《 見方は意識させることから 》
新学習指導要領は、その教科ごとの「見方・考え方」で整理されている。
見方は「視点」。
視点は、見るための立ち位置である。
児童・生徒をその位置まで導いてやるのも教師の仕事である。
これらは、その立ち位置。
過去に、その概念を一度は学習している。
この日の学習課題は、「日本は民主政治を実現するために、選挙に行かない人に罰則を設けるべきか?」
確かに外国の中には、罰金制度がある国がある。
課題を確認した後、教師は次のように言った。
「ここで使いたい視点は?」
生徒から「民主政治」「民主主義」「公正」「機会・結果の公正さ」など、次々に出され、適宜追加されていった。
意見発表は、「私は○○と○○に目をつけて、・・・・と考えました」と言っていた。
こうして、「見方」は生徒のものになっていく。