレをきらしてきてみれば、オマエなにバイトさぼってあそんでんのニャ・・・！」
「あそびじゃねえのニャー、おていれなのニャ。」

埼玉0032

「すー・・・すー・・・・・・zzz」



「（くっくっく・・・くろマスク、ひっそりととうじょうなのニャ・・・・・）」



「・・とあー！ひっさつ！しりアタック！」
「ッッ！！」



「フハハハ！しりアタックでオマエのシリをゲットするのニャ！これがただしいシリトリなのニャ！さあさあシリをよこせシリよこせ！」
「あんだよーもー・・・！」



「せっかくきもちよくねてたのに・・・あっちいけー！」
「ひべしっ！」



「がんめんをけとばすとは・・・それならそうで、こっちにもかんがえがあるのニャ！こかんアタック！」
「ンぎゃー！」



「さきにてをだしてきたのはおまえニャ！そんなりふじんなリベンジはゆるさんのニャ！」
「くくく・・・よいではないかよいではないか」



「ふがー！オマエなんかだいきらいニャ！ぜっこうニャ！ツメもでまくるのニャ！キシャー！」
「わ・・わかったのニャ・・・。もうおとなしくするのニャ・・わるかったニャ。」



「ふうぅ・・これでまたゆっくりねむれるのニャ。あんしんニャ。」
「・・・・・・・・。」



「それではねかせていただくのニャ。ぐー。」
「（・・・こそこそー。）」



「（・・・・ちょい！ちょいちょいっ！）」
「！！！ッ」



「あんだーてめー！もーゆるさないのニャ！こんちくしょう！こんちくしょう！」
「すまんニャ。ついできごころで・・・。（まんまとさくりゃくにはまってくれたのニャ。これでまたあそべるのニャ！やったニャくくく。）」

埼玉0031

「ぽけ～。」



「むー、まだこないのニャ・・・。」



「どうもニャ。ただいまぜっさんまちぼうけちゅうなのニャ。ぼーっとするしかないのニャ。」



「それにしてもおそいのニャ。まちあわせばしょをまちがえたのだとおもって、ちょっといどうしてみたのニャ。」



「ここでしばらくこしをおちつけてみるのニャ。どっこいしょっと。」



「しっかし・・・ほんとにくるのだろうか・・・・。もしかして、ダマされたニャか！？」



「・・・・・そんなうたがってもしょうがないのニャ。かほうはねてまてなのニャ。くかー。」



「っと！いかんのニャ！ねてるばあいじゃないのニャ！」



「やっぱりまちあわせばしょはこっちのハズなのニャ。もどるのニャ。」



「うーん・・・ヒトはとおるのに、あのヒトがこないのニャ・・・・・・あっ！」



「ごめんニャ。おくれたのニャ。」
「おっせえのニャー！まちわびたのニャー！すりすりー。」



「はっ！！・・・なんニャ！へんなのがいるのニャ！」
「アレはほっとけニャ。どうせなにもできないのニャ。」

埼玉0030

「どうもニャ。みてのとおりの、すてられたこねこなのニャ。」



「めがほとんどみえなくなっているのだけど、まったくみえないっていうわけでもないのニャ。」



「なにー？なにしてんのー？」
「いまちょっとセケンにむかってかたっているところなので、あっちいってろニャ。」



「それにしても、ヒトのかってでこんなところにおきざりにされるなんて、ねことしてもたまったもんじゃないのニャ。いきなりそとにほうりだされてもこまるのニャ。」



「おかげでめのびょうきになってしまって、このありさまなのニャ。ヒトはもっと、そのすばらしきちせいをかねそろえたノウで、じぶんのこうどうのさきをそうぞうしていただきたいのニャ。」



「さいわいにもここでは、すてるかみあればひろうかみありというべきか。いや、ほんとうにひろってくれるのならマジあんしんなのにニャ。」



「・・・ウワサをすればかげニャ。そろそろじかんのようニャ。」



「ちょいとちゅうだん。せきをはずさせていただきますのニャ。」



「おぉーい、メシくださいなのニャー。」



「でもこのばしょも、もうそうながくないときくのニャ。ヒトのかってでまた、ねこがふりまわされるけっかなのニャ。」



「せめてそのひがくるまでは、のんびりたのしくすごしたいものなのニャ・・・できることなら。こてーん。」



「はたしていきのびられるのかどうか・・・。やっぱり、ねこをすてるのはやめてくださいなのニャ。。。ぐー。」

埼玉0029

「にゅるりん」



「ぱっ」



「・・・あ！でてきたのニャ！」



「じっとここでまっていたかいがあったというものニャ。」



「こうしてはおれんのニャ。すぐにあいにいくのニャ。たったったっ。」



「あいにきたのニャふがふがー。」
「ふがふがー。」



「すりすりすりー。」
「ふががー。」



「ぶるぶるぶる！」
「ふがっ。」



「うれしくて、しぜんとシッポもピンとなってしまうのニャ。」
「ふがふがー。」



「・・・なにみてんのニャ！のぞきみなんて、シュミがわるいのニャ！」
「ふがー。」

埼玉0028

「こういったひるまは、ひかげでのんびりぼけーっとすごすのがいちばんなのニャ。」



「ぼけーーーーーーー・・・」



「・・・んっ？」



「なんかよばれてるようなのニャ。なごりおしいが、ちょっといってくるのニャ。」



「ちょっとまっていてくれニャ。」



「・・・・・・・・・・・・。」



「そのばしょ、とっちゃだめニャよ。」

埼玉0027

「あぐあぐ」



「おていれぺろー」



「ぐりゅんぐりゅん」



「せいけつにたもつのニャぺろー」



「おていれならばまけないのニャふがふが」



「ぐぐ・・ぐ・・・・」



「おていれしょうぶをするのニャぺろー」



「ぜったいにまけないのニャぐりぐり」



「ま・・まけてらんないのニャ・・・」



「そのしょうぶ、うけてたつのニャごしごしー」



「こなくそこなくそ！むにー！」



「いっしあいかんぜんねんしょうニャごしーごしー」



「はぁ・・・はぁ・・・・まだしょうぶはつかないニャかぺろーぺろー」



「・・・そういえばこのしょうぶ、だれがはんていするのかきめていなかったのニャぺろーぺろー」

埼玉0026

日陰でのんびり



ゴミ屋敷・・・・・



「・・・ん？だれニャ？」



ちょっとは掃除したほうがいいのでは・・・



「そうじなんかしたくてもできないのニャ。ねこなので。にそくほこうがかんたんにできるイキモノはいいのニャ。いろいろべんりで。」



「もしアレだったら、オマエにそうじさせてやってもよいのニャ。そうじしていけニャ。」
やです。

埼玉0025

「くっくくく・・・・・」



「もうすぐアイツがとおりかかるハズなのニャ・・・・」



「ここからとつぜんとびかかって、おどろかせてやるのニャ！ひごろのうらみニャ！」



「おまえバレバレなのニャ。」
「・・・あっ！」



「ま、まってー！」



「いってしまったのニャ・・・さくせんしっぱいなのニャ・・・・・。」



「ゆだんしてたのニャ・・・お、おまえとはなしてたからなのニャ！おまえがわるいのニャ！」



「あーもー！チキショー！いらつくのニャ！！」



「もうなーんもやるきないのニャ！フテねするのニャ！きょうはもうだらだらすごしてやるのニャ！」