※2009/2/14 「世界はニャーでできている。」は移転しました※
世界はニャーでできている。~過去ログ~



※記事の無断リンク、大歓迎します。※
コメント欄やメール等での申請は必要在りません。どうぞお好きに。
http://syggnya.blog26.fc2.com/blog-category-1.html
↑ここにリンクして下されば、初島ねこレスキューに関する記事がまとめて表示されるので良いと思います。

また、文章の転載も無断でOKです。
ただ画像の転載に限っては、事前に許可を得てください
よろしくお願い申し上げます。

---------------



先週初島を訪れてから一週間。
島にいるねこ達のことが頭から離れず、また不意に行って参りました初島へ。
2009年1月24日(土)。AM3:30起床の予定が寝坊してAM5:30起床。
寝坊が響いて、島へ到着したのはAM11:15。
一週間ぶりの顔たちが、一週間ぶりの光景で生活をしていました。
実は熱海に一泊しまして、翌1月25日(日)にも島へ渡りました。
その模様も併せてお送りいたします。






ぽかぽか陽気にぐでんぐでん。



流木と格闘。





土曜日。この日、午前中は晴れていました。
暑いくらいの陽気の中で、ねこ達はのんびり、ゆっくり、自分たちの時間を過ごしていました。










とても人懐こいねこが寄ってきました。
ミャオミャオおしゃべりしながら、撫でれと言わんばかりに目の前で座る。
ひとしきり撫でて、つかれたのでやめるとまた鳴いて催促。
こんなにも懐こいならば、すぐにでも保護できるのではないか。
しかし、寒い日が続く今日、毎晩ねこ団子をつくって、身を寄せ合いながら寒さに耐える毎日。
面倒見の良いこのねこ(オス)が居なくなってしまったら、残されたねこは一体どうなるんだろう。
保護するなら、ここあたりのねこを一斉に。
ねこの為を第一に考えて、計画的に進めたいとのこと。
本当にねこ達のことを考えながら、レスキューをされているんだなあと、自分は感じました。




日光で熱せられたテトラポッドがあったかい。



岩場はここのねこ達の庭。










なぜ、この子たちは受け入れられないんだろう。
なぜ、知らぬ存ぜぬを決め込めるのだろう。
せつなくて、悲しくて、悔しい。






安心してごはんが食べられる。そのことすら、許されなかった。
でもとりあえず、今は安心だね。よかったね。




訪れる何も知らない観光客の方は、「島の人にお世話してもらって、幸せだねー」と、嬉しそうにねこに話しかける。
そんなふうにねこ好きに問いかけられたら、島の人間はどう答えるんだろうか。適当に笑顔でごまかすのか。




言えやしないだろうよ。我々はねこへのエサやりを禁止しております、などという真実は。



あの観光客の方にとっては、ここはねこにも優しい島であるという認識がインプットされたんだろう。
すごく、ものすごく、いたたまれない気持ちになった。




もっと多くの人に、この現実を知ってほしい。
まずはねこ達のレスキューが先決だけど、落ち着いたら、観光客に対するマイナスイメージもいとわない、マスコミに取材されても関係ないなどと言い張るここの長に、現実を知らしめたい。







左目がただれてひどいことになっているねこは、両日とも、先週と同じ場所で日光浴。
しかし、このお気に入りの場所には、釣り糸やら何やらの危険なゴミが散乱している。
見ていてひやひやする。
でも、この子にとってはここが一番居心地の良い場所なんだろう。
じっと動かず充電して、夜に備えるのだろう。
そっとしておくのが、一番の思いやりだと思いつつも、ルールだとかマナー以前のことができていない投棄者に対し、怒りを禁じ得ません。










1月24日(土)は、昼過ぎから徐々に雲行きが怪しくなり、空が灰色で埋め尽くされた頃には、海水面の上昇と激しい波が打ち付けるようになりました。




岩礁やテトラポッドに、容赦なく打ち付ける波。激しい音と共に、しぶきが立ち上がるそばで、ねこ達は平然としている。




勿論ぼーっとしている訳ではなく、このくらいの波ならこのへんにいれば大丈夫、と悟っているかのよう。
すごそこまで濁流が迫っているのに、平然と闊歩するねこ。
なんとも逞しいが、見ているこっちが心臓に悪かった・・・。

ぽつぽつと雨が降り始め、ねこ達はみんなテトラポッドに避難。
ここで生まれ育ったねこ達。慣れたものなのでしょう。
しかし大雨や台風のときなどは、こんなもんじゃ済みません。
一体どうやってやり過ごすんだろうか・・・。







そうそう。
先週はここに「ねこにエサをやるなら、避妊・去勢を!」という看板がはめ込まれていました。
平日中に、役所の人が取り外しにきたそうです。
一体どういう意図があるのかは知りませんが。
その内容には、確かに理にかなっている部分もあります。
しかし、「ここ」みたいな特殊な環境、特異な状況下では、もっと違った内容である事が望ましいと考えます。






晴れた日中はとても暖かい。
でも、太陽の陽がまだ届かない朝や曇り、雨の時は、やはり凍えるくらいに寒い。
ねこ達もバカではないので、ちゃんと自分らなりに対策できる場所や方法は確保しているようだけど、厳しい環境であることを再認識しました。
ここで力強く生きてきたねこ達を尊敬し、敬意を表して島を後にしました。



次に会うときは、シェルターでね。




※こちらのBlog
世界はニャーでできている。-なでしこ館-
でも、しばらくの間、2年半前&先日の初島ねこのすがたを撮した写真を公開しております。
よろしければどうぞ。



---------------
※記事の無断リンク、大歓迎します。※
コメント欄やメール等での申請は必要在りません。どうぞお好きに。
http://syggnya.blog26.fc2.com/blog-category-1.html
↑ここにリンクして下されば、初島ねこレスキューに関する記事がまとめて表示されるので良いと思います。

また、文章の転載も無断でOKです。
ただ画像の転載に限っては、事前に許可を得てください
よろしくお願い申し上げます。





コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 初島へ行って... 初島のねこ達... »