※2009/2/14 「世界はニャーでできている。」は移転しました※
世界はニャーでできている。~過去ログ~




さて、本日6月20日は、ケンシロウの4さいの誕生日です。



「うむ、そうか。じゃ、いわえニャ。」



もちろん、今日のメシは茹で上げ鶏ササミですよ。



「むっはー!いやむしろこのままナマでむしゃぶりつきたいのニャ!ふがふが」


そうもいかないので、やっぱり茹でます。



「まだかー!はやくしろニャてめー!」



「むひょーうまうまがつがつがつむちゃむちゃむちゃふがふがんがっ」



「ぷはー!うめえのニャ!やっぱりトイレのあとのメシはかくべつなのニャ!」



「・・・ん?そっちくわねえんならオレがくってもよいニャよ。」


なではいつものモンプチ命であり、イレギュラーなたべものには興味を示しません。



「・・・・・・・・・・・・」



「きょうみなしニャ。」


そんなこと言わずに、ほら食ってみ。



「ふがふがふが・・・」



「けっ。」



「ならばここはやはりオレが。もしゃもしゃもしゃ。」



「ふつうのメシをよういしていただきたいのニャ。そうでないと、ここからいっぽもうごきませんのでそのつもりで。」


しょうがないので、いつものモンプチをササミの上からかけて提供します。



「そうニャ。このメシでないとうけつけられないのニャ。もうモンプチのとりこなのニャ。」



「こっちもいただきまんもすー。むしゃむしゃむしゃ。」



「かーっ!うめえニャ!やっぱりひるねのあとのメシはかくべつなのニャ!」



なでにメシをどんどん食われている事にも気づかず、食休み中の、本日の主役ケンシロウ。



4さいというと、人間の年齢に換算したら32歳。



下僕であるしぐと、同年齢にまで追いつかれました。



「なにコカンうつしとんニャ!ワレ!」



これが32歳か・・・・・・


まあ、こんなもんか。俺も。精神年齢。




そして本日の、ケンシロウ誕生日企画。
特別動画をここに公開いたしますよ。
10分弱と長いですが、どうぞご覧下さい。











「!!・・・・・ほぼオレうつってねえニャ!」


ともあれ、ケンシロウもなでも、あと30年以上生きて、ギネスブックにおけるねこ最高齢の記録を抜いていただきたいと思います。







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文字通り、旅に出ておりました。
福島経由で、宮城へ。三泊四日。
ここ2年ほど、この時期(ゴールデンウィーク)の定例となっていた、宮城の某島と、途中寄り道して東の猫駅長に会ってきました。それと今年初の日焼けと。超ヒリヒリ痛かった。
まあ、帰ってきたのは一週間ほど前なんですが。日焼けはさっき、皮がめくれてきました。





芦ノ牧温泉駅の名誉駅長「バス」さん


福島は会津、芦ノ牧温泉駅に住み着いている、御歳10歳前後というおばあちゃんねこ。
若い頃に地元の小学生が駅へ連れてきて以来、ここでのんびり暮らしているらしい。
名前は「バス」。某有名アニメ映画中のキャラクター「ねこバス」になぞらえたという。
2008年4月24日に当駅の「名誉駅長」として会津鉄道株式会社から委任状を受け就任。
和歌山のスーパー駅長・たまのように、世界中から注目される福招きねことなるか。


しかし




寝る



寝る



本当に



寝てばかり


「今日も仕事放棄じゃにゃあ」というキャプションをつけられるほど、確かにずーーーーーーっと寝てばかり。
年齢やらねこの習性やらを考えると至極当然であるのだけども。
寝てるところにちょっかい出すと、「んなぉあぉ~、んなあ゛~ぉ~」と鳴いて不機嫌になる。
一時間に一本程度の割合で電車が駅に到着するが、たまに車内乗客から熱烈な催促があると、「いやだーいやだー、ねかせろー」とうだうだ言いながら人間の駅員さんが、寝ているバスを抱えてホームまで顔見せアピールする時があり、ちょっと可哀想(笑。
任務が完了し元の場所に戻されると、ぶつぶつ言いながらまた眠る。
このねこの本能全開っぷりが、またたまらないのであります。
働き者の和歌山・たまスーパー駅長とはまた違った魅力。

夕方が近づいてくると、だんだん元気に歩き回るようになる。
人間に媚びず、ねことしての正しい生活リズムを崩さないバスがステキ。




「ゆうがたからのぎょうむはまかせておいていただきたいのニャ!」


夕方、帰宅し駅に到着した男子中学生に、わしわし撫でられていた。
住民に密着したねこなんだなあ。感激。




で、次は宮城の某島へ。



相変わらずすごい



やっぱりここに来ると安心する。ねこが平和に暮らしている。



「あちー」「あづー」









世界中が、こんなにも平和ならいいのに。



「サカナおくれニャ。」




漁港に、こねこが4にんいました。



ほわほわな毛玉がしきりに動いたり、腹を上下させながらぐっすり寝たりと微笑ましく見ていたのだが、この子たちはちょっと前に漁港で捨てられていたらしい。



あぁー、やっぱり・・
ねこの楽園、と言われ有名なこの島は、遂にそういう場として標的にされるようになってしまったのだ。
ほんと、人間にはがっかりだ。




幸いなことにこの子たちは、優しい漁港のヒトたちによって保護され、また、先住のねこ達にも受け入れられ育っている。

4にんのこねこのうち1にんは、カラスに弄ばれたのか足をちょっとやられてしまったという。随分マシになってきたというが、今でも動作がにぶく、野生動物が多く居るこの島で、果たしてこれから無事に育ってくれるかどうかが心配でならない。

わざわざ船で来るくらいだから、ねこ嫌いの人間が捨てに来たのではないと思うけど、「ここなら幸せに育ってくれるだろう」という安易であさはかな考えで捨てないでいただきたい。人間の身勝手さに腹が立つ。
ねこを捨てるという事は、命を奪う事と同等なんだという事を認識すべきだ。




ねこを捨てるのは犯罪です。法的にどうかという以前に、倫理的な面で人格を疑います。
この子たちの無事を。この島のねこ達の無事を。
そして全てのねこの幸せを。この島のねこ神社に祈ってきました。
どうか、みんな、幸せでありますように。




更に、隣の島へ。



昨年来た時には見かけなかったねこがいる。増えた?


前の島、お世話になった民宿のご主人が、ものすごい量の食事を用意して下さり、完食するのに半泣きであったのだが(残すの嫌い)、それがわざわいしてか、この日の夕食時。全く腹が減ってない。困った。
いや、それでも、無理矢理食べようとするのだけど、俺の座っている目の前、廊下と玄関をはさんで外からねこが覗いてる訳ですよ。
「いれてー!なかにいれてくれニャー!そしてオレにもサカナを!」
などと言いながら、なんども中を窺っている訳ですよ!




こんな感じで(写真は昨年撮影したもの)。


ぬおー!メシなんか食ってられるかー!太郎ー!ごめんよー!(このねこの名前です)

なんというか、牧場で牛を見ながらステーキを食う、とはちょっと違うかもしれないけど、とにかく罪悪感みたいないたたまれない気持ちの中食事を続けることは難しかった。
・・・まあ、実際ほんと腹減ってなかったので、俺としては珍しく、しかし苦渋の決断で豪華磯料理を少し残してしまったのです。




一方、漁港でサカナをゲットして浮き足立つ他のねこ





この写真は、一年前この島で撮ったものです。

夕方から翌日昼までと短い滞在期間でしたが、今年この茶トラの姿をみなかったので、帰り際恐る恐る旅館のおかみさんに聞いてみたのです。

やはり、亡くなったとのこと。




カラスに横腹を傷つけられ、それが原因で、とのこと。絶句してしまった。残念で、悲しくて、無念で、せつなくて。



結構年齢がいっているように感じたけど、今年も会えるって思っていたのに。
もうカラスなんぞは金属バットでフルスイング&ジャストミートしてくれるわ、などと危険な想いが頭をよぎりましたが、人間としては、これも自然の摂理と考え諦めるしかないのです。
それよりも、たくさん写真に写ってくれてありがとう、と、お礼をのべよう。




そういえば今年、この島に着いてすぐ、鳥居をくぐった更にずっと奥にある神社近辺にて、茶色いシッポが茂みの中に入ってゆくのだけを見かけました。
てっきりこの茶トラなのだと思いつつ、しかし結局亡くなっていた・・・ではあの茶色いシッポは一体なんだったのか。
ここいらのねこで、他に茶色いシッポをしたねこは、昨年今年あわせても見かけなかった・・・。
帰りの船を待つ間、自分に都合の良い解釈で考え進めるうちに、嗚咽がとまらなくなりました。
船が来て、焦って思考を散らしました。




そして今年、横腹の毛が薄くなっているねこを見かけました。
この子も昨年、今年と沢山写真に写ってくれたねこです。
どうか、無事に暮らしてゆけますように。
みんな、幸せでありますように。




ところでこの島、昨年今年と、明け方から昼くらいまではものすごい霧に包まれました。
一度なら良いけど、二度となると、写真的に、ちょっと。
この島独特の現象なのかな、と思ったら、仙台まで来ても霧は晴れていませんでした。
家に帰ってきて、その日宮城スタジアムで行われたプロ野球の試合ダイジェストをニュースで観た時も、ものすごい霧でした。
次回はちょっと季節を変えて行こうかな、と思いました。



外出中ケンシロウは寂しかったらしく、帰宅してからというもの、毎日のようにか細い声で鳴いて甘えてきやがります。
ういやつめ。7.5kgのくせに。
なでは相変わらずマイペースです。
俺の前で尻を静止させて叩けアピール。叩かないと甲高い声で鳴いて催促。ドMめ。
ウチは平和です。





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