
ちょっとちょっと、聞いてくれニャ。

先日突然猫バッグに入れられて拉致られたのニャ。
次に外に出た時は、オレのキライなあの風景が広がっていたのニャ。
外はこわいニャ。でもここはもっとこわいニャ。
バッグ越しにワンなイキモノがフガフガしながら覗いてきたので、「シャー!」って威嚇しておいたニャ。
なめられたらおしまいなのニャ。

いよいよオレのキライなアイツが登場したのニャ。
いつもいつもオレにひどいコトするアイツニャ。
アイツだけは都合良いように操ることができないのニャ。
「お熱計りますよー」と言って変な棒をオレの肛門に突き刺したのニャ。
耐えたニャ。泣いたら負けと思ってがんばったニャ。
「強いねー、えらいねー」と褒め殺してきたニャが、この喪失感はそうぬぐい去ることはできないのニャ。

そしたら次は、なんかヘンなニオイのする、スースーする液体を肩あたりにぬられて、鋭い針で刺されたのニャ。
暴力ニャ。DVニャ。「わくちんせっしゅ」という名の虐待ニャ。
許せないニャ。必死で耐えてきたオレも、最後の最後でアイツに「シャー!」と威嚇してやったのニャ。
なめられたらおしまいなのニャ。

まったくひどい目にあったニャ。
まさか我が下僕がこんな下克上を企てるなんて。
このオレが受けた辱め、絶対に許さんと誓ったニャ。
でもでっかいササミとミルクをくれたので、今回ばかしは許してやるコトにしたニャ。
特例ニャ。次は無いと思えニャ。
ヒトはもっと、ニャーに対してやさしくあるべきなのニャ。
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